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公開番号
2024168745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085665
出願日
2023-05-24
発明の名称
ダスト回収装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
D01H
11/00 20060101AFI20241128BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】ダスト回収装置の圧力損失を低減し、エネルギー消費を低減する。
【解決手段】ダスト回収装置5は、一方向に配列された複数の巻取ユニット2を有する自動ワインダ1に設けられる。ダスト回収装置5は、負圧を供給する第1負圧供給装置61と、ダクト8と、を備える。ダクト8は、巻取ユニット2の配列方向に延びる。ダクト8は、第1負圧供給装置61に接続され、自動ワインダ1の稼働時において負圧に設定される。ダクト8は、ダクト8の内部空間と大気を連通させる、複数の孔84からなる第1開口83を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
給糸ボビンから解舒した糸を巻取管に巻取り、パッケージを形成する巻取ユニットが一方向に複数配列された自動ワインダに設けられるダスト回収装置であって、
負圧を供給する第1負圧供給装置と、
前記第1負圧供給装置に接続され、前記複数の巻取ユニットの配列方向に延び、前記自動ワインダの稼働時において負圧に設定される、ダクトと、
を備え、
前記ダクトは、前記ダクトの内部空間と大気を連通させる、複数の孔からなる第1開口を有する、
ダスト回収装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1開口の孔は面取りされていることを特徴とする、
請求項1に記載のダスト回収装置。
【請求項3】
前記ダクトは、前記複数の巻取ユニットの外側に配置され、
前記第1開口は、前記ダクトの長手方向に沿って、前記巻取ユニットに対向する位置に形成されている、
請求項1又は2に記載のダスト回収装置。
【請求項4】
前記第1開口の孔は円形状であり、それぞれの前記巻取ユニットに対して2つずつ形成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載のダスト回収装置。
【請求項5】
前記第1開口の孔は、前記ダクトの長手方向に伸びる楕円形状もしくは角丸四角形状であり、それぞれの前記巻取ユニットに対して1つずつ形成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載のダスト回収装置。
【請求項6】
前記第1開口は、前記ダクトの長手方向に沿って、鉛直方向下側に形成されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載のダスト回収装置。
【請求項7】
前記自動ワインダは、一対の側板を有し、
前記第1開口は、前記側板の近傍に形成されている、
請求項1から6のいずれか1項に記載のダスト回収装置。
【請求項8】
前記第1開口から吸引した空気に含まれるダストを収集するダスト収集デバイス、
をさらに備え、
前記ダクトは、前記ダスト収集デバイスと接続するための第2開口をさらに有し、
前記ダスト収集デバイスは、前記第2開口を介して前記ダクトと接続される、
請求項1から7のいずれか1項に記載のダスト回収装置。
【請求項9】
前記第1開口と前記第2開口は、前記ダクトの内部において対向する位置に形成されている、
請求項8に記載のダスト回収装置。
【請求項10】
前記ダスト収集デバイスは、
前記ダクトの前記第2開口に接続され、ダストを含んだ空気を導入する、導入室と、
前記導入室に接続され、空気からダストを収集する収集室と、
前記収集室に接続され、前記収集室を減圧する、第2負圧供給装置と、
を有し、
前記収集室は、
前記収集室内の空気を排出する第1排出部及び第2排出部と、
前記第1排出部から排出される空気に含まれるダストを捕捉する遮断部材を有する、
請求項8又は9に記載のダスト回収装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ダスト回収装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動ワインダの複数の巻取ユニットにおいて発生した風綿をダストボックスへ回収する、風綿収集装置が知られている。例えば、特許文献1には、巻取ユニットの周囲の風綿を含んだ空気を吸引ノズルにより吸引して、風綿収集室に風綿を収集する、風綿収集装置が開示されている。吸引ノズルは風綿収集装置と繋がっており、吸引ノズルの先端の吸引口は、解舒補助装置の近傍位置、及び、糸継装置の下方位置に配置されている。風綿収集室にはフィルタが配置されており、空気中に含まれている風綿を捕捉する。補足した風綿は、風綿収集装置に接続された負圧源により風綿収集装置から排出され、集綿ダクトにより風綿回収ボックスに回収される。
特許文献2には、解舒補助装置のバルーン規制部材の下降操作に伴い吸引ノズルを下降変位させることで、解舒位置近傍の風綿を回収する、風綿回収装置が開示されている。
特許文献3には、吸引ダクトにより搬送された空気から風綿を分離するフィルター構造と、当該フィルター構造を備える繊維屑回収装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-014860号公報
特開2009-046267号公報
特開2013-067899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動ワインダは、給糸部において給糸ボビンから解舒した糸を巻取管に巻取り、パッケージを形成している。従来の自動ワインダにおいては、給糸ボビンから糸を解舒する際に発生する風綿を吸引除去するために、給糸部の近くに吸引ノズルの先端を配置し、吸引ノズルの他端を負圧に保たれた吸引ダクトに接続する構成で、ダストを回収していた。吸引ノズルを用いたダスト回収では、狙った空間での吸引効率は高いものの吸引ノズルの先端からダクトへの接続口までの圧力損失が大きい。したがって、吸引ノズルの先端で十分な負圧を得るために、ファンモーターを高速に回転させる必要があり、エネルギーを多く消費してしまうことがあった。また、局所的な吸引となるために、狙った空間以外での風綿を回収することができなかった。さらに、吸引ノズルや高速のファンモーターの設置により、装置が複雑化又高コスト化するとの課題もあった。
【0005】
本発明の課題は、ダスト回収装置の圧力損失を低減すること、また、装置の構成を簡単にしてエネルギー消費を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
【0007】
本開示のダスト回収装置は、一方向に配列された複数の巻取ユニットを有する自動ワインダに設けられる。ダスト回収装置は、負圧を供給する第1負圧供給装置と、ダクトと、を備える。ダクトは、巻取ユニットの配列方向に延びる。ダクトは、第1負圧供給装置に接続され、自動ワインダの稼働時において負圧に設定される。ダクトは、ダクトの内部空間と大気を連通させる、複数の孔からなる第1開口を有する。
【0008】
このダスト回収装置では、ダクトに設けられた第1開口を介して、ダストを含んだ空気を直接ダクトの内部に吸引する。吸引ノズル等の配管を介さずに、直接ダクトにダストを含んだ空気を吸引するため、吸引ノズル等の配管による圧力損失が無い。全体として圧力損失が少ないため、高速のファンモーターを用いる必要がなく、エネルギー消費を低減できる。さらにこれらの構成を削減できるため、ダスト回収装置の構成が簡単になり、製造及び設置のコストを低減できる。
【0009】
第1開口の孔は面取りされていてもよい。
【0010】
このダスト回収装置では、ダストが第1開口の孔に引っ掛かることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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