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公開番号
2024153396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023067270
出願日
2023-04-17
発明の名称
繊維機械及び連結部材
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
主分類
D01H
11/00 20060101AFI20241022BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】ブロアが発生させた空気流をダクトを介して複数の巻取ユニットに作用させる繊維機械において、ダクト内の圧力損失を低減する構成を提供する。
【解決手段】紡績機は、複数の紡績ユニットと、ダクト30と、ブロアと、複数の第1ユニット配管(ユニット配管31,32)と、空気流変向部83と、を備える。紡績ユニットは、一方向に並べて配置され、糸を巻き取る。ダクト30は、紡績ユニットの並列方向と同じ方向であるダクト長手方向に沿って配置される。ブロアは、ダクト30の内部の空気を吸引してダクト30に空気流を発生させる。複数の第1ユニット配管は、複数の紡績ユニットとダクト30との間にそれぞれ配置され、ダクト30の空気流を紡績ユニットに作用させる。空気流変向部83は、少なくとも1つの第1ユニット配管からダクト30への合流箇所であって、かつ、ダクト30の内部に位置し、ダクト30における空気流の下流側を向く。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一方向に並べて配置され、糸を巻き取る複数の巻取ユニットと、
前記巻取ユニットの並列方向と同じ方向であるダクト長手方向に沿って配置されたダクトと、
前記ダクトの内部の空気を吸引して当該ダクトに空気流を発生させるブロアと、
複数の前記巻取ユニットと前記ダクトとの間にそれぞれ配置され、前記ダクトの空気流を前記巻取ユニットに作用させる複数の第1ユニット配管と、
少なくとも1つの前記第1ユニット配管から前記ダクトへの合流箇所であって、かつ、前記ダクトの内部に位置し、前記ダクトにおける前記空気流の下流側を向く空気流変向部と、
を備えることを特徴とする繊維機械。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の繊維機械であって、
少なくとも1つの前記第1ユニット配管は、当該第1ユニット配管の長手方向と前記ダクト長手方向が直交するように、前記ダクトに接続されることを特徴とする繊維機械。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の繊維機械であって、
前記ダクトのうち前記ダクト長手方向の中央よりも、前記空気流の上流側に接続される少なくとも1つの前記第1ユニット配管から前記ダクトへの前記合流箇所に、前記空気流変向部が配置されることを特徴とする繊維機械。
【請求項4】
請求項1から3までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
全ての前記第1ユニット配管から前記ダクトへの前記合流箇所に、前記空気流変向部が配置されることを特徴とする繊維機械。
【請求項5】
請求項1から4までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
前記ダクト長手方向と、前記合流箇所における前記第1ユニット配管の長手方向と、を含む平面において、
前記ダクト長手方向に直交する方向に対して、前記空気流変向部がなす角が20°以上90°以下であることを特徴とする繊維機械。
【請求項6】
請求項1から5までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
前記ダクト長手方向と、前記合流箇所における前記第1ユニット配管の長手方向と、を含む平面において、
前記空気流変向部の全体が、前記ダクトの内寸の中央、又は当該中央よりも前記第1ユニット配管の取付位置に近い領域に位置することを特徴とする繊維機械。
【請求項7】
請求項6に記載の繊維機械であって、
前記ダクト長手方向と、前記合流箇所における前記第1ユニット配管の長手方向と、を含む平面において、
前記空気流変向部は、前記ダクトの内寸を4等分した領域のうち、前記第1ユニット配管の取付位置に最も近い領域に位置することを特徴とする繊維機械。
【請求項8】
請求項1から7までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
前記空気流変向部を含み、前記ダクトに着脱可能に取り付けられる連結部材を備えることを特徴とする繊維機械。
【請求項9】
請求項8に記載の繊維機械であって、
前記連結部材は、前記ダクトの開口に取り付けられる取付部を備え、
前記連結部材を前記ダクトに取り付けた状態において、前記取付部の外寸は、前記ダクトの前記開口の内寸以下であることを特徴とする繊維機械。
【請求項10】
請求項9に記載の繊維機械であって、
前記取付部は、前記合流箇所における空気流の漏れを低減するシーリング部を備えることを特徴とする繊維機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、繊維機械に設けられる空気流変向部に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ユニット(錘)を複数備える繊維機械を開示する。各ユニットは、糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、糸を吸引する糸吸引装置と、糸吸引装置に接続される小径管と、を備える。各ユニットの小径管は、1つの大径管に接続されている。大径管の下流側には、吸引ブロアが設けられている。ブロアは、大径管を介して糸吸引装置に吸引流を作用させる。また、小径管は、大径管の垂直方向に対して傾斜した向きで大径管に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-106139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、小径管と大径管の接続構造については詳細に記載されていない。しかし、小径管と大径管の接続構造によっては、圧力損失が大きくなる。特に、繊維機械が複数のユニットを備える場合は、ブロアから遠い領域に配置されるユニットの糸吸引装置に作用する吸引流が弱くなり易い。この場合、必要な圧力を得るためにブロアの出力を上げたり、管の内寸を大きくしたりする必要がある。
【0005】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、ブロアが発生させた空気流をダクトを介して複数の巻取ユニットに作用させる繊維機械において、ダクト内の圧力損失を低減する構成を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の繊維機械が提供される。即ち、繊維機械は、複数の巻取ユニットと、ダクトと、ブロアと、複数の第1ユニット配管と、空気流変向部と、を備える。前記巻取ユニットは、一方向に並べて配置され、糸を巻き取る。前記ダクトは、前記巻取ユニットの並列方向と同じ方向であるダクト長手方向に沿って配置される。前記ブロアは、前記ダクトの内部の空気を吸引して当該ダクトに空気流を発生させる。複数の前記第1ユニット配管は、複数の前記巻取ユニットと前記ダクトとの間にそれぞれ配置され、前記ダクトの空気流を前記巻取ユニットに作用させる。前記空気流変向部は、少なくとも1つの前記第1ユニット配管から前記ダクトへの合流箇所であって、かつ、前記ダクトの内部に位置し、前記ダクトにおける前記空気流の下流側を向く。
【0008】
第1ユニット配管からダクトに流れる空気流が、空気流変向部によってダクトの下流側に向けてガイドされるため、圧力損失を低減できる。
【0009】
前記の繊維機械においては、少なくとも1つの前記第1ユニット配管は、当該第1ユニット配管の長手方向と前記ダクト長手方向が直交するように、前記ダクトに接続されることが好ましい。
【0010】
これにより、第1ユニット配管をコンパクトに配置できる。
(【0011】以降は省略されています)
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