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公開番号2025093764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209609
出願日2023-12-12
発明の名称見守り装置および制御端末装置
出願人上田日本無線株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 5/00 20060101AFI20250617BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、見守り対象者のプライバシーを保護すると共に、見守り対象者の状態を適切な条件で判定することを目的とする。
【解決手段】見守り装置10が備えるコントローラ22は、測定処理と状態判定処理とを実行する。測定処理は、光を光送信部32に送信させ、測定領域28でこの光が反射して生じる反射光を光受信部34に受信させ、光受信部34で受信された反射光に基づいて、測定領域28上の各測定点Pでの物体の特定方向への長さを測定する処理である。状態判定処理は、各測定点での特定方向への長さに基づいて、見守り対象者52の存在範囲と、見守り対象者52の姿勢と、を判定する処理である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光を光送信部に送信させ、測定領域で前記光が反射して生じる反射光を光受信部に受信させ、前記光受信部で受信された前記反射光に基づいて、前記測定領域上の各測定点での物体の特定方向への長さである特定方向長さを測定する測定処理と、
各前記測定点での前記特定方向長さに基づいて、見守り対象者の存在範囲と、前記見守り対象者の姿勢と、を判定する状態判定処理と、
を実行するコントローラを備えることを特徴とする見守り装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の見守り装置であって、
前記測定処理は、
前記測定領域を分割して得られる複数の測定区画のそれぞれについて、前記特定方向長さを測定する処理を含み、
前記状態判定処理は、
各前記測定区画について測定された前記特定方向長さと、前記測定領域にある固定物について予め取得された固定物特定方向長さと、に基づいて、前記見守り対象者の存在範囲を判定する処理を含むことを特徴とする見守り装置。
【請求項3】
請求項1に記載の見守り装置であって、
前記測定処理は、
前記測定領域を分割して得られる複数の測定区画のそれぞれについて、各前記測定区画について測定された前記特定方向長さと、前記測定領域にある固定物について予め取得された固定物特定方向長さと、に基づいて、前記見守り対象者の特定方向膨らみを測定する処理を含み、
前記状態判定処理は、
複数の前記測定区画のそれぞれについて測定された前記特定方向膨らみのうち最も大きい値に基づいて、前記見守り対象者の姿勢を判定する処理を含むことを特徴とする見守り装置。
【請求項4】
請求項3に記載の見守り装置であって、
前記状態判定処理は、
各前記測定区画について測定された前記特定方向膨らみに基づいて、前記見守り対象者の存在範囲を判定する処理を含むことを特徴とする見守り装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の見守り装置であって、
前記コントローラは、
前記存在範囲および前記姿勢に応じて、前記見守り対象者についての危険予測を行う危険予測処理を実行することを特徴とする見守り装置。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の見守り装置であって、
電波を送信し、前記見守り対象者で反射した反射電波を受信することで、前記見守り対象者を検知する電波式センサを備え、
前記コントローラは、
前記電波式センサによって前記見守り対象者が検知されているときに、前記測定処理および前記状態判定処理を実行することを特徴とする見守り装置。
【請求項7】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の見守り装置であって、
ユーザからの操作情報を取得する通信部を備え、
前記コントローラは、
前記測定領域を分割して得られる複数の測定区画のうち、前記操作情報に応じて指定される指定区画について、前記特定方向長さを測定する処理と、
前記指定区画について測定された前記特定方向長さを示す情報を、前記通信部に送信させる処理と、を実行することを特徴とする見守り装置。
【請求項8】
請求項7に記載の見守り装置であって、
前記光受信部の姿勢を変化させる姿勢調節機構を備え、
前記コントローラは、
前記操作情報に応じて前記姿勢調節機構を制御し、前記光受信部の姿勢を調整することを特徴とする見守り装置。
【請求項9】
請求項7に記載の見守り装置を制御する制御端末装置であって、
ユーザインターフェースと、
前記通信部との間で通信を行う端末通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記ユーザインターフェースにおける前記ユーザの操作に応じて、複数の前記測定区画から前記指定区画を指定する指定処理と、
