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公開番号2024154170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023067855
出願日2023-04-18
発明の名称グロメット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20241023BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ワイヤーハーネスをグロメットに挿通して車両内に配策する場合でも、ワイヤーハーネスが、予め設計された配策経路からずれるのを抑えて、配策経路の設計時に、作業者の負担を抑えることができるグロメットを提供する。
【解決手段】グロメット30は、インナー部材31を備える。インナー部材31は、車体パネル7の貫通孔9の第2縁部9bに係止される。インナー部材31は、第1分割体50及び第2分割体60から構成される。第1分割体50及び第2分割体60は、ワイヤーハーネス20の周囲に配置された状態で組み付けられている。インナー部材31は、ワイヤーハーネス20に対向する内周面41cに、ワイヤーハーネス20を保持する第1突部47及び第2突部48を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体パネルに設けられた貫通孔に装着されるグロメットであって、
前記貫通孔に挿通されて、前記貫通孔の縁部に係止されるインナー部材と、
前記インナー部材に取り付けられて、ワイヤーハーネスを挿通可能な弾性材料からなる挿通部を有するアウター部材と、
を備え、
前記挿通部は、前記ワイヤーハーネスに固定される固定部位を有し、
前記インナー部材は、複数の分割体から構成され、
前記複数の分割体は、前記ワイヤーハーネスの周囲に配置された状態で組み付けられており、
前記インナー部材は、前記ワイヤーハーネスに対向する内周面に、前記ワイヤーハーネスを保持する複数の突部を有するグロメット。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
各突部は、前記ワイヤーハーネスに対向する頂部を有し、
前記ワイヤーハーネスの長さ方向に垂直な断面視において、各突部の頂部は、前記ワイヤーハーネスの外装部材の外周面に沿うように形成されている請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記ワイヤーハーネスの外装部材が、環状の山部及び環状の谷部が前記ワイヤーハーネスの長さ方向に沿って交互に並んだ蛇腹形状に形成されている場合、前記複数の突部は、隣接する山部の間に入り込んで、前記ワイヤーハーネスを保持する請求項1に記載のグロメット。
【請求項4】
前記ワイヤーハーネスの外装部材が、環状の山部と環状の谷部とが、前記ワイヤーハーネスの長さ方向に沿って交互に並んだ蛇腹形状に形成されていない場合、前記複数の突部は、前記外装部材に圧接して、前記ワイヤーハーネスを保持する請求項1に記載のグロメット。
【請求項5】
前記複数の突部は、前記ワイヤーハーネスの周方向及び長さ方向に沿って、前記インナー部材の内周面に設けられる請求項1に記載のグロメット。
【請求項6】
前記インナー部材が、一対の分割体から構成される場合、一方の分割体は、他方の分割体の被係合部に係合する係合部が設けられた一端と、前記他方の分割体の係合部に係合される被係合部が設けられた他端とを有する請求項1に記載のグロメット。
【請求項7】
前記インナー部材が、一対の分割体から構成される場合、一方の分割体は、他方の分割体とヒンジで結合された一端と、前記他方の分割体の係合部に係合される被係合部が設けられた他端とを有する請求項1に記載のグロメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グロメットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両内にて、車室の内外にわたってワイヤーハーネスを配策する場合、ワイヤーハーネスは、車室の内外を仕切る車体パネルに設けられた貫通孔に貫通される。
【0003】
この場合、ワイヤーハーネスの保護、防水などを目的として、ワイヤーハーネスを、貫通孔に装着したグロメットに挿通させる構成が知られている。
【0004】
特許文献1には、弾性材料を用いて構成されて、車室外から車室内に押し込まれて貫通孔に装着されるグロメットが開示されている。当該グロメットでは、ワイヤーハーネスの挿通部分の一部が、蛇腹状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-43676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に、ワイヤーハーネスは、周辺部品と干渉しないように、予め設計された配策経路に沿って車両内に配置される。
【0007】
しかしながら、ワイヤーハーネスがグロメットに挿通されて固定されている場合、グロメットは弾性材料を用いて構成されているため、ワイヤーハーネスの剛性が高いと、ワイヤーハーネスの長さ方向に沿った応力がグロメットに掛かり、グロメットが変形する可能性がある。
【0008】
例えば、ワイヤーハーネスの挿通部分の一部が、蛇腹状に構成されている場合、ワイヤーハーネスの長さ方向に沿った応力がグロメットに掛かると、グロメットの蛇腹状に構成された部分が伸縮する可能性がある。グロメットの蛇腹状に構成された部分が収縮して、ワイヤーハーネスが、車室内側に押し込まれる場合、ワイヤーハーネスの車室内側の配策経路が大きく膨らむとともに、ワイヤーハーネスの車室外側の配策経路が直線的になる。
【0009】
このように、グロメットが変形する場合、ワイヤーハーネスが、予め設計した配策経路からずれることが懸念される。このため、ワイヤーハーネスをグロメットに挿通して車両内に配策する場合、作業者は、上述した事象も想定して配策経路を設計する必要があるため、作業者の負担が増大していた。
【0010】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、ワイヤーハーネスをグロメットに挿通して車両内に配策する場合でも、ワイヤーハーネスが、予め設計された配策経路からずれるのを抑えて、配策経路の設計時に、作業者の負担を抑えることができるグロメットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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