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公開番号
2024168618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085454
出願日
2023-05-24
発明の名称
糸処理装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B65H
67/04 20060101AFI20241128BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】複数の糸処理ユニットと、複数の糸処理ユニットのいずれかに対して選択的に作業を行う作業台車との位置関係を簡単に調整する。
【解決手段】玉揚装置3は、複数の巻取ユニット2のいずれかに対して選択的に作業を行う装置本体100と、複数の巻取ユニット2にわたって左右方向に延びたレール99a、99bに左右方向に移動可能に支持された走行部101と、装置本体100が取り付けられ、走行部101の下端部に取り付けられた揺動部102と、を有する。揺動部102は、走行部101に、左右方向に延びた揺動軸123を中心に揺動可能に支持されている。揺動部102は、ボルト155a~155cによって、揺動範囲の任意の位置で固定することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に並ぶ複数の糸処理ユニットと、
前記複数の糸処理ユニットにわたって前記第1方向に延びたレールと、
前記レールに沿って前記第1方向に移動可能に構成され、前記複数の糸処理ユニットのいずれかに対して選択的に作業を行う作業台車と、を備え、
前記作業台車は、
前記作業を行う装置本体と、
前記レールに前記第1方向に移動可能に支持された走行部と、
前記装置本体が取り付けられ、前記第1方向と直交する第2方向において前記走行部よりも前記レールから離れた部分を有し、前記走行部に前記第1方向に延びた揺動軸を中心に揺動可能に支持された揺動部と、
前記走行部に対して、前記揺動部を揺動範囲の任意の位置に固定する固定部と、を有することを特徴とする糸処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記走行部が、前記第2方向、並びに、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向に延びた第1固定部、を有し、
前記揺動部が、前記第2方向及び前記第3方向に延び、前記第1方向に前記第1固定部と重なる第2固定部、を有し、
前記第1固定部及び前記第2固定部のうち一方の固定部に、当該固定部を前記第1方向に貫通するとともに前記第2方向に延びた第1孔が形成され、
前記第1固定部及び前記第2固定部のうち他方の固定部に、当該固定部を前記第1方向に貫通し、前記第1固定孔と前記第1方向に重なる円形の第2固定孔が形成され、
前記固定部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔とに挿通されたボルトであることを特徴とする請求項1に記載の糸処理装置。
【請求項3】
前記第2方向が上下方向であり、
前記レールが、前記複数の糸処理ユニットよりも上方に位置し、
前記揺動部が前記走行部よりも下方に位置する部分を有し、
前記揺動部の揺動範囲の位置によらず、前記装置本体と前記揺動部とにより構成される構造体の重心が、前記揺動軸に対して、前記第3方向の同じ側にずれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の糸処理装置。
【請求項4】
前記走行部が、前記第1方向、並びに、前記第1方向及び上下方向のいずれともと直交する第3方向に延びた第1突当部、を有し、
前記揺動部が、前記第1方向及び前記第3方向に延びた第2突当部を有し、
前記第2突当部は、前記第1突当部よりも下方に位置し、前記第1突当部と上下方向に重なり、
前記第3方向において、前記第1突当部及び前記第2突当部が、前記揺動部の揺動範囲の位置によらず、前記揺動軸に対して、前記構造体の重心と反対側に位置する部分を有することを特徴とする請求項3に記載の糸処理装置。
【請求項5】
前記第1突当部と前記第2突当部との隙間の大きさを変更するジャッキ部材、を備え、
前記第3方向において、前記ジャッキ部材が、前記揺動部の揺動範囲内のいずれの位置においても、前記揺動軸に対して、前記構造体の重心と反対側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の糸処理装置。
【請求項6】
前記揺動部が、
前記走行部に前記揺動軸を中心に揺動可能に支持され、前記固定部によって前記走行部に固定された第1フレーム部と、
前記第2方向において前記第1フレーム部よりも前記レールから離れた部分を有し、前記第1フレーム部に固定され、前記装置本体の少なくとも一部が取り付けられた第2フレーム部と、を有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の糸処理装置。
