TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024155219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069714
出願日
2023-04-21
発明の名称
糸巻取機
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
主分類
B65H
63/06 20060101AFI20241024BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】継目領域の芯繊維の欠落を検出可能な糸巻取機を提供する。
【解決手段】自動ワインダは、監視部16と、糸継部14と、巻取部18と、ユニット制御部51と、を備える。監視部16は、糸20の状態を監視する。糸継部14は、糸20の走行方向において監視部16より上流に配置されており、トレイ側の糸20とパッケージ30側の糸20とを糸継ぎする。巻取部18は、糸20を巻き取ってパッケージ30を形成する。監視部16は、光学センサ16a及び静電容量センサ16bの少なくとも1つを有する。光学センサ16aは、糸20の太さを検出する。静電容量センサ16bは、糸20の質量を検出する。ユニット制御部51は、糸継部14による糸継ぎがされた継目領域に対する監視部16の検出結果に基づいて、継目領域の芯繊維の有無を判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
伸縮糸から成る芯繊維と、前記芯繊維に巻き付けられるカバー繊維と、から構成される糸を供給する給糸部と、
前記糸の状態を監視する監視部と、
糸の走行方向において前記監視部より上流に配置されており、給糸部側の糸とパッケージ側の糸とを糸継ぎする糸継部と、
前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
制御部と、
を備え、
前記監視部は、
糸の太さを検出する光学センサ及び糸の質量を検出する静電容量センサの少なくとも1つを有し、
前記制御部は、前記糸継部による糸継ぎがされた継目領域に対する前記監視部の検出結果に基づいて、前記継目領域の前記芯繊維の有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、前記継目領域が前記監視部を通過する際の糸の巻取速度が、定常時の糸の巻取速度未満となるように前記巻取部を制御することを特徴とする糸巻取機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の糸巻取機であって、
前記監視部は、前記光学センサ及び前記静電容量センサを有し、
前記制御部は、前記光学センサの検出結果と前記静電容量センサの検出結果の差異と、前記差異に対して巻取中の糸の糸情報に応じて予め定められた閾値と、に基づいて、前記継目領域の前記芯繊維の有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
【請求項4】
請求項1から3までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記監視部は、糸で反射した反射光を検出する反射式センサを含む前記光学センサを有し、
前記制御部は、前記反射式センサの検出結果に基づいて、前記カバー繊維からの前記芯繊維の飛出しの有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
【請求項5】
請求項1から3までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記監視部は、前記光学センサ及び前記静電容量センサを有し、
前記光学センサは、糸が位置する領域を透過した透過光を検出する透過式センサと、糸で反射した反射光を検出する反射式センサと、を含み、
前記制御部は、前記透過式センサの検出結果、前記反射式センサの検出結果、及び、前記静電容量センサの検出結果に基づいて、前記カバー繊維からの前記芯繊維の飛出しの有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
【請求項6】
請求項1から5までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
糸に張力を付与する第1状態と、前記第1状態よりも糸に付与する張力が小さい第2状態と、に切替可能な張力付与部を備え、
前記制御部は、前記張力付与部を前記第2状態としてから前記継目領域が前記監視部を通過するように制御することを特徴とする糸巻取機。
【請求項7】
請求項6に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、前記張力付与部を第2状態としてから前記継目領域が前記監視部を通過するように制御した後に、前記継目領域の位置を前記監視部の上流まで戻し、前記張力付与部を第1状態としてから前記継目領域が前記監視部を通過するように制御することを特徴とする糸巻取機。
【請求項8】
請求項6に記載の糸巻取機であって、
糸の走行方向において前記監視部よりも下流に配置されており、糸の状態を監視する第2監視部を備え、
前記制御部は、前記張力付与部を前記第2状態としてから前記継目領域が前記監視部を通過するように制御し、前記張力付与部を前記第1状態としてから前記継目領域が前記第2監視部を通過するように制御することを特徴とする糸巻取機。
【請求項9】
請求項1から5までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
