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公開番号2024171974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089363
出願日2023-05-31
発明の名称コネクタ、及び、ワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子を適正に保持することができるコネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】ワイヤハーネスWHに適用されるコネクタ1は、導電性を有する配索材Wの端末に接続され、外面側から突出して形成された係止片14を有する端子10と、端子10を収容する端子収容部21、及び、当該端子収容部21に向かって突出して形成され、端子10が端子収容部21に収容された状態で係止片14と当接して端子10を係止するランス23を有するインナハウジング20と、インナハウジング20の外側に組み付けられる固定部材30とを備える。また、ランス23は、弾性変形可能に構成され、インナハウジング20に固定部材30が組み付けられた状態で当該固定部材30と接触することで、端子収容部21に収容された端子10に向かって押し付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する配索材の端末に接続され、外面側から突出して形成された係止片を有する端子と、
前記端子を収容する端子収容部と、前記端子収容部に向かって突出して形成され、前記端子が前記端子収容部に収容された状態で前記係止片と当接して前記端子を係止するランスとを有するインナハウジングと、
前記インナハウジングの外側に組み付けられる固定部材とを備え、
前記ランスは、弾性変形可能に構成され、前記インナハウジングに前記固定部材が組み付けられた状態で当該固定部材と接触することで前記端子収容部に収容された前記端子に向かって押し付けられることを特徴とする、
コネクタ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記ランスは、前記インナハウジングの外部に露出して配置され、
前記インナハウジングは、前記端子収容部に収容される前記端子の延在方向に沿って、前記固定部材に対して挿入されることで組み付けられる、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ランスは、前記インナハウジングが前記固定部材に挿入される際に当該固定部材と接触する端部に設けられることで、前記固定部材の端部に当接した際に押し下げられる誘導部を有し、
前記誘導部は、面取り部分を含んで構成される、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記固定部材は、金属材料によって形成され、前記配索材の被覆部を加締めることで当該配索材と接続される、
請求項2または3に記載のコネクタ。
【請求項5】
導電性を有する配索材と、
前記配索材の端末に接続され、外面側から突出して形成された係止片を有する端子と、
前記端子を収容する端子収容部と、前記端子収容部に向かって突出して形成され、前記端子が前記端子収容部に収容された状態で前記係止片と当接して前記端子を係止するランスとを有するインナハウジングと、
前記インナハウジングの外側に組み付けられる固定部材とを備え、
前記ランスは、弾性変形可能に構成され、前記インナハウジングに前記固定部材が組み付けられた状態で当該固定部材と接触することで前記端子収容部に収容された前記端子に向かって押し付けられることを特徴とする、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ、及び、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、アウタハウジングと、アウタハウジングに収容され内部に保持されるインナハウジングと、インナハウジングに収容される端子と、端子の端末にそれぞれ接続される電線と、電線の絶縁被覆部に加締められてインナハウジングの外周に組み付けられるジャケット固定部材(固定部材)と、を備えるコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-102305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のコネクタは、インナハウジングに形成される端子収容部に端子を収容して保持させた状態で、当該インナハウジングに固定部材を装着することで、各部材を組み付けることができる。しかし、このような構成のコネクタは、例えば、電線が引き抜かれる方向に引っ張られると、端子にも力がかかる。そのため、端子の組み付け位置がずれる虞があり、その点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、端子を適正に保持することができるコネクタ、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、導電性を有する配索材の端末に接続され、外面側から突出して形成された係止片を有する端子と、前記端子を収容する端子収容部と、前記端子収容部に向かって突出して形成され、前記端子が前記端子収容部に収容された状態で前記係止片と当接して前記端子を係止するランスとを有するインナハウジングと、前インナハウジングの外側に組み付けられる固定部材とを備え、前記ランスは、弾性変形可能に構成され、前記インナハウジングに前記固定部材が組み付けられた状態で当該被固定用部材と接触することで前記端子収容部に収容された前記端子に向かって押し付けられることを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材の端末に接続され、外面側から突出して形成された係止片を有する端子と、前記端子を収容する端子収容部と、前記端子収容部に向かって突出して形成され、前記端子が前記端子収容部に収容された状態で前記係止片と当接して前記端子を係止するランスとを有するインナハウジングと、前記インナハウジングの外側に組み付けられる固定部材とを備え、前記ランスは、弾性変形可能に構成され、前記インナハウジングに前記固定部材が組み付けられた状態で当該被固定用部材と接触することで前記端子収容部に収容された前記端子に向かって押し付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るコネクタ、及び、ワイヤハーネスは、端子を適正に保持することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るコネクタが適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す斜視図である。
図2は、本実施形態に係るコネクタが適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す断面図である。
図3は、本実施形態に係るコネクタの端子収容部に収容される端子の概略構成を表す斜視図である。
図4は、本実施形態に係るコネクタのインナハウジングの概略構成を表す斜視図である。
図5は、本実施形態に係るコネクタの組み付けについて説明する断面図である。
図6は、本実施形態に係るコネクタの組み付けについて説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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