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公開番号2024150017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063222
出願日2023-04-10
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20241016BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングの内部におけるリテーナの係止アームの可動領域をサイドリテーナが挿入される領域と併用ができるよう構成することにより、コネクタ全体の小型化を図る。
【解決手段】コネクタ1は、ハウジング3と、シール部材4と、リアリテーナ5と、サイドリテーナ6とを備える。リアリテーナ5は、本体部50と、本体部50から挿入方向A1に沿って突出して形成される係止アーム51とを有する。ハウジング3は、係止アーム51を係止する係止部(本係止部38a、仮係止部38b)を有し、サイドリテーナ6は、端子2が端子収容室34から抜けることを防止する抜け防止部61を有する。リアリテーナ5をハウジング3の内部に挿入する際に係止部(本係止部38a、仮係止部38b)との干渉によって係止アーム51が可動する可動領域AR1が、サイドリテーナ6の抜け防止部61が挿入される挿入領域AR2内に形成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
端子を収容する端子収容室を有するハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置され、前記端子収容室の内部に液体が浸入することを防止するシール部材と、
前記端子収容室への前記端子の挿入方向の前方又は後方から前記ハウジングに対して組み付けられるリテーナと、
前記挿入方向と交差する組付方向に沿って前記ハウジングに対して組み付けられるサイドリテーナと、を備え、
前記リテーナは、本体部と、前記本体部から前記挿入方向に沿って突出して形成される係止アームと、を有し、
前記ハウジングは、前記係止アームを係止する係止部を有し、
前記サイドリテーナは、前記端子が前記端子収容室から抜けることを防止する抜け防止部を有し、
前記リテーナを前記ハウジングの内部に挿入する際に前記係止部との干渉によって前記係止アームが可動する可動領域が、前記サイドリテーナの前記抜け防止部が挿入される挿入領域内に形成されている、
コネクタ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、左右一対の側壁部を有し、
前記係止部は、前記ハウジングの前記側壁部に配置される本係止部と、前記ハウジングの前記側壁部に前記本係止部よりも前記挿入方向の後方に配置される仮係止部と、を有し、
前記係止アームは、前記リテーナを前記ハウジングの内部に挿入する際に前記本係止部又は前記仮係止部と干渉して左右方向内側に撓むように構成され、
前記抜け防止部の前記挿入領域が、前記本係止部及び前記仮係止部の左右方向内側に形成されている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ハウジングは、上下一対の壁部を有し、
上下一対の前記壁部の一方には、前記サイドリテーナを挿入するための開口部が形成され、
前記係止アームは、前記リテーナの前記本体部の上下方向の中間部から前記開口部側にオフセットして形成されている、
請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングには、前記係止アームが前記挿入方向に沿って挿通される切欠部が形成され、
前記切欠部は、前記ハウジングの上下方向の中間部から前記開口部側にオフセットして形成されている、
請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、端子収容室を有するハウジングと、端子収容室に収容される端子とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このようなコネクタでは、端子収容室への端子の挿入方向の前方又は後方からハウジングに対してリテーナ(フロントリテーナ又はリアリテーナ)が組み付けられる。このリテーナは、本体部と、本体部から突出して形成される係止アームとを有する。その一方、ハウジングの内部には、リテーナの係止アームを係止する係止部(本係止部及び仮係止部)が形成され、また、リテーナをハウジングの内部に挿入する際に係止部との干渉によって係止アームが撓み変形する領域(可動領域)が形成される。そして、リテーナをハウジングの内部に挿入して係止アームを係止部に係止することにより、リテーナによってハウジングの内部にシール部材(パッキン)又は端子が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-16261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コネクタの外形サイズが決まる要素の一つとして、リテーナの係止アームの可動領域があり、このリテーナの係止アームの可動領域に必要な大きさの分だけ、コネクタ全体が大きくなってしまう。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、ハウジングの内部におけるリテーナの係止アームの可動領域をサイドリテーナが挿入される領域と併用ができるよう構成することにより、コネクタ全体の小型化を図ることができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るコネクタは、端子を収容する端子収容室を有するハウジングと、ハウジングの内部に配置され、端子収容室の内部に液体が浸入することを防止するシール部材と、端子収容室への端子の挿入方向の前方又は後方からハウジングに対して組み付けられるリテーナと、挿入方向と交差する組付方向に沿ってハウジングに対して組み付けられるサイドリテーナと、を備え、リテーナは、本体部と、本体部から挿入方向に沿って突出して形成される係止アームと、を有し、ハウジングは、係止アームを係止する係止部を有し、サイドリテーナは、端子が端子収容室から抜けることを防止する抜け防止部を有し、リテーナをハウジングの内部に挿入する際に係止部との干渉によって係止アームが可動する可動領域が、サイドリテーナの抜け防止部が挿入される挿入領域内に形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ハウジングの内部におけるリテーナの係止アームの可動領域をサイドリテーナが挿入される領域と併用ができるよう構成することにより、コネクタ全体の小型化を図ることができるコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るコネクタの一例を示す分解斜視図である。
図1とは反対側から見たハウジング及びリアリテーナの斜視図である。
ハウジングの斜視図である。
ハウジングの平断面を示す斜視図である。
下方から見たハウジング及びサイドリテーナの斜視図である。
リアリテーナの仮係止状態におけるハウジングの側断面図である。
リアリテーナの仮係止状態を示すハウジングの平断面図である。
図7のA-A線による断面図である。
リアリテーナを仮係止状態からさらに挿入した中途挿入状態を示すハウジングの平断面図である。
図9のB-B線による断面図である。
リアリテーナの本係止状態を示すハウジングの平断面図である。
図11のC-C線による断面図である。
サイドリテーナをハウジングの内部の挿入領域に挿入した状態を示すハウジングの平断面図である。
図13のD-D線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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