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公開番号
2024173133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091344
出願日
2023-06-02
発明の名称
巻取装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
54/54 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】形成するパッケージの形状を変更する際の巻取装置の調整作業量を減らす。
【解決手段】糸巻取装置100は、第1ストッパー55aと、第2ストッパー55bと、第1移動制限部58aと、第2移動制限部58bと、を備える。第1ストッパー55aは、第1アーム51aからローラ54に近接する方向に突出する。第2ストッパー55bは、第2アーム51bからローラ54に近接する方向に突出する。第1移動制限部58aには第1ストッパー55aが接触する。第2移動制限部58bには第2ストッパー55bが接触する。第1ストッパー55aが第1移動制限部58aに接触するときには、第2ストッパー55bは第2移動制限部58bに接触しない。第2ストッパー55bが第2移動制限部58bに接触するときには、第1ストッパー55aは第1移動制限部58aに接触しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
糸を巻取ボビンに巻き取ってパッケージを形成する巻取装置であって、
前記巻取ボビンを回転可能に挟持する第1アームと第2アームとを有するクレードルと、
前記パッケージと接触するローラと、
前記巻取ボビンへの前記糸の巻き取りの進行に応じて、前記クレードルを前記ローラに対して離間させるリフト機構と、
前記クレードルと前記リフト機構とを連結する連結部と、
前記第1アームから前記ローラに近接する方向に突出する第1ストッパーと、
前記第2アームから前記ローラに近接する方向に突出する第2ストッパーと、
前記第1ストッパーが接触することで、前記ローラに近接する方向への前記第1アームの移動を制限する第1移動制限部と、
前記第2ストッパーが接触することで、前記ローラに近接する方向への前記第2アームの移動を制限する第2移動制限部と、
を備え、
前記連結部は、前記ローラの回転軸に対する前記巻取ボビンの回転軸の角度を調整する角度調整機構を有し、
前記第1ストッパーが前記第1移動制限部に接触するときには、前記第2ストッパーは前記第2移動制限部に接触せず、
前記第2ストッパーが前記第2移動制限部に接触するときには、前記第1ストッパーは前記第1移動制限部に接触しない、
巻取装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1移動制限部は、前記第1ストッパーと直交する面を有する、請求項1に記載の巻取装置。
【請求項3】
前記第2移動制限部は、前記第2ストッパーと直交する面を有する、請求項1又は2に記載の巻取装置。
【請求項4】
前記第1ストッパーは、前記第1アームの延在方向において、前記巻取ボビンを挟持する部分と異なる位置に設けられる、請求項1~3のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項5】
前記第2ストッパーは、前記第2アームの延在方向において、前記巻取ボビンを挟持する部分と異なる位置に設けられる、請求項1~4のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項6】
前記第1ストッパーは、前記第1アームに螺合する第1ネジ部分を有する第1軸部と、前記第1ネジ部分に螺合する第1ナット部と、を有する、請求項1~5のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項7】
前記第2ストッパーは、前記第2アームに螺合する第2ネジ部分を有する第2軸部と、前記第2ネジ部分に螺合する第2ナット部と、を有する、請求項1~6のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項8】
前記連結部は、前記角度調整機構とは別の機構であり、前記ローラの回転軸の方向に沿って前記クレードルを前記リフト機構に対して移動可能とする移動機構を有する、請求項1~7のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項9】
前記パッケージに巻き取られる糸を往復揺動するアームによってトラバースさせるアーム式トラバース機構をさらに備え、
前記クレードルは、前記巻取ボビンを回転軸周りに回転させるモータを有する、請求項1~8のいずれかに記載の巻取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸を巻取ボビンに巻き取ってパッケージを形成する巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
給糸ボビンなどの糸供給部から供給された糸を巻取ボビンに巻き取って、糸のパッケージを形成する巻取装置が知られている。この巻取装置には、巻取ボビンを所定の回転軸周りに回転可能に挟持する一対のアームを有するクレードルと、巻取ボビンへの糸の巻き取りの進行に応じてクレードルを持ち上げるリフト機構と、が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。また、巻取装置には、巻取ボビン又はパッケージの側面が接触するローラが設けられる。
【0003】
上記の巻取装置では、形状の異なる巻取ボビン(例えば、円錐台形状(コーン形状)、円柱形状)を使用可能である。形状の異なる巻取ボビン又はパッケージの側面をローラに接触させるために、クレードルは、クレードルのローラに対する角度を調整可能にリフト機構に連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-67470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
巻取装置では、クレードルのローラに対する角度を変えることで、異なる形状の巻取ボビンの使用に対応している。しかしながら、従来の巻取装置では、巻取ボビンを形状の異なるものに変更する際にクレードルの調整に時間がかかっていた。
【0006】
本発明の目的は、巻取装置において、異なる形状の巻取ボビンを変更する際の作業者の調整作業量を減らすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一態様に係る巻取装置は、糸を巻取ボビンに巻き取ってパッケージを形成する装置である。巻取装置は、クレードルと、ローラと、リフト機構と、連結部と、第1ストッパーと、第2ストッパーと、第1移動制限部と、第2移動制限部と、を備える。クレードルは、巻取ボビンを回転可能に挟持する第1アームと第2アームとを有する。ローラは、パッケージと接触する。リフト機構は、巻取ボビンへの糸の巻き取りの進行に応じて、クレードルをローラに対して離間させる。連結部は、クレードルとリフト機構とを連結する。
【0008】
第1ストッパーは、第1アームからローラに近接する方向に突出する。第2ストッパーは、第2アームからローラに近接する方向に突出する。第1移動制限部は、第1ストッパーが接触することで、ローラに近接する方向への第1アームの移動を制限する。第2移動制限部は、第2ストッパーが接触することで、ローラに近接する方向への第2アームの移動を制限する。連結部は、角度調整機構を有する。角度調整機構は、ローラの回転軸に対する巻取ボビンの回転軸の角度を調整する。
【0009】
上記の巻取装置において、第1ストッパーが第1移動制限部に接触するときには、第2ストッパーは第2移動制限部に接触しない。一方、第2ストッパーが第2移動制限部に接触するときには、第1ストッパーは第1移動制限部に接触しない。
【0010】
例えば、巻取ボビンの回転軸をローラの接触面に対して傾斜させた状態でクレードルがローラに近接したときに、第1ストッパーが第1移動制限部に接触する。このとき、第2ストッパーは第2移動制限部に接触しない。一方、巻取ボビンの回転軸をローラの接触面と平行にした状態でクレードルがローラに近接したときに、第2ストッパーが第2移動制限部に接触する。このとき、第1ストッパーは第1移動制限部に接触しない。
(【0011】以降は省略されています)
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