TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024151101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064236
出願日2023-04-11
発明の名称冷感生地用複合繊維、その製造方法、冷感生地、及び繊維製品
出願人青島紗支紡織科技有限公司,青島新嘉程家紡有限公司
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類D01F 8/12 20060101AFI20241017BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】高い吸湿性、速乾性及び柔軟性を有し、染色可能で、冷感を与える繊維を提供する。
【解決手段】芯鞘構造を備える冷感生地用複合繊維の芯は高密度ポリエチレンを含み、その鞘はナイロン6を含む。冷感生地用複合繊維の製造方法が、芯を構成する高密度ポリエチレンと、鞘を構成するナイロン6を共押出する共押出工程と、この共押出工程で得られたフィラメントを延伸する延伸工程を含む。この冷感生地用複合繊維が冷感生地に使用されている。この冷感生地が繊維製品に使用されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
芯鞘構造を備える冷感生地用複合繊維であって、
当該芯は高密度ポリエチレンを含み、
当該鞘はナイロン6を含むことを特徴とする冷感生地用複合繊維。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記冷感生地用複合繊維における前記芯の含有量が20~60質量%、前記冷感生地用複合繊維における前記鞘の含有量が40~80質量%であることを特徴とする請求項1に記載された冷感生地用複合繊維。
【請求項3】
前記芯及び前記鞘の断面が外周に凹凸を有する異形断面であることを特徴とする請求項1に記載された冷感生地用複合繊維。
【請求項4】
繊度が8~400tex、かつフィラメント数が10~250であることを特徴とする請求項1に記載された冷感生地用複合繊維。
【請求項5】
前記芯を構成する高密度ポリエチレンと、前記鞘を構成するナイロン6を共押出する共押出工程と、
当該共押出工程で得られたフィラメントを延伸する延伸工程を含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載された冷感生地用複合繊維の製造方法。
【請求項6】
前記共押出工程で得られたフィラメントを撚る撚り工程を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載された冷感生地用複合繊維の製造方法。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載された冷感生地用複合繊維が使用されている冷感生地。
【請求項8】
請求項7に記載された冷感生地が使用されている繊維製品。
【請求項9】
布団、布団カバー、枕、マットレス、座布団、クッション、敷物、又は衣服である請求項8に記載された繊維製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷感生地用複合繊維、その製造方法、冷感生地、及び繊維製品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
芯鞘構造を有する複合繊維は知られている。引用文献1には、芯、鞘それぞれが誘電正接と融点が異なる成分からなる芯鞘型複合繊維を含む不織布が開示されている。
現在、冷感を与える芯鞘型複合繊維が市販されている。前記市販の芯鞘型複合繊維の芯はナイロン6からなり、鞘はポリエチレンからなる。ポリエチレンの特性に起因し、前記市販の芯鞘型複合繊維の吸湿性及び染色性は低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-231592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最近、高い吸湿性、速乾性及び柔軟性を有し、染色可能で、冷感を与える繊維が希求されている。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、高い吸湿性、速乾性及び柔軟性を有し、染色可能で、冷感を与える繊維を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題に鑑み検討を重ね、高密度ポリエチレンを含む芯と、ナイロン6を含む鞘を備える複合繊維が、高い吸湿性、速乾性及び柔軟性を有し、染色可能で、冷感を与えることを見出した。本発明はこれらの知見に基づき完成されるに至ったものである。
【0007】
本発明は、芯鞘構造を備える冷感生地用複合繊維であって、当該芯は高密度ポリエチレンを含み、当該鞘はナイロン6を含むことを特徴とする冷感生地用複合繊維に関する。
好ましくは、前記冷感生地用複合繊維における前記芯の含有量は20~60質量%、前記冷感生地用複合繊維における前記鞘の含有量は40~80質量%である。
前記芯及び鞘の断面形状は、好ましくは外周に凹凸を有する異形断面である。
好ましくは、前記冷感生地用複合繊維繊度は8~400tex、かつそのフィラメント数は10~250である。
【0008】
本発明は、前記芯を構成する高密度ポリエチレンと、前記鞘を構成するナイロン6を共押出する共押出工程と、当該共押出工程で得られたフィラメントを延伸する延伸工程を含む、冷感生地用複合繊維の製造方法に関する。
冷感生地用複合繊維の製造方法は、好ましくは前記共押出工程で得られたフィラメントを撚る撚り工程を更に含む。
【0009】
また本発明は、前記冷感生地用複合繊維が使用されている冷感生地に関する。
【0010】
さらに本発明は、前記冷感生地が使用されている繊維製品に関する。
前記繊維製品は、好ましくは、布団、布団カバー、枕、マットレス、座布団、クッション、敷物、又は衣服である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社クラレ
ポリ乳酸系繊維
21日前
村田機械株式会社
ドラフト装置
1か月前
株式会社フードリボン
果肉除去装置
1か月前
村田機械株式会社
繊維機械及び連結部材
1か月前
株式会社カネカ
炎遮蔽性布帛を含む難燃性布張り家具
15日前
TMTマシナリー株式会社
紡糸引取装置
21日前
村田機械株式会社
紡績機、及び紡績機の制御方法
1日前
東レ株式会社
紡糸口金
20日前
フタムラ化学株式会社
セルロース成形体の製造方法及びセルロース成形体
20日前
旭化成株式会社
ポリウレタン弾性繊維、並びにそれを含む布帛、及び衛生材料
7日前
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
カール状繊維の製造方法
15日前
青島紗支紡織科技有限公司
冷感生地用複合繊維、その製造方法、冷感生地、及び繊維製品
1か月前
エクストルージョン グループ,エルエルシー
メルトブローンダイチップアセンブリ及び方法
22日前
ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド
改善された曲げ疲労性能を有するHMPE繊維
22日前
個人
上空大気中の大気汚染物質の捕集方法と捕集システム
17日前
ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
トランスフォーミング増殖因子ベータ応答性ポリペプチド及びその使用方法
28日前
ベス イスラエル デアコネス メディカル センター インコーポレイテッド
組換えアデノウイルスおよびその使用
16日前
ヒーリクスバインド インコーポレイテッド
微生物を検出し同定するための方法およびデバイス
22日前
ザ・トラスティーズ・オブ・プリンストン・ユニバーシティ
非定型スプリットインテインおよびそれらの使用
22日前
株式会社東芝
鍵管理サーバ装置、鍵管理方法及びプログラム
9日前
日東電工株式会社
位相差層付偏光板および該位相差層付偏光板を有する画像表示装置
20日前