前記指定区画を示す前記操作情報を前記端末通信部に送信させて、前記指定区画を示す前記操作情報を前記通信部に送信する送信処理と、
前記通信部から送信され、前記指定区画について測定された前記特定方向長さを示す情報を、前記端末通信部に受信させる受信処理と、
を実行することを特徴とする制御端末装置。
【請求項10】
請求項8に記載の見守り装置を制御する制御端末装置であって、
ユーザインターフェースと、
前記通信部との間で通信を行う端末通信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記ユーザインターフェースにおける前記ユーザの操作に応じて、複数の前記測定区画から前記指定区画を指定する指定処理と、
前記指定区画を示す前記操作情報を前記端末通信部に送信させて、前記指定区画を示す前記操作情報を前記通信部に送信する送信処理と、
前記通信部から送信され、前記指定区画について測定された前記特定方向長さを示す情報を、前記端末通信部に受信させる受信処理と、
前記指定区画について測定された前記特定方向長さを表示部に表示させる表示処理と、を実行することを特徴とする制御端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、見守り装置および制御端末装置に関し、特に、見守り対象者の状態を判定する装置、およびその装置を制御する端末装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
介護施設、病院等における見守り対象者(要介護者、要支援者、患者等)の様子を見守るシステムにつき研究開発が行われている。このような見守りシステムには、赤外線センサやカメラによって見守り対象者の行動を認識するものがある。
【0003】
以下の特許文献1~5には、見守りシステムが記載されている。特許文献1に記載の見守りシステムでは、見守り対象者の様子が画像によって取得され、その画像情報が管理機器に送信される。このシステムでは、予め設定された領域外に見守り対象者が移動したことが検出される。特許文献2に記載の見守りシステムでは、ベッドに配置された複数の赤外線受光素子によって見守り対象者が臥位姿勢であるか否かが判定され、判定結果が管理者サーバ装置に送信される。特許文献3に記載の見守りシステムでは、見守るべき対象者の状態が、平面位置と高さ方向の情報として検知され、検知結果に応じて対象者の状況が判断される。
【0004】
特許文献6および7には、本願発明に関連する装置として、光の送信および受信によって、測定対象物までの距離を測定する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-149003号公報
特許第6582305号
特開2011-086286号公報
特開2014-182409号公報
特開2014-236896号公報
特開2023-156731号公報
特開2023-152164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の見守りシステムには、特許文献1、4および5に記載されているように、見守り対象者の様子をカメラによって観測するものがある。しかし、これらのシステムでは、見守り対象者の様子が画像によって取得されるため、見守り対象者のプライバシーが保護されない場合がある。また、従来の見守りシステムでは、見守り対象者が単に寝返りを打ったり、上半身を起こしたりしただけでも、介護者に警告等がなされてしまうことがある。
【0007】
本発明は、見守り対象者のプライバシーを保護すると共に、見守り対象者の状態を適切な条件で判定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る見守り装置は、光を光送信部に送信させ、測定領域で前記光が反射して生じる反射光を光受信部に受信させ、前記光受信部で受信された前記反射光に基づいて、前記測定領域上の各測定点での物体の特定方向への長さである特定方向長さを測定する測定処理と、各前記測定点での前記特定方向長さに基づいて、見守り対象者の存在範囲と、前記見守り対象者の姿勢と、を判定する状態判定処理と、を実行するコントローラを備えることを特徴とする。
【0009】
望ましくは、前記測定処理は、前記測定領域を分割して得られる複数の測定区画のそれぞれについて、前記特定方向長さを測定する処理を含み、前記状態判定処理は、各前記測定区画について測定された前記特定方向長さと、前記測定領域にある固定物について予め取得された固定物特定方向長さと、に基づいて、前記見守り対象者の存在範囲を判定する処理を含む。
【0010】
望ましくは、前記測定処理は、前記測定領域を分割して得られる複数の測定区画のそれぞれについて、各前記測定区画について測定された前記特定方向長さと、前記測定領域にある固定物について予め取得された固定物特定方向長さと、に基づいて、前記見守り対象者の特定方向膨らみを測定する処理を含み、前記状態判定処理は、複数の前記測定区画のそれぞれについて測定された前記特定方向膨らみのうち最も大きい値に基づいて、前記見守り対象者の姿勢を判定する処理を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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