糸の走行方向において前記監視部よりも上流に配置されており、糸の伸縮を検出する伸縮検出部を備え、
前記制御部は、前記継目領域に対する前記監視部の検出結果と、糸に対する前記伸縮検出部の検出結果と、に基づいて、前記継目領域の前記芯繊維の有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
【請求項10】
請求項9に記載の糸巻取機であって、
糸に張力を付与する第1状態と、前記第1状態よりも糸に付与する張力が小さい第2状態と、に切替可能な張力付与部を備え、
前記制御部は、前記張力付与部が第1状態のときの前記伸縮検出部の検出結果と、前記張力付与部が第2状態のときの前記監視部の検出結果と、に基づいて、前記継目領域の前記芯繊維の有無を判定することを特徴とする糸巻取機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、芯繊維とカバー繊維とから構成される糸を巻き取る巻取機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、芯繊維(コア)の周囲にカバー繊維(結束糸)を巻き付けた糸(コアヤーン)の異常を検出する方法を開示する。この方法では、光源と受光器の間に糸を通し、光源から受光器に向けて光を照射する。糸の太さに応じて、受光器の受光量が変化する。従って、受光器の受光量に基づいて糸ムラを検出できる。特許文献1では、糸ムラに基づいて、糸の異常、詳細にはカバー繊維の欠落を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-167330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カバー繊維の欠落が発生した場合は糸の外形が変化するため、特許文献1で示した方法で検出できる。しかし、芯繊維が欠落した場合、糸の外形があまり変化しないため、この方法での検出は困難である。また、芯繊維の欠落は、糸継時に発生する可能性がある。
【0005】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、継目領域の芯繊維の欠落を検出可能な糸巻取機を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本発明の観点によれば、以下の構成の糸巻取機が提供される。即ち、糸巻取機は、給糸部と、監視部と、糸継部と、巻取部と、制御部と、を備える。前記給糸部は、伸縮糸から成る芯繊維と、前記芯繊維に巻き付けられるカバー繊維と、から構成される糸を供給する。前記監視部は、前記糸の状態を監視する。前記糸継部は、糸の走行方向において前記監視部より上流に配置されており、給糸部側の糸とパッケージ側の糸とを糸継ぎする。前記巻取部は、前記糸を巻き取ってパッケージを形成する。前記監視部は、光学センサ及び静電容量センサの少なくとも1つを有する。前記光学センサは、糸の太さを検出する。前記静電容量センサは、糸の質量を検出する。前記制御部は、前記糸継部による糸継ぎがされた継目領域に対する前記監視部の検出結果に基づいて、前記継目領域の前記芯繊維の有無を判定する。
【0008】
これにより、監視部の検出結果に基づいて、継目領域の芯繊維の有無を検出できる。
【0009】
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記継目領域が前記監視部を通過する際の糸の巻取速度が、定常時の糸の巻取速度未満となるように前記巻取部を制御することが好ましい。
【0010】
これにより、監視部の検出精度が高くなるため、芯繊維の有無を一層精度良く検出できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
村田機械株式会社
糸巻取機
24日前
村田機械株式会社
天井搬送車
16日前
村田機械株式会社
自動倉庫システム
16日前
村田機械株式会社
コンベヤシステム
16日前
村田機械株式会社
処理装置、レーザ加工機及び処理方法
3日前
個人
箱
1か月前
個人
構造体
8か月前
個人
ゴミ箱
1か月前
個人
包装体
1か月前
個人
収納用具
5か月前
個人
物品収納具
5か月前
個人
折り畳み水槽
1か月前
個人
パウチ補助具
1か月前
個人
ダンボール宝箱
2か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
6か月前
個人
開封用カッター
7か月前
個人
折りたたみコップ
7か月前
個人
パウチ容器
8か月前
個人
圧縮収納袋
2か月前
個人
チャック付き袋体
7か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
6か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
8か月前
個人
プラスチックバッグ
9か月前
株式会社新弘
容器
1か月前
個人
チャック付き保存袋
7か月前
株式会社新弘
容器
1か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
9か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
6か月前
個人
粘着テープ剥がし具
2か月前
個人
塗料容器用蓋
1か月前
個人
粘着テープ切断装置
3か月前
個人
開口しやすいレジ袋
9か月前
株式会社イシダ
包装装置
1か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
続きを見る
他の特許を見る