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公開番号2024172659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090515
出願日2023-05-31
発明の名称連鎖端子、及び、端子の製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 43/16 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子を同時に複数製造する場合でも、これら複数の端子の質のばらつきを容易に抑制可能な連鎖端子、及び、端子の製造方法を提供すること。
【解決手段】連鎖端子1は、直線状に形成された複数の端子10がキャリア1aを介して連なって構成される。複数の端子10の各々には、仮想中心軸線CLに対する端子10の反りを矯正するためのアライメント調整部15が設けられており、アライメント調整部15は、端子10の幅方向両側面が切り欠かれて形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直線状に形成された複数の端子がキャリアを介して連なった連鎖端子であって、
前記複数の端子の各々には、当該端子の仮想中心軸線に対する前記端子の反りを矯正するためのアライメント調整部が設けられ、
前記アライメント調整部は、前記端子の幅方向両側面が切り欠かれて形成される、
連鎖端子。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の連鎖端子であって、
前記複数の前記端子は、
連鎖方向において、交互に配置されて互いに隣り合う複数の第1端子及び複数の第2端子を有し、
前記複数の第1端子及び前記複数の第2端子は、
前記アライメント調整部の切り欠き形状が互いに異なる、
連鎖端子。
【請求項3】
請求項2に記載の連鎖端子であって、
前記第1端子における前記アライメント調整部の幅、及び、前記第2端子における前記アライメント調整部の幅は、略等しい、
連鎖端子。
【請求項4】
請求項1に記載の連鎖端子であって、
前記アライメント調整部は、
前記端子の幅方向両側面に形成された切り欠きが、前記端子の延在方向に互いに位置ずれしている、
連鎖端子。
【請求項5】
請求項1に記載の連鎖端子であって、
前記複数の前記端子の各々は、
当該端子の延在方向の一端部に設けられて、相手側端子と接続される端子接続部と、
前記キャリアと前記端子接続部との間に設けられて、ハウジングに対して当該端子を保持させるための圧入部と、を有し、
前記アライメント調整部は、
前記端子における前記端子接続部と前記圧入部との間に設けられる、
連鎖端子。
【請求項6】
端子の仮想中心軸線に対する前記端子の反りを矯正するためのアライメント調整部が設けられた端子の製造方法であって、
金属板を打ち抜き加工して、キャリアを介して連なる複数の端子を形成する第1工程と、
前記複数の端子のそれぞれに前記アライメント調整部を設ける第2工程と、を含み、
前記アライメント調整部は、前記端子の幅方向両側面が切り欠かれて形成される、
端子の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の端子の製造方法であって、
前記第2工程は、
キャリアを介して連なる前記複数の前記端子のうち少なくとも連鎖方向に隣接する一対の前記端子ごとに、前記アライメント調整部を設ける、
端子の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の端子の製造方法であって、
前記一対の前記端子は、前記アライメント調整部の切り欠き形状が互いに異なる、
端子の製造方法。
【請求項9】
請求項6に記載の端子の製造方法であって、
前記複数の端子のうち一の前記端子を前記キャリアから切り離す第3工程と、を含む
端子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連鎖端子、及び、端子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
回路基板に実装されるPCB(Printed Circuit Bord)コネクタ等の端子は、例えば、帯板状の金属板を順送プレス金型で打ち抜き加工することによって製造(形成)される。このように端子が製造される場合、金属板を順次打ち抜き加工していく段階で、形成された端子に反り等が生じることがある。これにより、製品(本例では、PCBコネクタ)に不具合が生じ得るおそれがある。なお、不具合としては、例えば、回路基板へのPCBコネクタの実装作業性の煩雑化等が考えられる。
【0003】
特許文献1では、特定の構造を有するダイ(ダイス)及びパンチによって端子を挟み込み、3点曲げの原理によって反り方向と逆方向に塑性加工を行って、端子の反りを矯正・修正している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-035838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、生産性の観点から、端子を同時に複数製造する場合がある。この場合においては、同時に製造(例えば、打ち抜き加工等)された複数の端子のそれぞれに反り等が生じることがあり、これにより、端子ごとの質にばらつきが生じるおそれがある。しかしながら、従来の方法では、同時に製造されたこれら複数の端子の反りを矯正・修正しようとしても、矯正・修正に時間を要したり、端子ごとの反りの矯正・修正代の調整が煩雑化したり等、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、端子を同時に複数製造する場合でも、これら複数の端子の質のばらつきを容易に抑制可能な連鎖端子、及び、端子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る連鎖端子は、下記を特徴としている。
直線状に形成された複数の端子がキャリアを介して連なった連鎖端子であって、
前記複数の端子の各々には、当該端子の仮想中心軸線に対する前記端子の反りを矯正するためのアライメント調整部が設けられ、
前記アライメント調整部は、前記端子の幅方向両側面が切り欠かれて形成される、
連鎖端子であること。
【0008】
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る端子の製造方法は、下記を特徴としている。
端子の仮想中心軸線に対する前記端子の反りを矯正するためのアライメント調整部が設けられた端子の製造方法であって、
金属板を打ち抜き加工して、キャリアを介して連なる複数の端子を形成する第1工程と、
前記複数の端子のそれぞれに前記アライメント調整部を設ける第2工程と、を含み、
前記アライメント調整部は、前記端子の幅方向両側面が切り欠かれて形成される、
端子の製造方法であること。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の端子の各々には、端子の仮想中心軸線に対する反りを矯正するアライメント調整部が設けられる。裏を返せば、各端子は、アライメント調整部が設けられたことで、仮想中心軸線に対する反りが矯正された、といえる。具体的には、各端子は、アライメント調整部を設ける際に幅方向両側面が切り欠かれることで、切り欠き部分を基点に反り方向と逆方向に反るように変形する。この結果、各端子は、仮想中心軸線に対する反りが打ち消されて直線状に延びることになる。即ち、本発明によれば、端子を同時に複数製造する場合でも、これら複数の端子の質のばらつきを容易に抑制できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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