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公開番号2024150021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063227
出願日2023-04-10
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 31/08 20060101AFI20241016BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、接続対象に対する挿入作業性の向上を図ったコネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】コネクタ1は、帯板状の基部21と、該基部から延出された複数のタブ端子20と、を有するバスバ2と、該バスバが収容されるバスバ収容室30を有するハウジング3と、を備え、バスバ収容室は、バスバの板厚方向Zに対向して設けられて、基部を挟み込んで保持するための一対の板部46A、46Bを有し、一対の板部の一方46Aには、他方に向けて突出する第1突起47Aが設けられ、一対の板部の他方46Bには、一方に向けて突出する第2突起47Bが設けられ、第1突起および第2突起は、タブ端子が延びる方向Xに位置をずらして設けられ、タブ端子は、タブ端子が延びる方向に進むにしたがって一方から離れるように傾いた状態で、バスバ収容室に収容されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
帯板状の基部と、該基部の長手方向の所定位置から延出された複数のタブ端子と、を有するバスバと、
該バスバが収容されるバスバ収容室を有するハウジングと、を備えたコネクタであって、
前記バスバ収容室は、前記バスバの板厚方向に対向して設けられているとともに、前記基部を挟み込んで保持するための一対の板部を有し、
前記一対の板部の一方には、他方に向けて突出して設けられて前記バスバに当接可能な第1突起が設けられ、
前記一対の板部の前記他方には、前記一方に向けて突出して設けられて前記バスバに当接可能な第2突起が設けられ、
前記第1突起および前記第2突起は、前記タブ端子が延びる方向に位置をずらして設けられ、
前記タブ端子は、前記タブ端子が延びる方向に進むにしたがって前記一方から離れるように傾いた状態で、前記バスバ収容室に収容されていることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第1突起は、前記第2突起に対して前記タブ端子の先端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記一対の板部は、前記タブ端子における前記基部の長手方向の両側に設けられ、
前記第1突起および前記第2突起は、前記タブ端子が延出する方向に並んで設けられ、
前記第1突起は、前記タブ端子に当接し、
前記第2突起は、前記基部に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記タブ端子に接続される雌端子を有し、
前記ハウジングは、前記雌端子が収容される雌端子収容室を有し、
前記雌端子収容室における前記他方の側には、前記雌端子を係止するランスが設けられ、
前記雌端子は、前記ランスの前記一方の側に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続されている。
【0003】
このようなワイヤハーネスに用いられるジョイントコネクタとしては、平坦帯状の基板部から複数(この例の場合は、2個)の舌状のタブ端子を延出させた構造をなす略平板状のバスバと、このバスバを収容保持するコネクタハウジングと、を備えて構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
コネクタハウジングは、バスバを嵌入係止する偏平、かつ幅狭なバスバ係止溝が後端面に2列に開設されると共に、前方には開口部が設けられてバスバ係止溝に嵌入したバスバの各タブ端子を該開口部内に突出させている。また、コネクタハウジングには後端面において、バスバ係止溝に直交するように構成されて、バスバをバスバ係止溝内に挿入するための治具案内溝が設けられている。
【0005】
このようなジョイントコネクタを組み立てる場合には、バスバの各タブ端子をバスバ係止溝に近付けて挿入し、バスバ挿入用治具を治具案内溝に近付けて、バスバの基板部を押圧する。これにより、バスバはバスバ係止溝に嵌入係止されて、コネクタハウジングに収容保持されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-17531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような従来のジョイントコネクタにあって、バスバの各タブ端子が、雌型の接続端子の内部に挿入される際に、各タブ端子が雌型の接続端子(接続対象)をどつく懸念があり、各タブ端子の接続対象に対する挿入作業性が悪かった。
【0008】
本発明は、接続対象に対する挿入作業性の向上を図ったコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、帯板状の基部と、該基部の長手方向の所定位置から延出された複数のタブ端子と、を有するバスバと、該バスバが収容されるバスバ収容室を有するハウジングと、を備えたコネクタであって、前記バスバ収容室は、前記バスバの板厚方向に対向して設けられているとともに、前記基部を挟み込んで保持するための一対の板部を有し、前記一対の板部の一方には、他方に向けて突出して設けられて前記バスバに当接可能な第1突起が設けられ、前記一対の板部の前記他方には、前記一方に向けて突出して設けられて前記バスバに当接可能な第2突起が設けられ、前記第1突起および前記第2突起は、前記タブ端子が延びる方向に位置をずらして設けられ、前記タブ端子は、前記タブ端子が延びる方向に進むにしたがって前記一方から離れるように傾いた状態で、前記バスバ収容室に収容されていることを特徴とするコネクタである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、接続対象に対する挿入作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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