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公開番号2024157762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072311
出願日2023-04-26
発明の名称コンベヤシステム
出願人村田機械株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65G 1/137 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】作業ステーションにおける作業の遅延を抑制することが可能なコンベヤシステムを提供すること。
【解決手段】コンベヤシステムは、自動倉庫と、周回コンベヤと、複数の作業ステーションと、複数の分岐コンベヤと、荷物の搬送を管理するコントローラとを備え、コントローラは、各作業ステーションの作業内容を把握する作業内容把握部51と、作業内容に基づいて、自動倉庫から出庫する荷物の種類及び数を決定する出庫荷物決定部52と、荷物の種類及び数に基づいて自動倉庫の出庫を制御する出庫制御部53と、各作業ステーションの作業進捗を把握する作業進捗把握部54と、作業内容及び作業進捗に基づいて周回コンベヤ上の荷物を複数の分岐コンベヤの何れかへ移送させる分岐指示部55と、を有し、出庫制御部53は、周回コンベヤ上において同じ種類の複数の荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように、自動倉庫から荷物を出庫させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
自動倉庫と、
前記自動倉庫から出庫された荷物を周回軌道に沿って搬送する周回コンベヤと、
作業者が作業する複数の作業ステーションと、
前記周回軌道における互いに異なる複数位置にそれぞれ接続され、前記周回コンベヤから分岐して各作業ステーションへ前記荷物を搬送可能な複数の分岐コンベヤと、
前記荷物の搬送を管理するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
複数の前記作業ステーションのそれぞれの作業内容を把握する作業内容把握部と、
前記作業内容把握部により把握された前記作業内容に基づいて、前記自動倉庫から出庫する前記荷物の種類及び数を決定する出庫荷物決定部と、
前記出庫荷物決定部により決定された前記荷物の種類及び数に基づいて、前記自動倉庫の出庫を制御する出庫制御部と、
複数の前記作業ステーションのそれぞれの作業進捗を把握する作業進捗把握部と、
前記作業内容把握部により把握された前記作業内容及び前記作業進捗把握部により把握された前記作業進捗に基づいて、前記周回コンベヤ上の前記荷物を複数の前記分岐コンベヤの何れかへ移送させる分岐指示部と、を有し、
前記出庫制御部は、
前記周回コンベヤ上において同じ種類の複数の前記荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように、前記自動倉庫から前記荷物を出庫させる、コンベヤシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記出庫制御部は、
前記出庫荷物決定部により決定された前記荷物の種類及び数に基づいて、前記自動倉庫から出庫する前記荷物の出庫順序を決定する出庫順序決定部と、
前記出庫順序決定部により決定された前記出庫順序で前記荷物が出庫されるように前記自動倉庫を制御する出庫指示部と、を有する、請求項1に記載のコンベヤシステム。
【請求項3】
前記出庫順序決定部は、前記自動倉庫から出庫する前記荷物の出庫順序を、前記周回コンベヤ上において複数の荷物グループごとに搬送されるように決定し、
複数の前記荷物グループのそれぞれは、複数の種類の前記荷物を含む、請求項2に記載のコンベヤシステム。
【請求項4】
前記分岐指示部は、
前記作業内容把握部により把握された前記作業内容に基づいて、前記自動倉庫から前記荷物が出庫される際に当該荷物を移送する前記分岐コンベヤを各前記荷物に割り当て、
前記作業進捗把握部により把握された前記作業進捗に基づいて1つの前記荷物に対する当該分岐コンベヤの割り当てを解除した場合に、当該荷物に後続すると共に当該荷物と同じ種類である第1後続荷物に当該分岐コンベヤを割り当てる変更処理を実行する、請求項1に記載のコンベヤシステム。
【請求項5】
前記分岐指示部は、
前記変更処理において、前記第1後続荷物に前記分岐コンベヤを割り当てるとき、当該第1後続荷物に対する別の前記分岐コンベヤの割り当てを解除した場合に、前記第1後続荷物に後続すると共に前記第1後続荷物と同じ種類である第2後続荷物に当該別の分岐コンベヤを割り当てる、請求項4に記載のコンベヤシステム。
【請求項6】
前記出庫荷物決定部は、前記作業内容把握部により把握された前記作業内容に基づいて、前記自動倉庫から出庫される同じ種類の前記荷物の数が、前記作業内容に対応する当該種類の前記荷物の数より多くなるように、前記自動倉庫から出庫する前記荷物の種類及び数を決定し、
前記出庫制御部は、前記周回コンベヤ上において当該種類の複数の荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように、前記自動倉庫から前記荷物を出庫させる、請求項1に記載のコンベヤシステム。
【請求項7】
前記コントローラには、第1ランクに属する種類の前記荷物である第1荷物が予め定められており、
