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公開番号
2024172158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089700
出願日
2023-05-31
発明の名称
カラー、被締結部材及びワイヤーハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16B
43/00 20060101AFI20241205BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】公差許容範囲が広く、取付対象部材に加わる面圧を分散することが可能なカラーを提供する。
【解決手段】カラー40は、板状の第1鍔部51と第1円筒部52とを含む第1部材50と、板状の第2鍔部61と第2円筒部62とを含み、第2円筒部62が第1円筒部52と連結された第2部材60とを備え、取付対象部材23の貫通孔26に第1円筒部52及び第2円筒部62を挿通した場合に、第1円筒部52及び第2円筒部62の外径は貫通孔26の孔径よりも小さく、第1円筒部52及び第2円筒部62の外周面と貫通孔26の内周面との間には隙間Gが設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
板状の第1鍔部と、前記第1鍔部の内周側において、前記第1鍔部の一方の面である第1突出面側に突出し、円筒形状を有する第1円筒部とを含む第1部材と、
板状の第2鍔部と、前記第2鍔部の内周側において、前記第2鍔部の一方の面である第2突出面側に突出し、円筒形状を有する第2円筒部とを含み、前記第2円筒部が前記第1円筒部と連結された第2部材と、
を備え、
取付対象部材の貫通孔に前記第1円筒部及び前記第2円筒部を挿通した場合に、前記第1円筒部及び前記第2円筒部の外径は前記貫通孔の孔径よりも小さく、前記第1円筒部及び前記第2円筒部の外周面と前記貫通孔の内周面との間には隙間が設けられる、カラー。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第1円筒部は、前記第1円筒部の中心軸を通る第1対称面を基準として一方の領域である第1領域において、前記第1鍔部とは反対側の第1端面に設けられた第1凹部と、前記第1対称面を基準として前記第1領域とは反対側の領域である第2領域において、前記第1端面に設けられた第1凸部とを含み、
前記第2円筒部は、前記第2円筒部の中心軸を通る第2対称面を基準として一方の領域である第3領域において、前記第2鍔部とは反対側の第2端面に設けられた第2凹部と、前記第2対称面を基準として前記第3領域とは反対側の領域である第4領域において、前記第2端面に設けられた第2凸部とを含み、
前記第1部材と前記第2部材とは同一形状であり、
前記第1凹部と前記第2凸部とが嵌合し、前記第2凹部と前記第1凸部とが嵌合する、請求項1に記載のカラー。
【請求項3】
前記第1凹部及び前記第1凸部は、前記第1円筒部の中心軸方向から見て、前記第1端面の形状に沿って連続して形成された半円円弧形状である、請求項2に記載のカラー。
【請求項4】
貫通孔を有する取付対象部材と、
前記貫通孔に前記第1円筒部及び前記第2円筒部が挿通された請求項1又は2に記載のカラーと、
を備え、
前記第1円筒部及び前記第2円筒部の外周面と前記貫通孔の内周面との間には隙間が設けられている、被締結部材。
【請求項5】
電線と、
請求項4に記載の被締結部材と、
を備え、
前記被締結部材はプロテクタである、ワイヤーハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラー、被締結部材及びワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂製の取付対象部材の貫通孔に金属製のカラーを装着する構造が知られている。樹脂製の取付対象部材に金属製のカラーを装着することで、ボルトなどのような金属製の締結具で取付対象部材を締結した場合であっても、樹脂製の取付対象部材が締結の応力によって経時的に変形し、締結具のゆるみが発生するのを抑制することができる。
【0003】
特許文献1には、締結物である炭素繊維強化樹脂材に貫通孔を形成し、貫通孔に筒状に形成された金属製のカラーを装着することが開示されている。特許文献1では、カラーの第1部材における鍔部が貫通孔のCFRP材の表面側の周縁部に接着剤を介して当接し、カラーの第2部材における当接部が貫通孔のCFRP材の裏面側の周縁部に接着剤を介して当接することが開示されている。特許文献1の記載の構造によれば、CFRP材と金属製のカラーとの間に液体が浸入することを抑制することにより、金属製のカラーの電食を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-114139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、カラーの内方に締結具を挿入したのち締結具を締め付けることによって、炭素繊維強化樹脂材と被締結物とを締結し、炭素繊維強化樹脂材の締結構造を形成している。しかしながら、通常、筒状カラーとボルトの軸部との間の公差は、許容幅が少なく、少しの公差しか許容することができない。また、ボルトの挿通孔を楕円筒状にすることも考えられるが、この場合、縦又は横のどちらか1方向の公差しか吸収できないため、設計に制限が生じるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、公差許容範囲が広く、取付対象部材に加わる面圧を分散することが可能なカラー、被締結部材及びワイヤーハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るカラーは、板状の第1鍔部と、第1鍔部の内周側において、第1鍔部の一方の面である第1突出面側に突出し、円筒形状を有する第1円筒部とを含む第1部材を備えている。カラーは、板状の第2鍔部と、第2鍔部の内周側において、第2鍔部の一方の面である第2突出面側に突出し、円筒形状を有する第2円筒部とを含み、第2円筒部が第1円筒部と連結された第2部材を備えている。取付対象部材の貫通孔に第1円筒部及び第2円筒部を挿通した場合に、第1円筒部及び第2円筒部の外径は貫通孔の孔径よりも小さく、第1円筒部及び第2円筒部の外周面と貫通孔の内周面との間には隙間が設けられる。
【0008】
本発明の他の態様に係る被締結部材は、貫通孔を有する取付対象部材と、貫通孔に第1円筒部及び第2円筒部が挿通されたカラーとを備える。第1円筒部及び第2円筒部の外周面と貫通孔の内周面との間には隙間が設けられている。
【0009】
本発明の他の態様に係るワイヤーハーネスは、電線と、被締結部材とを備え、被締結部材はプロテクタである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、公差許容範囲が広く、取付対象部材に加わる面圧を分散することが可能なカラー、被締結部材及びワイヤーハーネスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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