TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024171130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088038
出願日2023-05-29
発明の名称電圧検知ユニット、及び、蓄電装置
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01M 50/569 20210101AFI20241204BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】検知対象との導電接続における作業性に優れた電圧検知ユニットの提供。
【解決手段】電圧検知ユニット805は、検知対象804に導通接続される第1箇所812aを有する電圧検知端子810と、電圧検知端子810が収容される端子収容凹部842を有する板状のハウジング840と、端子収容凹部842に収容された電圧検知端子810の第1箇所812aを覆わない第1仮係止位置と第1箇所812aを覆う本係止位置とでハウジング840に係止可能なカバー830と、電圧検知端子810に導通接続され且つハウジング840の外部に引き出される電線820と、を備える。ハウジング840は、カバー830を第1仮係止位置に向けて案内する案内部854と、案内部854から第1仮係止位置に向けてカバー830を移動させる移動向きにおいて、カバー830が第1仮係止位置にあるときにカバー830が当接可能な第1壁部841bと、を有する。
【選択図】図50
特許請求の範囲【請求項1】
検知対象に導通接続されることになる第1箇所を有する電圧検知端子と、
前記電圧検知端子が収容される端子収容凹部を有する板状のハウジングと、
前記端子収容凹部に収容されている前記電圧検知端子の前記第1箇所を覆わない第1仮係止位置と、前記第1箇所を覆う本係止位置と、にて前記ハウジングに係止可能なカバーと、
前記電圧検知端子の第2箇所に導通接続され且つ前記ハウジングの外部に向けて引き出される電線と、
を備える電圧検知ユニットであって、
前記ハウジングは、
前記カバーを外部から前記第1仮係止位置に向けて案内する案内部と、
前記カバーが前記第1仮係止位置に向けて案内されて移動するときの移動向きにおいて、前記カバーが前記第1仮係止位置にあるときに前記カバーが当接可能な第1壁部と、を有する、
電圧検知ユニット。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電圧検知ユニットにおいて、
前記カバーは、
前記第1仮係止位置とは異なり且つ前記第1箇所を覆わない第2仮係止位置にて、前記ハウジングに係止可能であり、
前記ハウジングは、
前記第1仮係止位置から前記第2仮係止位置に向けて前記カバーを移動するときの移動向きにおいて、前記カバーが前記第2仮係止位置にあるときに前記カバーが当接可能な第2壁部、を有する、
電圧検知ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載の電圧検知ユニットにおいて、
前記ハウジングは、
前記第2仮係止位置から前記本係止位置に向けて前記カバーを移動するときの移動向きにおいて、前記カバーが前記本係止位置にあるとき、前記カバーが前記第1壁部に当接可能である、
電圧検知ユニット。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の電圧検知ユニットと、前記電圧検知端子が導通接続される検知対象としての導電板と、を有する板状の導電モジュールと、
前記導電モジュールが積層される充放電可能な蓄電モジュールと、
を備える、蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検知対象に導通接続されることになる電圧検知端子が板状のハウジングに収容されるように構成される電圧検知ユニット、及び、その電圧検知ユニットを用いた蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、充放電可能な薄板状の蓄電モジュールと導電板とを交互に並べて繰り返し積層することで、複数の蓄電モジュールを導電板を介して直列接続するように構成された、積層型の蓄電装置が提案されている。この種の蓄電装置に用いられる蓄電モジュールは、一般に、その内部に複数の電池セルが内蔵された構造を有し、充放電可能な一つの電池として機能する。従来の蓄電装置の一つでは、個々の蓄電モジュールの出力状態(即ち、基準となるゼロ電位に対する個々の蓄電モジュールの出力面の電位。以下、単に「蓄電モジュールの電圧」ともいう。)を監視するべく、個々の蓄電モジュールの出力面に接触している導電板にバスバ等の検知用端子を接続し、この検知用端子を介して個々の蓄電モジュールの電圧を測定するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-161340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したような構造を有する蓄電装置内の導電板に実際にバスバ等を接続するにあたっては、蓄電モジュールや導電板が薄板状の形状を有することから接続用の他の部品(例えば、ボルト締結用のボルト等)を設置するスペースを確保することが難しい。そこで、上述した従来の蓄電装置では、導電板の側縁部に検知用端子を挿し込むための挿入穴を設け、蓄電モジュールと導電板を積層した積層体の側方から個々の導電板の挿入穴に検知用端子を挿し込むことで、導電板と検知用端子とを接続するようになっている。しかし、この従来の接続法では、検知用端子の挿し込みにあたって導電板の挿入穴と検知用端子との位置合わせが煩雑であることから、接続作業の作業性を向上させ難い。
【0005】
本発明の目的の一つは、検知対象との導電接続における作業性に優れた電圧検知ユニット、及び、その電圧検知ユニットを用いた蓄電装置の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電圧検知ユニット及び蓄電装置は、以下を特徴としている。