【請求項7】
前記第2方向が上下方向であり、
前記レールが、前記複数の糸処理ユニットよりも上方に位置し、
前記糸処理ユニットが、
載置された給糸ボビンから糸を引き出して解舒することができる給糸部と、
前記給糸部よりも上方に位置し、給糸部から解舒された糸を一時的に貯留する糸貯留部と、
前記糸貯留部よりも上方に位置し、前記糸貯留部に貯留された糸を巻き取る巻取部と、を有し、
前記作業台車は、
前記巻取部及び前記糸貯留部に対する作業を行うものであり、前記糸貯留部と同じ高さに位置する部分を有することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の糸処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
糸処理装置として、特許文献1には糸巻取装置が記載されている。特許文献1に記載の糸巻取装置は、配列方向に並んだ複数の巻取ユニットと、複数の巻取ユニットに共通の玉揚装置とを有する。巻取ユニットは給糸ボビンから解舒される糸を巻取管に巻き取ってパッケージを形成する。玉揚装置は、配列方向に延びたレールに支持され、レールから下方に延びている。そして、玉揚装置は、レールに沿って、糸の巻き取りが完了した巻取ユニットの前方の位置まで配列方向に移動し、この巻取ユニットから巻き取りが完了したパッケージを玉揚げするとともに、空の巻取管をセットする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-65659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載の糸巻取装置においては、玉揚装置において上記作業を行うために、巻取ユニットと玉揚装置とが適切な位置関係となっていることが必要である。一方で、特許文献1に記載の糸巻取装置においては、玉揚装置を支持するレールの傾き、玉揚装置の重みによるレールのたわみなどの影響により、巻取ユニットと玉揚装置との位置関係がずれてしまう虞がある。特許文献1の糸巻取装置では、玉揚装置がレールから下方に延びているため、巻取ユニットと、玉揚装置のレールから遠い下側の部分との位置関係が特に大きくずれやすい。
【0005】
このとき、レールの傾きなどを調整することによって巻取ユニットと玉揚装置との位置関係を調整することが考えられる。しかしながら、この場合には、レールから玉揚装置を一旦取り外したうえでレールの傾きの調整を行い、玉揚装置をレールに取り付けて巻取ユニットと玉揚装置との位置関係を確認するという作業を繰り返し行う必要があり、作業が煩雑になる。
【0006】
本発明の目的は、複数の糸処理ユニットと、糸処理ユニットに対する作業を行う作業台車との位置関係を簡単に調整することが可能な糸処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の糸処理装置は、第1方向に並ぶ複数の糸処理ユニットと、前記複数の糸処理ユニットにわたって前記第1方向に延びたレールと、前記レールに沿って前記第1方向に移動可能に構成され、前記複数の糸処理ユニットのいずれかに対して選択的に作業を行う作業台車と、を備え、前記作業台車は、前記作業を行う装置本体と、前記レールに前記第1方向に移動可能に支持された走行部と、前記装置本体が取り付けられ、前記第1方向と直交する第2方向において前記走行部よりも前記レールから離れた部分を有し、前記走行部に前記第1方向に延びた揺動軸を中心に揺動可能に支持された揺動部と、前記走行部に対して、前記揺動部を揺動範囲の任意の位置に固定する固定部と、を有する。
【0008】
本発明によると、作業台車の揺動部を、揺動軸を中心に揺動させることによって、作業台車の位置(装置本体の位置)を簡単に調整することができる。
【0009】
また、本発明の糸処理装置は、前記走行部が、前記第2方向、並びに、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向に延びた第1固定部、を有し、前記揺動部が、前記第2方向及び前記第3方向に延び、前記第1方向に前記第1固定部と重なる第2固定部、を有し、前記第1固定部及び前記第2固定部のうち一方の固定部に、当該固定部を前記第1方向に貫通するとともに前記第2方向に延びた第1孔が形成され、前記第1固定部及び前記第2固定部のうち他方の固定部に、当該固定部を前記第1方向に貫通し、前記第1固定孔と前記第1方向に重なる円形の第2孔が形成され、前記固定部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔とに挿通されたボルトである。
【0010】
本発明によると、第1孔と第2孔とに挿通されたボルトで第1固定部と第2固定部とを固定することによって、走行部と揺動部とを固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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