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公開番号2024154625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068555
出願日2023-04-19
発明の名称電線ホルダ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/58 20060101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、コネクタハウジングへの組付け作業性の向上を図った電線ホルダを提供することを目的とする。
【解決手段】電線ホルダ1は、複数の電線11が挿通される筒状のコネクタハウジングの端部に装着されて複数の電線を支持するものであって、複数の電線それぞれを挿通させる筒状の電線挿通部3A、3を複数有して該複数の電線を挟み込むことが可能な2部材1A、1Bから構成され、複数の電線挿通部はそれぞれ、2部材のうち一方1Aに設けられた樋状の第1挿通部6と、2部材のうち他方1Bに設けられた樋状の第2挿通部7と、第1挿通部と第2挿通部とを互いに組み付ける係止部8(9)と、を有し、係止部は、第1挿通部と第2挿通部とのうち一方から他方に向けて突出する係止片81A(91A)と、第1挿通部と第2挿通部とのうち他方に設けられて係止片を電線が延在する方向に移動不能に係止する係止受け部82A(92A)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1本の電線が挿通される筒状のコネクタハウジングの端部に装着されて前記電線を支持する電線ホルダであって、
前記電線それぞれを挿通させる筒状の電線挿通部を有して該電線を挟み込むことが可能な2部材から構成され、
前記電線挿通部は、前記2部材のうち一方に設けられた樋状の第1挿通部と、前記2部材のうち他方に設けられた樋状の第2挿通部と、前記第1挿通部と前記第2挿通部とを互いに組み付ける係止部と、を有し、
前記係止部は、前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち一方から他方に向けて突出する係止片と、前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち他方に設けられて前記係止片を前記電線が延在する方向に移動不能に係止する係止受け部と、を備えることを特徴とする電線ホルダ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記電線挿通部は、前記係止部を一対有し、
前記一対の係止部のうち一方は、前記係止片が前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち一方に設けられ、前記係止受け部が前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち他方に設けられ、
前記一対の係止部のうち他方は、前記係止片が前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち他方に設けられ、前記係止受け部が前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち一方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電線ホルダ。
【請求項3】
前記電線挿通部が複数設けられ、
前記複数の電線挿通部のうち隣り合う一対の電線挿通部の前記各係止片および前記各係止受け部は、前記第1挿通部と前記第2挿通部が組付く方向を軸として反転して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電線ホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線ホルダに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続されている。このようなワイヤハーネスに用いられるコネクタとして、電線の端末に接続される端子を収容したコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに挿入されて電線を支持するためのリアホルダと、を備えたコネクタが開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された従来のコネクタは、電線の端末に接続される端子を収容したコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに挿入されるリアホルダと、を備える。リアホルダは、電線を挟んで互いに合体する一対の分割体によって構成されている。各分割体には、電線を挟んで互いに合体した合体状態で係合する係合部が設けられている。係合部は、一対の分割体のうち一方に設けられたL字型の係合突起と、他方に設けられて係合突起に係合する逆L字型の係合凹部と、を備える。このような係合突起および係合凹部は、電線の長さ方向(前後方向)に沿って一対の分割体を互いに接近させ、係合突起が係合凹部に挿入されることにより係合される。このような合体状態のリアホルダをコネクタハウジングに組み付ける際には、リアホルダをコネクタハウジングに近付けて該コネクタハウジングの内部に挿入させることによりコネクタが完成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-107260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来のコネクタのリアホルダが合体状態である際に、一対の分割体のうち一方のみに局所的に負荷がかかった場合には、一対の分割体が前後方向に相対的に変位して当該一方のみがコネクタハウジングに組み付いてしまう場合があった。
【0006】
本発明は、コネクタハウジングへの組付け作業性の向上を図った電線ホルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明に係る電線ホルダは、少なくとも1本の電線が挿通される筒状のコネクタハウジングの端部に装着されて前記電線を支持する電線ホルダであって、前記電線それぞれを挿通させる筒状の電線挿通部を有して該電線を挟み込むことが可能な2部材から構成され、前記電線挿通部は、前記2部材のうち一方に設けられた樋状の第1挿通部と、前記2部材のうち他方に設けられた樋状の第2挿通部と、前記第1挿通部と前記第2挿通部とを互いに組み付ける係止部と、を有し、前記係止部は、前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち一方から他方に向けて突出する係止片と、前記第1挿通部と前記第2挿通部とのうち他方に設けられて前記係止片を前記電線が延在する方向に移動不能に係止する係止受け部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コネクタハウジングへの組付け作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る電線ホルダとしてのリアホルダを示す斜視図である。
前記リアホルダを前方から見た平面図である。
前記リアホルダを構成する2部材を、互いに組み付ける様子を説明するための斜視図である。
図3に示されたリアホルダを前方から見た平面図である。
前記2部材の間に電線が挟み込まれた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図1~5に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るリアホルダ1(電線ホルダ)を示す斜視図である。図2は、前記リアホルダ1を前方から見た平面図である。本実施形態に係るリアホルダ1は、3本(複数)の電線11が挿通される筒状のコネクタハウジング(不図示)の後端部(端部)に装着されて3本の電線11を支持するものである。このリアホルダ1はコネクタを構成する。
(【0011】以降は省略されています)

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