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公開番号
2024157636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072094
出願日
2023-04-26
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】オン抵抗の低減を図ること。
【解決手段】半導体装置10は、X軸方向に配列された第1ゲートトレンチ41および第2ゲートトレンチ42と、第1ゲートトレンチ41から第2ゲートトレンチ42に向けてX軸方向に延び、第2ゲートトレンチ42との間に第1ギャップ51を形成する第3ゲートトレンチ43と、第2ゲートトレンチ42から第1ゲートトレンチ41に向けてX軸方向に延び、第1ゲートトレンチ41との間に第2ギャップ52を形成する第4ゲートトレンチ44と、第1~第4ゲートトレンチ41~44によって囲まれたセル領域CAに配置されたフィールドプレートトレンチ14と、第1~第4ゲートトレンチ41~44内に配置されたゲート電極61,62と、フィールドプレートトレンチ14内に配置され、ソース電極に電気的に接続されているフィールドプレート電極65と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
上面を含む半導体層と、
前記半導体層に設けられ、前記上面に垂直な方向から視た平面視において第1方向に配列され、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第1ゲートトレンチおよび第2ゲートトレンチと、
前記第1ゲートトレンチから前記第2ゲートトレンチに向けて前記第1方向に延び、前記第2ゲートトレンチとの間に第1ギャップを形成する第3ゲートトレンチと、
前記第3ゲートトレンチから前記第2方向に離隔して配置され、前記第2ゲートトレンチから前記第1ゲートトレンチに向けて前記第1方向に延び、前記第1ゲートトレンチとの間に第2ギャップを形成する第4ゲートトレンチと、
前記第1~第4ゲートトレンチによって囲まれたセル領域に配置されたフィールドプレートトレンチと、
前記第1~第4ゲートトレンチ内に配置されたゲート電極と、
前記半導体層上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成されたソース電極と、
前記フィールドプレートトレンチ内に配置され、前記ソース電極に電気的に接続されているフィールドプレート電極と、
を含む、半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1方向における前記第1ゲートトレンチ、前記フィールドプレートトレンチ、前記第2ゲートトレンチの配置ピッチは等しい、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1方向における前記第2ギャップの第2長さは、前記第1方向における前記第1ギャップの第1長さと等しい、
請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1方向において、前記第3ゲートトレンチと前記第2ゲートトレンチとの間の前記第1ギャップの第1長さは、前記第1ゲートトレンチと前記第2ゲートトレンチとの配置ピッチと前記第1および第2ゲートトレンチのトレンチ幅の差よりも小さい、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1ギャップの第1長さは、前記第1ゲートトレンチと前記フィールドプレートトレンチとの配置ピッチと前記トレンチ幅との差の2/3よりも大きい、
請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2方向において、前記フィールドプレートトレンチと前記第3ゲートトレンチとの間の第3ギャップの第3長さは、前記フィールドプレートトレンチと前記第4ゲートトレンチとの間の第4ギャップの第4長さと等しい、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第3ギャップの第3長さは、前記第1ギャップの第1長さと等しい、
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1方向における前記第1および第2ゲートトレンチのトレンチ幅と、前記第2方向における前記第3および第4ゲートトレンチのトレンチ幅は等しい、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1方向における前記フィールドプレートトレンチのトレンチ幅は、前記第1方向における前記第1および第2ゲートトレンチのトレンチ幅、前記第2方向における前記第3および第4ゲートトレンチのトレンチ幅と等しい、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2方向における前記第3および第4ゲートトレンチの配置ピッチは、前記第1方向における前記第1および第2ゲートトレンチの配置ピッチと等しい、
請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、トレンチゲート構造を有するMISFETを開示している。当該トレンチゲート構造は、ゲートトレンチと、絶縁層と、底側電極と、開口側電極とを含んでいる。特許文献1には、底側電極に基準電圧を印加するとともに、開口側電極にゲート電圧を印加することによって、MISFETの耐圧の低下を抑制しつつスイッチング速度を向上できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-072158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、スプリットゲート構造の半導体装置において、オン抵抗を低減することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様である半導体装置は、上面を含む半導体層と、前記半導体層に設けられ、前記上面に垂直な方向から視た平面視において第1方向に配列され、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第1ゲートトレンチおよび第2ゲートトレンチと、前記第1ゲートトレンチから前記第2ゲートトレンチに向けて前記第1方向に延び、前記第2ゲートトレンチとの間に第1ギャップを形成する第3ゲートトレンチと、前記第3ゲートトレンチから前記第2方向に離隔して配置され、前記第2ゲートトレンチから前記第1ゲートトレンチに向けて前記第1方向に延び、前記第1ゲートトレンチとの間に第2ギャップを形成する第4ゲートトレンチと、前記第1~第4ゲートトレンチによって囲まれたセル領域に配置されたフィールドプレートトレンチと、前記第1~第4ゲートトレンチ内に配置されたゲート電極と、前記半導体層上に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に形成されたソース電極と、前記フィールドプレートトレンチ内に配置され、前記ソース電極に電気的に接続されているフィールドプレート電極と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様である半導体装置によれば、オン抵抗の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、例示的な半導体装置の概略平面図である。
図2は、図1の半導体装置のゲートトレンチおよびフィールドプレートトレンチを説明する概略平面図である。
図3は、図1の半導体装置の一部を拡大して示す概略平面図である。
図4は、図3の4-4線に沿った概略断面図である。
図5は、図3の5-5線に沿った概略断面図である。
図6は、図1の半導体装置の単位セルにおける電流経路数と電流経路断面を説明するための概略平面図である。
図7は、比較例の半導体装置の単位セルにおける電流経路数と電流経路断面を説明するための概略平面図である。
図8は、図7の8-8線に沿った概略断面図である。
図9は、変更例の半導体装置の単位セルを示す概略平面図である。
図10は、図9の10-10線に沿った概略断面図である。
図11は、図9の11-11線に沿った概略断面図である。
図12は、変更例の半導体装置の一部を示す概略平面図である。
図13は、変更例の半導体装置の一部を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本開示の半導体装置のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0009】
本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。また、本明細書における「平行」、「垂直」、「直交」、「一定」は、厳密に平行、垂直、直交、一定の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行、垂直、直交、一定の場合も含まれる。本明細書において「等しい」とは、正確に等しい場合の他、寸法公差等の影響により比較対象同士に多少の相違がある場合も含む。
【0010】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
(【0011】以降は省略されています)
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