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公開番号2024163411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023078962
出願日2023-05-12
発明の名称表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241115BHJP(車両一般)
要約【課題】放熱性能を向上させ、かつ耐振性を向上させた表示装置を得ることを目的とする。
【解決手段】表示装置1は、光源と、板状の表示部132と、放熱部134と、表示部132及び放熱部134を収容するバックライトハウジング131と、バックライトハウジング131に設けられ、表示部132及び放熱部134を、板厚方向に交差する面延在方向から挟み込んで固定する樹脂バネ136と、表示部132及び放熱部134を、まとめて板厚方向に押圧することで表示部132及び放熱部134の変位を規制するバックライトカバー137及び緩衝部材138と、を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、
前記光源が発した光が集光される表示領域を備えた板状の表示部と、
前記表示部の板厚方向一方側または他方側に配置される板状の放熱部と、
前記表示部及び前記放熱部を収容するハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記表示部及び前記放熱部を、前記板厚方向に交差する面延在方向から挟み込んで固定する第一固定部と、
前記表示部及び前記放熱部を、まとめて前記板厚方向に押圧することで前記表示部及び前記放熱部の変位を規制する第二固定部と、を備えたことを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記ハウジングには、前記面延在方向のうち前記第一固定部が前記表示部及び前記放熱部を挟む方向と異なる方向から前記表示部及び前記放熱部を挟む位置に、第三固定部が設けられ、
前記第三固定部に対して、前記表示部及び前記放熱部が圧入により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示部と前記放熱部との間には、凹凸のある拡散板が配置されることで空気層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記放熱部は、透明部材、または放熱性を備えた透明部材であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第一固定部は、前記表示部の周縁に配置され、それぞれが対向する一対の板バネであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第二固定部は、前記表示領域の周縁に沿って延びる緩衝部材を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第二固定部は、前記緩衝部材を保持するとともに、前記表示部及び前記放熱部の周縁を覆い、前記ハウジングに嵌合するカバー部材を備え、
前記ハウジングは、前記光源が発した光の光軸方向の一方側に向かって開口する開口部を備え、
前記表示部及び前記放熱部は、前記開口部の近傍に配置され、
前記第一固定部は、前記表示部の周縁に配置され、
前記カバー部材が前記ハウジングに嵌合した状態で、前記緩衝部材は、前記表示部及び前記放熱部のいずれかに当接していることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のフロントガラス等の透過部材に、光源が発した表示光を投影する表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の表示装置は、光源及び複数のレンズからなるバックライトユニットと、光源が発した光が集光される表示領域を有する板状の液晶表示素子(表示部)と、を備えている。液晶表示素子は、その表示領域を覗かせた状態で枠状のカバーに保護されており、カバーに形成されたフックによって、箱状の収容部に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-189626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した表示装置では、起動時の電圧印加による伝導熱や、表示光による集光熱(表示装置が車両等に搭載されるHUD(ヘッドアップディスプレイ)の場合は、外光の集光熱も)の影響を受けて液晶表示素子の温度が上昇することがある。このため、液晶表示素子が膨張、または破損するおそれがあった。この点に関し、液晶表示素子と収容部との間に板ガラス等を挟み込み、板ガラスによって上述の伝導熱等を放熱させることが考えられる。しかしながら、表示装置を車両等で使用する場合には、液晶表示素子の収容部が振動するため、板ガラスと液晶表示素子がその面延在方向及び板厚方向に振動し、異音の発生に繋がっていた。また、振動により板ガラスと液晶表示素子とが常に接触され難く、板ガラスによる放熱効率が下がってしまう可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、放熱性能を向上させ、かつ耐振性を向上させた表示装置を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、表示装置は、光源と、前記光源が発した光が集光される表示領域を備えた板状の表示部と、前記表示部の板厚方向一方側または他方側に配置される板状の放熱部と、前記表示部及び前記放熱部を収容するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記表示部及び前記放熱部を、前記板厚方向に交差する面延在方向から挟み込んで固定する第一固定部と、前記表示部及び前記放熱部を、まとめて前記板厚方向に押圧することで前記表示部及び前記放熱部の変位を規制する第二固定部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、放熱性能を向上させ、かつ耐振性を向上させた表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態にかかる表示装置を車両内に配置した状態の全体概略図。
表示装置の構成を示す全体概略図。
表示装置の一部を構成するバックライト装置の斜視図。
図3のAーA線矢視断面図。
バックライトカバーを外した状態のバックライト装置の斜視図。
(A)は、緩衝部材の配置を示す図であり、(B)は、変形例における緩衝部材の配置を示す図である。
変形例におけるバックライト装置の分解斜視図。
(A)は、表示部、拡散板、放熱部の側面図であり、(B)は、拡散板の斜視図であり、(C)は、拡散板の網点を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態を図1~図6(A)に基づいて説明する。表示装置1は、車両等に搭載されるHUDユニット(ヘッドアップディスプレイユニット)である。表示装置1は、図1に示すように、車両内前方のインストルメントパネルP内部に配置されている。
【0010】
表示装置1は、インストルメントパネルPに開口する射出口P1を通して表示光LをウインドシールドWaに照射し、虚像L1による遠方表示によって、所定の表示画像を生じさせる。虚像L1による表示画像は、例えば、時速や走行距離等の各種情報を示しており、運転中の乗員は、目の位置を示すアイポイントEpから前方を見た場合の視覚で、この各種情報を確認する。すなわち、乗員は、表示装置1によって生じた表示画像と、ウインドールドWaを通して見える車両前方の風景と、を重ね合わせた状態で同時に視認することとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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