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公開番号2024164592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080189
出願日2023-05-15
発明の名称保持装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20241120BHJP(車両一般)
要約【課題】ユーザが操作しなくとも車両の状態に応じて電子機器を回転させることができる保持装置を提供する。
【解決手段】保持部3が、スマートフォン2を保持する。回転部4が、表示画面21に交差する軸回りに保持部3を回転させる。車載ECU6が、車両情報が車両後進を示す場合、表示画面21の長手方向が左右方向に沿うように(横置き)回転部4を回転させ、車両情報が車両後進を示していない場合、表示画面21の長手方向が上下方向に沿うように(縦置き)回転部4を回転させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車内に設置され、表示画面を有する電子機器を保持する保持装置であって、
前記電子機器を保持する保持部と、
前記表示画面に交差する軸回り方向に前記保持部を回転させる回転部と、
車両の状態を示す車両情報に基づいて前記回転部の回転を制御する回転制御部と、を備えた、
保持装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保持装置において、
前記回転制御部は、前記車両情報が車両後進を示す場合、前記表示画面の長手方向が左右方向に沿うように前記回転部を回転させ、前記車両情報が前記車両後進を示していない場合、前記表示画面の長手方向が上下方向に沿うように前記回転部を回転させる、
保持装置。
【請求項3】
請求項1に記載の保持装置において、
前記回転制御部は、前記車両情報が前記車両のイグニッションスイッチがオフを示す場合、予め定めた回転位置まで前記回転部を回転させ、
前記電子機器との通信により予め定めた前記回転位置を設定する設定部を有する、
保持装置。
【請求項4】
請求項1に記載の保持装置において、
前記保持部は、前記電子機器を吸着する永久磁石及び第1電磁石を有し、
前記車両情報が車両停止中を示す場合、前記保持部による前記電子機器の吸着力が弱まるように前記第1電磁石の磁力を制御し、前記車両情報が車両走行中を示す場合、前記保持部による前記電子機器の吸着力が高まるように前記第1電磁石の磁力を制御する電磁石制御部をさらに備えた
保持装置。
【請求項5】
請求項4に記載の保持装置において、
前記第1電磁石は、前記軸回り方向に沿って磁化され、
前記回転部は、前記第1電磁石と前記表示画面に交差する軸方向に対向する第2電磁石を有し、
前記回転制御部は、前記第2電磁石の磁力を制御して、前記回転部の回転を制御する、
保持装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保持装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スマートフォンなどの表示画面を有する電子機器を車内で保持するためのホルダ(保持装置)が知られている(特許文献1)。特許文献1のホルダは、クランプ機構により電子機器を保持し、回転板を回転させてクランプ構造、電子機器を回転させる。また、特許文献1のホルダは、ユーザの操作により回転できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-6530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザは、車両の状態(例えば、前進か後進か)に応じて電子機器を縦置きにしたり、横置きにしたい場合がある。この場合、従来のホルダでは、ユーザが操作して電子機器を回転させる必要がある、という課題があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが操作しなくとも車両の状態に応じて電子機器を回転させることができる保持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る保持装置は、下記を特徴としている。
車内に設置され、表示画面を有する電子機器を保持する保持装置であって、
前記電子機器を保持する保持部と、
前記表示画面に交差する軸回り方向に前記保持部を回転させる回転部と、
車両の状態を示す車両情報に基づいて前記回転部の回転を制御する回転制御部と、を備えた、
保持装置であること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが操作しなくとも車両の状態に応じて電子機器を回転させることができる保持装置を提供することができる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態における本発明の保持装置を示す分解斜視図である。
図2は、図1に示す保持装置の電気構成図である。
図3は、図2に示す車載ECUの処理手順を示すフローチャートである。
図4は、スマートフォンを横置きにした図1の保持装置を示す斜視図である。
図5は、スマートフォンを縦置きにした図1に示す保持装置を示す斜視図である。
図6は、第2実施形態における本発明の保持装置を示す分解斜視図である。
図7は、第3実施形態における本発明の保持装置を示す分解斜視図である。
図8は、図7の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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