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公開番号
2024157660
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072136
出願日
2023-04-26
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/58 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタ本体から延びる電線を覆うカバーの強度を維持しつつ軽量化を図ることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、オスハウジング3と、オスハウジング3に嵌合するメスハウジング4と、オスハウジング3とメスハウジング4との嵌合体であるコネクタ本体2に取り付けられ、コネクタ本体2から延びる電線5の少なくとも一部を覆うカバー6とを備える。カバー6は、電線5の延在方向と交差する方向に間隔をあけて配置される一対の側壁部31,31を有する。側壁部31には、側壁部31を厚さ方向に貫通する肉抜き部38が形成され、肉抜き部38には、肉抜き部38の周縁部38aに掛け渡される梁部39が交差するように一対に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに嵌合する第2ハウジングと、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合体に取り付けられ、前記嵌合体から延びる電線の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記電線の延在方向と交差する方向に間隔をあけて配置される一対の側壁部を有し、
前記側壁部には、前記側壁部を厚さ方向に貫通する貫通部が形成され、
前記貫通部には、前記貫通部の周縁部に掛け渡される梁部が交差するように一対に形成されている、
コネクタ。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記貫通部は、前記側壁部の厚さ方向視において四角形状に形成され、
一対の前記梁部はそれぞれ、前記貫通部の対角同士を繋ぐように配置されている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記カバーの一対の前記側壁部に形成された前記貫通部を少なくとも覆う筐体を備え、
前記嵌合体における前記筐体の一側から外部に露出する部分には、前記筐体の内部への前記嵌合体の移動を規制するためのフランジ部が形成され、
前記カバーにおける前記筐体の他側から露出する部分には、前記嵌合体及び前記カバーの抜け止めのための保持部材が係合される保持溝部が形成されている、
請求項1又は2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、第1ハウジングと、第1ハウジングに嵌合する第2ハウジングと、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合体(コネクタ本体)に取り付けられて嵌合体から延びる電線を所定の配索向きに案内するカバーとを備えるものがある。特許文献1のコネクタでは、カバーは、配索向きが第1の向きであるときには第1ハウジングが有する第1係止部に係合し、且つ、配索向きが第2の向きであるときには第2ハウジングが有する第2係止部に係合する、双方の係止部に係止可能な被係止部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-170666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、コネクタ全体の軽量化を目的として、カバーの壁部に肉抜き部(貫通部)を設けたような場合には、カバーの強度が著しく低下して、コネクタ全体の外形及び構成に影響が出る可能性がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、コネクタ本体から延びる電線を覆うカバーの強度を維持しつつ軽量化を図ることができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るコネクタは、第1ハウジングと、第1ハウジングに嵌合する第2ハウジングと、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合体に取り付けられ、嵌合体から延びる電線の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、カバーは、電線の延在方向と交差する方向に間隔をあけて配置される一対の側壁部を有し、側壁部には、側壁部を厚さ方向に貫通する貫通部が形成され、貫通部には、貫通部の周縁部に掛け渡される梁部が交差するように一対に形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コネクタ本体から延びる電線を覆うカバーの強度を維持しつつ軽量化を図ることができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るコネクタの一例を示す分解斜視図である。
メスハウジングの背面図である。
図2の要部拡大図である。
カバーの斜視図である。
カバーの側面図である。
コネクタ本体及びカバーを筐体に取り付けた状態を示す平断面図である。
コネクタ本体及びカバーを筐体に取り付ける手順を示す側断面図である。
コネクタ本体及びカバーを筐体に取り付ける手順を示す側面図である。
コネクタ本体及びカバーを筐体に取り付ける手順を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1に示すように、コネクタ1は、第1ハウジング(オスハウジング3)と、オスハウジング3に嵌合する第2ハウジング(メスハウジング4)とを備える。また、コネクタ1は、オスハウジング3及びメスハウジング4が嵌合して得られる嵌合体であるコネクタ本体2に取り付けられ、コネクタ本体2から延びる電線5(図7参照)の少なくとも一部を覆うカバー6を備える。さらに、コネクタ1は、コネクタ本体2(メスハウジング4)とカバー6との結合部分、及びカバー6の少なくとも一部を覆う筐体7を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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