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公開番号
2024154302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023068061
出願日
2023-04-18
発明の名称
蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
4/66 20060101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】集電箔の損傷を抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】積層された複数の電極ユニット100を備え、複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、正極金属層111及び負極金属層112が積層された集電箔110と、正極金属層上に形成された正極活物質層120と、負極金属層上に形成された負極活物質層130と、を有し、正極金属層及び負極金属層の少なくとも一方の金属層は、他方の金属層に対向する金属箔である対向層113と、他方の金属層とは反対側の金属箔である非対向層114と、を有する複数層で形成されている蓄電装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積層された複数の電極ユニットを備え、
前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、正極金属層及び負極金属層が積層された集電箔と、前記正極金属層上に形成された正極活物質層と、前記負極金属層上に形成された負極活物質層と、を有し、
前記正極金属層及び前記負極金属層の少なくとも一方の金属層は、他方の金属層に対向する金属箔である対向層と、前記他方の金属層とは反対側の金属箔である非対向層と、を有する複数層で形成されている
蓄電装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記対向層と前記他方の金属層とは、異なる材料で形成されている
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記対向層及び前記非対向層は、同じ材料で形成されている
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記正極金属層が、前記複数層で形成されている
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記非対向層の前記対向層に対向する面は、前記非対向層の前記対向層とは反対側の面よりも、表面粗さが粗い
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記対向層の前記非対向層に対向する面は、前記対向層の前記非対向層とは反対側の面よりも、表面粗さが粗い
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記対向層及び前記非対向層の少なくとも一方は、前記他方の金属層よりも厚みが厚い
請求項1または2に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、集電体のうちの正極集電体の表面に正極活物質層が配置され、負極集電体の表面に負極活物質層が配置された蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-77634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の蓄電装置において、集電箔が有する正極金属層及び負極金属層の少なくとも一方の金属層にピンホールが生じると短絡が発生する等の不具合が生じるおそれがあるため、集電箔の損傷を抑制することが重要である。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、集電箔の損傷を抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、正極金属層及び負極金属層が積層された集電箔と、前記正極金属層上に形成された正極活物質層と、前記負極金属層上に形成された負極活物質層と、を有し、前記正極金属層及び前記負極金属層の少なくとも一方の金属層は、他方の金属層に対向する金属箔である対向層と、前記他方の金属層とは反対側の金属箔である非対向層と、を有する複数層で形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明における蓄電装置によれば、集電箔の損傷を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の内部構成を示す断面図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置が有する電極ユニットの構成を示す斜視図及び断面図である。
図4は、実施の形態に係る電極ユニットが有する集電箔の構成を示す断面図である。
図5は、実施の形態に係る蓄電装置の製造方法における製造工程を示す断面図である。
図6は、実施の形態の変形例1に係る集電箔の構成を示す断面図である。
図7は、実施の形態の変形例2に係る集電箔の構成を示す断面図である。
図8は、実施の形態の変形例3に係る集電箔の構成を示す断面図である。
図9は、蓄電パックの構成を示す断面図である。
図10は、蓄電パックの他の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、正極金属層及び負極金属層が積層された集電箔と、前記正極金属層上に形成された正極活物質層と、前記負極金属層上に形成された負極活物質層と、を有し、前記正極金属層及び前記負極金属層の少なくとも一方の金属層は、他方の金属層に対向する金属箔である対向層と、前記他方の金属層とは反対側の金属箔である非対向層と、を有する複数層で形成されている。
【0010】
これによれば、蓄電装置において、集電箔が有する正極金属層及び負極金属層の少なくとも一方の金属層は、他方の金属層に対向する対向層と、当該他方の金属層とは反対側の非対向層と、を有する複数層(複数の金属箔)で形成されている。このように、集電箔が有する金属層を複数層で形成することで、金属層を補強できるため、集電箔の損傷を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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