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公開番号
2024147323
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060258
出願日
2023-04-03
発明の名称
糸巻取装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
67/08 20060101AFI20241008BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】糸巻取装置から払い出される給糸ボビンの糸引きを減らす。
【解決手段】給糸ボビン30を載置した搬送トレイ32を保持するトレイ保持部40を有し、給糸ボビン30から糸11を解舒する糸解舒部2と、給糸ボビン30から解舒された糸を巻き取りパッケージ23を形成する巻取部3と、を備えている。糸解舒部2は、さらに、給糸ボビン30の上方から下方に向かって気体を噴射する第1噴射部56を有する。トレイ保持部40は、搬送トレイ32を保持している場合に、搬送トレイ32の底面部が配置される位置に第1開口42を有する。第1開口42は、トレイ保持部40の搬送トレイ32を保持している上面側から下面側に、第1噴射部56が噴射した気体を、通過させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
給糸ボビンを載置した搬送トレイを保持するトレイ保持部を有し、前記給糸ボビンから糸を解舒する糸解舒部と、
前記給糸ボビンから解舒された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
を備えた糸巻取装置であって、
前記糸解舒部は、さらに、前記給糸ボビンの上方から下方に向かって気体を噴射する第1噴射部を有し、
前記トレイ保持部は、前記搬送トレイを保持している場合に、前記搬送トレイの底面部が配置される位置に第1開口を有し、
前記第1開口は、前記トレイ保持部の前記搬送トレイを保持している上面側から下面側に、前記第1噴射部が噴射した気体を、通過させる、
糸巻取装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記トレイ保持部は、複数の前記第1開口を有する、
請求項1に記載の糸巻取装置。
【請求項3】
前記複数の前記第1開口は、前記トレイ保持部の前記搬送トレイを保持する位置の中心から同心円状に配置される、
請求項2に記載の糸巻取装置。
【請求項4】
前記第1噴射部は、噴射した気体により前記給糸ボビンの糸の先端を前記給糸ボビン内に吹き入れる、
請求項1又は2に記載の糸巻取装置。
【請求項5】
前記トレイ保持部を操作して、前記搬送トレイに載置された前記給糸ボビンの解舒側端部の位置を調整するトレイ位置調整機構、をさらに備える、
請求項2に記載の糸巻取装置。
【請求項6】
前記トレイ位置調整機構により前記搬送トレイの位置が変化した場合であっても、前記複数の前記第1開口の少なくともいずれか1つが、前記第1噴射部が噴射した気体を通過させる、
請求項5に記載の糸巻取装置。
【請求項7】
前記第1噴射部に供給される気体が流通する第1配管と、
前記糸に抵抗を与える抵抗付与部を有し、前記糸に抵抗を付与することにより前記糸に張力を付与する張力付与装置と、
前記抵抗付与部に向けて清掃用の気体を噴射する第2噴射部と、
前記第2噴射部に供給される気体が流通する第2配管と、
をさらに備え、
前記第2配管は、気体の流通経路を分岐する分岐部を介して前記第1配管に接続されている、
請求項1又は2に記載の糸巻取装置。
【請求項8】
前記搬送トレイは、
前記給糸ボビン内に挿入され、前記給糸ボビンを前記搬送トレイに固定する突起部と、
前記突起部の上端部から前記搬送トレイの下面に貫通する第2開口と、
前記第2開口に固定され、気体が通過することを許可し、かつ、前記糸が通過することを制限する金属製の網目部材と、
を有する、
請求項1又は5に記載の糸巻取装置。
【請求項9】
前記第2開口は、前記第1噴射部が噴射した気体を、前記上端部から前記搬送トレイの下面に通過させる、
請求項8に記載の糸巻取装置。
【請求項10】
前記搬送トレイは、
前記給糸ボビン内に挿入され、前記給糸ボビンを前記搬送トレイに固定する突起部と、
前記突起部の上端部から前記搬送トレイの下面に貫通する第2開口と、
前記第2開口に固定され、気体が通過することを許可し、かつ、前記糸が通過することを制限する金属製の網目部材と、
を有し、
前記トレイ位置調整機構は、前記第1噴射部により噴射された気体が、前記第2開口及び前記第1開口を通過するよう、前記給糸ボビンの解舒側端部の位置を調整する、
請求項5に記載の糸巻取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、糸巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
給糸ボビンから解舒された糸に対して張力を付与するとともに、糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置が知られている。糸巻取装置は、解舒時の糸張力を安定させて糸切れを防止するために、糸解舒補助装置を有する。
【0003】
特許文献1の糸解舒補助装置は、糸の引っ掛かりを少なくし、糸引きが生じることを抑制するために、給糸ボビンに向かってエアを吹くエア吹きノズルが設けられている。特許文献2の糸仮止め装置は、糸引きが生じることを抑制するために、糸の先端を給糸ボビン内に吹き入れるエア吹きノズルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-133077号公報
特開2018-188259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
給糸ボビンに向かって吹き付けられたエアは、給糸ボビン内側の壁面や給糸ボビンの底面部に配置される搬送トレイ等に衝突することによって流れの方向を変える。これにより、給糸ボビンの内側の空間で乱気流が発生することがある。乱気流により糸端がボビンの外側に垂れ下がった糸引き状態になると、ボビンの搬送中に糸端がコンベア上に接触してしまい、糸端がプーリ等の搬送機構に巻き付くことがある。
【0006】
本発明の目的は、糸巻取装置において、糸巻取装置から払い出される給糸ボビンの糸引きを減らすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
【0008】
本開示の糸巻取装置は、給糸ボビンを載置した搬送トレイを保持するトレイ保持部を有し、給糸ボビンから糸を解舒する糸解舒部と、給糸ボビンから解舒された糸を巻き取りパッケージを形成する巻取部と、を備えている。糸解舒部は、さらに、給糸ボビンの上方から下方に向かって気体を噴射する第1噴射部を有する。トレイ保持部は、搬送トレイを保持している場合に、搬送トレイの底面部が配置される位置に第1開口を有する。第1開口は、トレイ保持部の搬送トレイを保持している上面側から下面側に、第1噴射部が噴射した気体を、通過させる。
【0009】
この糸巻取装置では、第1噴射部から噴射された気体が第1開口を通過するため、気体の流れが乱れにくく、給糸ボビンの内側における乱気流の発生を抑制できる。
【0010】
トレイ保持部は、複数の第1開口を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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