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公開番号2025085888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199577
出願日2023-11-27
発明の名称車載通信システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 16/023 20060101AFI20250530BHJP(車両一般)
要約【課題】車内LANにおいて発生するリンギングを適切に抑制することが可能な車載通信システムを提供する。
【解決手段】車載通信システム10は、SICトランシーバ及び終端抵抗を備える終端ノード201を備える。また、車載通信システム10は、SICトランシーバを備える第1支線ノード202と、第2支線ノード203と、を備える。また、車載通信システム10は、終端コネクタ111、第1コネクタ112、及び第2コネクタ113、を有するジャンクションコネクタ100を備える。ジャンクションコネクタ100は、第1支線302の長さが、終端支線301又は第2支線303のいずれか一方より所定の長さ以上の場合に、第1コネクタ112にフィルタを備える。また、ジャンクションコネクタ100は、第2支線303の長さが、終端支線301又は第1支線302のいずれか一方より所定の長さ以上の場合に、第2コネクタ113にフィルタを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられ、通信プロトコルに基づいて、複数のECUの間で通信データを送受信する車載通信システムであって、
SICトランシーバ及び終端抵抗を備え、前記通信データを送信する前記ECUである終端ノードと、
前記SICトランシーバを備え、前記通信データを送信又は受信する前記ECUである第1支線ノードと、
前記SICトランシーバを備え、前記通信データを送信又は受信する前記ECUである第2支線ノードと、
終端支線を介して前記終端ノードと接続される終端コネクタ、第1支線を介して前記第1支線ノードと接続される第1コネクタ、及び第2支線を介して前記第2支線ノードと接続される第2コネクタ、を有するジャンクションコネクタと、を備え、
前記ジャンクションコネクタは、
前記第1支線の長さが、前記終端支線又は前記第2支線のいずれか一方より所定の長さ以上の場合に、前記第1コネクタにリンギングを抑制するためのフィルタを備え、
前記第2支線の長さが、前記終端支線又は前記第1支線のいずれか一方より前記所定の長さ以上の場合に、前記第2コネクタに前記フィルタを備える、車載通信システム。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記所定の値は1mである、請求項1に記載の車載通信システム。
【請求項3】
前記通信データは、前記通信プロトコルに基づいて、2Mbps以上、5Mbps以下の通信速度で送受信される請求項1に記載の車載通信システム。
【請求項4】
前記フィルタはローパスフィルタである、請求項1に記載の車載通信システム。
【請求項5】
他の前記車載通信システムと、幹線を介して接続するための幹線コネクタを備える請求項1~3のいずれか一項に記載の車載通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載通信システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車内LANにおいて送受信される信号の反射波などにより、信号の波形が歪む現象であるリンギングを抑制するための技術が提案されている。特許文献1には、リンギング除去用のフィルタ回路を実装したジャンクションコネクタが開示されている。特許文献1に開示されたジャンクションコネクタは、各通信ライン中にフィルタ回路として機能する抵抗を挿入することにより反射量を減衰させ、通信ラインのリンギングを減少させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-67543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示されたジャンクションコネクタは、ジャンクションコネクタ内において、各ECUからの全ての通信ライン上にフィルタ機能を備えている。一方で、近年、車内LANを構成するCANドライバーに内蔵されたリンギング抑制技術として、SICトランシーバ(Signal Improvement Capavility、信号改善機能)が用いられる。例えば、特許文献1で開示されたジャンクションコネクタにおいてにSICトランシーバを用いる場合、全ての通信ラインにフィルタを備えることによるコストの増大や、性能的に過剰となるという問題が生じる。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、車内LANにおいて発生するリンギングを適切に抑制することが可能な車載通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る車載通信システムは、車両に設けられ、通信プロトコルに基づいて、複数のECUの間で通信データを送受信する車載通信システムであって、SICトランシーバ及び終端抵抗を備え、通信データを送信するECUである終端ノードと、SICトランシーバを備え、通信データを送信又は受信するECUである第1支線ノードと、SICトランシーバを備え、通信データを送信又は受信するECUである第2支線ノードと、終端支線を介して終端ノードと接続される終端コネクタ、第1支線を介して第1支線ノードと接続される第1コネクタ、及び第2支線を介して第2支線ノードと接続される第2コネクタ、を有するジャンクションコネクタと、を備え、ジャンクションコネクタは、第1支線の長さが、終端支線又は第2支線のいずれか一方より所定の長さ以上の場合に、第1コネクタにリンギングを抑制するためのフィルタを備え、第2支線の長さが、終端支線又は第1支線のいずれか一方より所定の長さ以上の場合に、第2コネクタにフィルタを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車内LANにおいて発生するリンギングを適切に抑制することが可能なジャンクションコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車載通信システムの構成を示す図である。
本実施形態に係る車載通信システムの接続例について説明するための図である。
本実施形態に係るジャンクションコネクタの外観を示す斜視図である。
本実施形態に係るジャンクションコネクタのコネクタ部について説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムで適用される所定の長さについて説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムで適用される所定の長さについて説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムで適用される所定の長さについて説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムにおけるフィルタの適用について説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムにおけるリンギングのピーク値について説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムにおけるリンギングのピーク値について説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムにおけるピーク値減少率について説明するための図である。
本実施形態に係る車載通信システムにおけるピーク値減少率について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る車載通信システム10について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0010】
図1は、本実施形態に係る車載通信システム10の構成を示す図である。図1に示すように、車載通信システム10は、複数のECU200(Electronic Control Unit)と、ジャンクションコネクタ100(J/C)とを含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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