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公開番号
2024155220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069716
出願日
2023-04-21
発明の名称
レーダアンテナ
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
H01Q
13/22 20060101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】レドームの突起がなく、容易かつ低コストで放射導波管への給電が可能なレーダアンテナを提供する。
【解決手段】断面が略長方形で略水平方向に延びて配設される放射導波管3と、断面が略長方形で放射導波管3の長手方向に沿って配設され、放射導波管3に給電するための給電導波管5と、管路が略コ字状で一端部に給電導波管5の端部が接続され、他端部に放射導波管3の端部が接続されるコーナ導波管6と、を備え、給電導波管5の高さが放射導波管3の高さよりも低く形成されて、コーナ導波管6の管路の一端部側の高さが他端部側の高さよりも低く形成され、給電導波管5から放射導波管3にインピーダンスが整合するように、コーナ導波管6の管路の高さが一端部側から他端部側に向かって段階的に徐々に高く形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
断面が略長方形で略水平方向に延びて配設される放射導波管と、
断面が略長方形で前記放射導波管の長手方向に沿って配設され、前記放射導波管に給電するための給電導波管と、
管路が略コ字状で一端部に前記給電導波管の端部が接続され、他端部に前記放射導波管の端部が接続されるコーナ導波管と、
前記放射導波管を挟むように配設されるホーン状のフレアと、を備え、
前記給電導波管の高さが前記放射導波管の高さよりも低く形成されて、前記コーナ導波管の管路の一端部側の高さが他端部側の高さよりも低く形成され、
前記給電導波管から前記放射導波管にインピーダンスが整合するように、前記コーナ導波管の管路の高さが一端部側から他端部側に向かって段階的に徐々に高く形成されている、
ことを特徴とするレーダアンテナ。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記コーナ導波管の管路の他端部側で略水平に延びる放射導波管側水平部における高さの変化量が、略垂直に延びる垂直部における高さの変化量よりも大きくなるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレーダアンテナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、陸上や船舶などで使用されるレーダアンテナに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
陸上や船舶などで使用されるレーダアンテナとして、導波管の狭壁面側前面に複数のスロット(長孔)を形成し、各スロットの傾斜角度、幅、切込み深さ、配置などを調整することで、所定の指向性特性や周波数特性を得るようにした放射導波管(スロット導波管)を備えたものが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。このレーダアンテナは、放射導波管を挟むように、上フレアと下フレアで構成されるホーン状のフレアが配設され、複数の導波管押え金具によって放射導波管とフレアとが組み付けられている。
【0003】
一方、このようなレーダアンテナでは、ペデスタルと呼ばれる回転機構に送受信機が内蔵され、送受信機とレーダアンテナとの間でマイクロ波エネルギー伝送を行う必要がある。すなわち、ペデスタルは、レーダアンテナを回転しつつマイクロ波エネルギーを伝送させる必要があるため、ロータリジョイントというマイクロ波コンポーネントを介してレーダアンテナの回転中心に入出力端子が設けられている。そして、ペデスタルのロータリジョイントから放射導波管の端面までマイクロ波エネルギーを伝送するために、次のようにして給電していた。
【0004】
すなわち、図6(a)に示すように、放射導波管101の下側に給電導波管102を配設して、給電導波管102の一端部をロータリジョイント側に接続する。また、放射導波管101の端面と給電導波管102の他端面とを略コ字状のコーナ導波管103(例えば、特許文献2等参照。)で接続して、伝送方向を物理的に180°折り返す。そして、ロータリジョイント側からの電力を給電導波管102およびコーナ導波管103を介して放射導波管101に給電するものである。また、放射導波管101の下側に配設した同軸管の一端部をロータリジョイント側に接続し、放射導波管101の端部と同軸管の他端部とを接続する手法も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-079424号公報
特開2009-253369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来の給電導波管102は、高さと幅(ともに内寸法)とが放射導波管101と同じ標準的な導波管であるため、コーナ導波管103の高さが高くなり、コーナ導波管103の下端部が下フレア104から突出する。このため、図6(b)に示すように、放射導波管101、給電導波管102およびコーナ導波管103をレドーム106内に収容しようとすると、レドーム106のコーナ導波管103側の端部106aが下側に突起した形状となってしまう。しかも、レドーム106のバランスを保つために、レドーム106の他方の端部106bも下側に突起した形状にせざるを得ず、レーダアンテナ100の高さが高くなるとともに、レーダアンテナ100の回転機構への負荷が増加する要因となっていた。なお、図6(a)中の符号105は、上フレアを示す。
【0007】
また、同軸管を用いた給電手法では、レドーム106の突起をなくすことが可能ではあるが、同軸管とロータリジョイント側との接続部や、同軸管と放射導波管101との接続部において、給電の特性を良好にするための調整が必要となる。また、外導体や内導体などの多くの部材・パーツを要してコストがかさみ、さらに、同軸管による給電は、導波管による給電に比べて損失が増大する、という問題があった。
【0008】
そこで本発明は、レドームの突起がなく、容易かつ低コストで放射導波管への給電が可能なレーダアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、断面が略長方形で略水平方向に延びて配設される放射導波管と、断面が略長方形で前記放射導波管の長手方向に沿って配設され、前記放射導波管に給電するための給電導波管と、管路が略コ字状で一端部に前記給電導波管の端部が接続され、他端部に前記放射導波管の端部が接続されるコーナ導波管と、前記放射導波管を挟むように配設されるホーン状のフレアと、を備え、前記給電導波管の高さが前記放射導波管の高さよりも低く形成されて、前記コーナ導波管の管路の一端部側の高さが他端部側の高さよりも低く形成され、前記給電導波管から前記放射導波管にインピーダンスが整合するように、前記コーナ導波管の管路の高さが一端部側から他端部側に向かって段階的に徐々に高く形成されている、ことを特徴とするレーダアンテナである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレーダアンテナにおいて、前記コーナ導波管の管路の他端部側で略水平に延びる放射導波管側水平部における高さの変化量が、略垂直に延びる垂直部における高さの変化量よりも大きくなるように形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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