【0007】
検知対象に導通接続されることになる第1箇所を有する電圧検知端子と、
前記電圧検知端子が収容される端子収容凹部を有する板状のハウジングと、
前記端子収容凹部に収容されている前記電圧検知端子の前記第1箇所を覆わない第1仮係止位置と、前記第1箇所を覆う本係止位置と、にて前記ハウジングに係止可能なカバーと、
前記電圧検知端子の第2箇所に導通接続され且つ前記ハウジングの外部に向けて引き出される電線と、
を備える電圧検知ユニットであって、
前記ハウジングは、
前記カバーを外部から前記第1仮係止位置に向けて案内する案内部と、
前記カバーが前記第1仮係止位置に向けて案内されて移動するときの移動向きにおいて、前記カバーが前記第1仮係止位置にあるときに前記カバーが当接可能な第1壁部と、を有する、
電圧検知ユニットであること。
【0008】
前記電圧検知ユニットと、前記電圧検知端子が導通接続される検知対象としての導電板と、を有する板状の導電モジュールと、
前記導電モジュールが積層される充放電可能な蓄電モジュールと、
を備える、蓄電装置であること。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電圧検知ユニットによれば、電線が第2箇所に接続された電圧検知端子をハウジングの端子収容凹部に収容し、電圧検知端子の第1箇所を露出させた状態でカバーをハウジングに係止させることができる。そのため、電圧検知ユニットを検知対象(例えば、積層型の蓄電装置に用いられる導電板等)に電気的に接続する際、例えば、電圧検知ユニットを検知対象に組み付けた上で、露出している電圧検知端子の第1箇所を検知対象に超音波接合や溶接等の手法を用いて固定することができる。これにより、典型的なボルト締結等に比べ、接続用の他の部品を要することなく、且つ、上述した従来の接続法に比べ、両者の位置合わせが容易であり且つ接点での接触抵抗を低減させることができる。更に、検知対象と電圧検知端子との接続の後、カバーを本係止位置に配置すれば、電圧検知端子の第1箇所(即ち、両者の接点)をカバーで覆って保護することができる。
【0010】
カバーをハウジングに取り付けるにあたり、上述した電圧検知ユニットでは、例えば、カバーをハウジングの外部から案内部を経て第1仮係止位置に向けて移動させて第1仮係止位置に係止させ、カバーが第1仮係止位置にある状態で検知対象と電圧検知端子との接続を行った後、カバーを、本係止位置に移動させることができる。ここで、カバーが案内部に案内されて第1仮係止位置に向けて移動するとき、カバーが第1仮係止位置に到達すると、カバーは第1壁部に当接することになる。カバーがハウジングの第1壁部に当接することで、カバーが第1仮係止位置を超えて過剰に移動することが抑制される。よって、例えば、本来は第1仮係止位置に配置するべきカバーを誤って他の位置(例えば、本係止位置)にまで移動させてしまうことで、カバーが検知対象と電圧検知端子との接続の妨げになることを、避けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
2日前
矢崎総業株式会社
スペーサ
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2日前
矢崎総業株式会社
照明ユニット
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタカバー
2日前
矢崎総業株式会社
端子台ユニット
2日前
矢崎総業株式会社
センサ取付構造
2日前
矢崎総業株式会社
ワイヤーハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
電子部品モジュール
2日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス及びクランプ
2日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス及びクランプ
2日前
矢崎総業株式会社
連鎖端子、及び、端子の製造方法
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ、及び、ワイヤハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
電線保護部材及びワイヤハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
シールドコネクタおよびワイヤハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ、接続端子及びワイヤハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
カラー、被締結部材及びワイヤーハーネス
2日前
矢崎総業株式会社
ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネス取付構造
2日前
矢崎総業株式会社
車線変更表示装置、車線変更表示方法およびプログラム
2日前
個人
タワー式増設端子台
10日前
個人
接触式電気的導通端子
1か月前
電建株式会社
端子金具
2日前
SMK株式会社
コネクタ
2日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
15日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
2日前
個人
安全プラグ安全ソケット
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
22日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
22日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
1日前
続きを見る