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公開番号
2024164385
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023079828
出願日
2023-05-15
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/639 20060101AFI20241120BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ロック時の打撃音をより大きく発するコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、ハウジングロック16を有するハウジング10を備える。ハウジングロック16は、アーム設置面11bを基端とし、相手ハウジング210と嵌合する側を自由端51として嵌合方向に沿って延伸し、自由端51に設けられているロック突部51aが係止突部212を乗り越えて係合するように撓み変形するロックアーム53と、幅方向でロックアーム53の自由端51に先端部50aが支持され、CPA20を組み付け可能な組付アーム50とを有する。組付アーム50は、ハウジング10の内側に向けて突出するように先端部50aに設けられ、ロック突部51aが係止突部212を乗り越えた後のロックアーム53の復帰変形に合わせて相手ハウジング210の外面210aを打撃するリブ構造部54を有する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
相手コネクタの相手ハウジングと嵌合し、当該相手ハウジングに設けられている係止突部と係合して嵌合状態を維持させるハウジングロックを有するハウジングを備え、
前記ハウジングロックは、
前記ハウジングの外周面にあるアーム設置面を基端とし、前記相手ハウジングと嵌合する側を自由端として嵌合方向に沿って延伸し、前記自由端に設けられているロック突部が前記係止突部を乗り越えて係合するように撓み変形するロックアームと、
前記ロックアームの撓み方向と直交する幅方向で前記ロックアームの前記自由端に先端部が支持され、前記相手ハウジングとの嵌合位置を保証する位置保証部材を組み付け可能な組付アームと、を有し、
前記組付アームは、前記ハウジングの内側に向けて突出するように前記先端部に設けられ、前記ロック突部が前記係止突部を乗り越えた後の前記ロックアームの復帰変形に合わせて前記相手ハウジングの外面を打撃するリブ構造部を有する、コネクタ。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記リブ構造部の一部は、前記嵌合方向で前記相手ハウジングに近い側を前記ハウジングにおける前側とすると、前記幅方向視で、前記ロック突部よりも前記前側にある、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リブ構造部における前記前側の側面である先端側面は、前記リブ構造部の先端面に向けて傾斜するテーパ状である、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記アーム設置面から前記組付アームまでの高さは、前記アーム設置面から前記ロックアームまでの高さよりも高く、
前記リブ構造部は、前記幅方向で、前記ロックアームの一部と非接触で対向する、請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ロックアームは、前記幅方向に沿って延伸する前記自由端を共通として、前記幅方向で前記ロック突部を挟んで対称に一対あり、
前記組付アームは、前記幅方向で2つの前記ロックアームを挟んで対称に一対ある、請求項1又は2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一方のコネクタのハウジングに係止突部が設けられ、他方のコネクタのハウジングに、ロック突部を有するロックアームが設けられることで、ハウジング同士が嵌合したときに係止突部にロック突部が係合してロック状態となる機構がある。このようなロック機構では、ハウジング同士が嵌合するとき、ロック突部が係止突部に一旦乗り上げることでロックアームが撓み変形し、ロック突部が係止突部を乗り越えた後にロックアームが復帰変形することでロック状態となる。ここで、ロックアームが復帰変形するときの勢いでロック突部が相手ハウジングの壁面を叩き、これにより音が発せられれば、作業者は、その打撃音によってロック状態となったことを知ることができる。特許文献1は、ロック突部に対して幅方向にずれた位置に打撃部を設けることで、ロック突部の表面が傷んだ場合でも確実に打撃音を発するコネクタに関する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-184529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロック状態となるときに発せられる打撃音は、作業者が確実に認識するために、より大きいことが望ましい。しかし、特許文献1に開示のコネクタでは、ロックアームの下面端等、ロックアームの一部が打撃部として設定されるため、打撃音を大きくさせるにも、構造の改変には限界がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、ロック時の打撃音をより大きく発するコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るコネクタは、相手コネクタの相手ハウジングと嵌合し、相手ハウジングに設けられている係止突部と係合して嵌合状態を維持させるハウジングロックを有するハウジングを備え、ハウジングロックは、ハウジングの外周面にあるアーム設置面を基端とし、相手ハウジングと嵌合する側を自由端として嵌合方向に沿って延伸し、自由端に設けられているロック突部が係止突部を乗り越えて係合するように撓み変形するロックアームと、ロックアームの撓み方向と直交する幅方向でロックアームの自由端に先端部が支持され、相手ハウジングとの嵌合位置を保証する位置保証部材を組み付け可能な組付アームと、を有し、組付アームは、ハウジングの内側に向けて突出するように先端部に設けられ、ロック突部が係止突部を乗り越えた後のロックアームの復帰変形に合わせて相手ハウジングの外面を打撃するリブ構造部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ロック時の打撃音をより大きく発するコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。
一実施形態に係るコネクタの正面図である。
図2のIII-IIIに対応したコネクタの断面図である。
ハウジングロックの斜視図である。
ハウジングロックの正面図である。
相手コネクタに接続されている途中のコネクタの断面図である。
図5AのVB部に対応したコネクタの一部拡大図である。
相手コネクタに対する接続が完了したコネクタの断面図である。
図6AのVIB部に対応したコネクタの一部拡大図である。
リブ構造部が打撃音を発する時点でのコネクタの断面図である。
図7AのVIIB部に対応したリブ構造部を拡大した断面図である。
図7BのVIIC部に対応したリブ構造部を更に拡大した断面図である。
相手キャビティに斜めに進入した場合のコネクタを示す断面図である。
図8AのVIIIB部に対応したリブ構造部を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて一実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1は、一実施形態に係るコネクタ1の分解斜視図である。図2は、相手コネクタ200の接続方向に沿って見た、コネクタ1の正面図である。図3は、図2のIII-IIIに対応した、コネクタ1の断面図である。図1、図2及び図3では、コネクタ1が接続される相手コネクタ200も併せて例示されている。また、図3では、相手コネクタ200にコネクタ1が接続される前の状態が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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