前記出庫荷物決定部は、前記自動倉庫から出庫される前記第1荷物の数が、前記作業内容に対応する前記第1荷物の数より多くなるように、前記自動倉庫から出庫する前記荷物の種類及び数を決定する、請求項1に記載のコンベヤシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、周回コンベヤに沿って配置した作業ステーションと、周回コンベヤから分岐して作業ステーションまで商品容器(荷物)を搬送する分岐コンベヤとを備えるコンベヤシステムを開示する。当該コンベヤシステムでは、複数の商品(物品)を収容した荷物が各作業ステーションに供給され、各作業ステーションにおいて商品容器からオーダー容器へ商品の仕分け作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007―153490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなコンベヤシステムでは、作業ステーションの作業進捗によっては、当該作業ステーションへ荷物を搬送できない場合があり、この場合、当該荷物は周回コンベヤ上を搬送され続ける。そして、作業ステーションにおいて荷物が必要になったときに、周回コンベヤ上を再周回した荷物が作業ステーションへ搬送される。よって、作業ステーションへの当該荷物の搬送が遅れる可能性があり、作業ステーションにおける作業者の作業が遅延してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、作業ステーションにおける作業の遅延を抑制することが可能なコンベヤシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係るコンベヤシステムは、自動倉庫と、自動倉庫から出庫された荷物を周回軌道に沿って搬送する周回コンベヤと、作業者が作業する複数の作業ステーションと、周回軌道における互いに異なる複数位置にそれぞれ接続され、周回コンベヤから分岐して各作業ステーションへ荷物を搬送可能な複数の分岐コンベヤと、荷物の搬送を管理するコントローラと、を備え、コントローラは、複数の作業ステーションのそれぞれの作業内容を把握する作業内容把握部と、作業内容把握部により把握された作業内容に基づいて、自動倉庫から出庫する荷物の種類及び数を決定する出庫荷物決定部と、出庫荷物決定部により決定された荷物の種類及び数に基づいて、自動倉庫の出庫を制御する出庫制御部と、複数の作業ステーションのそれぞれの作業進捗を把握する作業進捗把握部と、作業内容把握部により把握された作業内容及び作業進捗把握部により把握された作業進捗に基づいて、周回コンベヤ上の荷物を複数の分岐コンベヤの何れかへ移送させる分岐指示部と、を有し、出庫制御部は、周回コンベヤ上において同じ種類の複数の荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように、自動倉庫から荷物を出庫させる。
【0007】
このコンベヤシステムでは、何らかの理由により一の荷物を搬送できなかった搬送先の作業ステーションに対して、当該理由の解消後に荷物を搬送する場合、一の荷物が周回コンベヤ上を再周回し終えるのを待つことなく、当該一の荷物と同種で且つ所定間隔以上の間隔をあけた他の荷物を搬送させることができる。よって、作業ステーションにおける作業の遅延を抑制することが可能となる。
【0008】
(2)上記(1)に記載のコンベヤシステムでは、出庫制御部は、出庫荷物決定部により決定された荷物の種類及び数に基づいて、自動倉庫から出庫する荷物の出庫順序を決定する出庫順序決定部と、出庫順序決定部により決定された出庫順序で荷物が出庫されるように自動倉庫を制御する出庫指示部と、を有してもよい。この場合、周回コンベヤにおける複数の荷物の配置が、自動倉庫からの出庫前に決定される。これにより、自動倉庫による出庫順序を制御する機能を利用して、周回コンベヤ上の荷物間隔が所定以上となるように複数の荷物の配置を制御することができる。その結果、周回コンベヤ上において同じ種類の複数の荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように自動倉庫から荷物を出庫させる制御を簡易に実現することができる。
【0009】
(3)上記(2)に記載のコンベヤシステムでは、出庫順序決定部は、自動倉庫から出庫する荷物の出庫順序を、周回コンベヤ上において複数の荷物グループごとに搬送されるように決定し、複数の荷物グループのそれぞれは、複数の種類の荷物を含んでもよい。この場合、周回コンベヤ上において同じ種類の複数の荷物のうちの少なくとも一部の間隔が所定間隔以上となるように自動倉庫から荷物を出庫させる制御をより簡易に実現することができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つに記載のコンベヤシステムでは、分岐指示部は、作業内容把握部により把握された作業内容に基づいて、自動倉庫から荷物が出庫される際に当該荷物を移送する分岐コンベヤを各荷物に割り当て、作業進捗把握部により把握された作業進捗に基づいて1つの荷物に対する当該分岐コンベヤの割り当てを解除した場合に、荷物に後続すると共に当該荷物と同じ種類である第1後続荷物に当該分岐コンベヤを割り当てる変更処理を実行してもよい。この場合、複数の荷物に対して割り当てる分岐コンベヤを切り替える制御を簡易に実現することができる。また、1つの荷物に対する分岐コンベヤの割り当てが解除された場合、該分岐コンベヤを第1後続荷物にすぐに割り当てることが可能となる。これにより、第1後続荷物が他の分岐コンベヤに移送されることを防ぐと共に、第1後続荷物を該分岐コンベヤに移送することが可能となる。その結果、該分岐コンベヤに対応する作業ステーションでの作業が過度に遅延することを抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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