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公開番号
2025090071
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205052
出願日
2023-12-05
発明の名称
インダクタンス部品
出願人
長野日本無線株式会社
代理人
個人
,
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01F
30/10 20060101AFI20250610BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 漏れインダクタンスを有効に低減することにより、サージ電圧が増加するなどの悪影響を回避し、電源装置等の性能向上、更には安定性及び信頼性を高める。
【解決手段】 1又は2ターン以上に構成した一又は二以上のシートコイルC2…と各シートコイルC2…における一対のコイル端部C2a…,C2b…に設けることにより外部回路に接続する一対の接続端子3a,3bとを備えるインダクタンス部品1を構成するに際して、各コイル端部C2a…,C2b…と対応する各接続端子3a,3b間に、相互に対面可能な所定面積を有する一対の対面部4a,4bをそれぞれ接続し、対面部4aと4b間を、所定の厚さLcを有する絶縁シート5を介して対面結合した漏れ磁束相殺機能部6を設けた。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、1又は2ターン以上に構成した一又は二以上のシートコイルと各シートコイルにおける一対のコイル端部に設けることにより外部回路に接続する一対の接続端子とを備えるインダクタンス部品において、前記各コイル端部と対応する前記各接続端子間に、相互に対面可能な所定面積を有する一対の対面部をそれぞれ接続し、前記対面部間を、所定の厚さを有する絶縁シートを介して対面結合した漏れ磁束相殺機能部を設けたことを特徴とするインダクタンス部品。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記シートコイルは、プレーナトランス用シートコイルに適用することを特徴とする請求項1記載のインダクタンス部品。
【請求項3】
前記対面部は、前記コイル端部に一体に形成することを特徴とする請求項1記載のインダクタンス部品。
【請求項4】
前記対面部は、前記接続端子に一体に形成することを特徴とする請求項1記載のインダクタンス部品。
【請求項5】
前記対面部は、前記各シートコイルにおける前記コイル端部にそれぞれ結合する一又は二以上の被結合部を有するコイル結合部を一体に備えることを特徴とする請求項4記載のインダクタンス部品。
【請求項6】
前記絶縁シートは、両面に、前記対面部に対する接着面を有することを特徴とする請求項1記載のインダクタンス部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートコイルを使用したプレーナトランス等に用いて好適なインダクタンス部品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートコイル(平角導線)を使用して構成したプレーナトランスは、特許文献1に記載された「プレーナトランス」及び特許文献2に記載された「プレーナコイル部品」が知られている。
【0003】
特許文献1のプレーナトランスは、コイルの形成に金型等を必要とせず、設計開発段階における試作と巻数変更を容易にし、開発時間を短く、開発費用を安くして、製品単価を安くするとともに、コイル間に分布する静電容量を小さくすることを目的としたものであり、具体的には、電線を渦巻き状に複数回巻いて隣接する電線同士が接触するように重ね合せ、全体を平板リング状にした単位電線コイルを複数個接続して形成した電線コイルと、導電板を平板リング状にした単位導電板コイルを複数個接続して形成した導電板コイルとを備え、単位電線コイルと単位導電板コイルの面同士が向かい合うように交互に積み重ねる構成を有し、特に、単位電線コイルの先端をそのまま延出して外部端子を構成したものである。
【0004】
また、特許文献2のプレーナコイル部品は、配線層の放熱性を高めた上で、絶縁層の形状変化を抑制することを目的としたものであり、具体的には、複数の配線層と、複数の配線層と交互に積層された複数のセラミック層と、を備え、複数のセラミック層の内の少なくとも1つについて、複数の配線層と複数のセラミック層とが積層される積層方向の上面には第1メタライズ層が形成されると共に、積層方向の下面には第2メタライズ層が第1メタライズ層と離間して形成されており、第1メタライズ層と第2メタライズ層との少なくとも一方は、対向する配線層に接合し、特に、プレーナコイルの突出部を接続端子として構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-064021号公報
特開2021-158135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述したプレーナトランスやプレーナコイル部品等の従来におけるインダクタンス部品は、次のような問題点も存在した。
【0007】
即ち、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)等で代表される次世代化合物半導体デバイスの実用化により、プレーナトランスを用いた電源装置では、スイッチング周波数が、より高くなる傾向があるとともに、これに伴って、漏れインダクタンスによりサージ電圧が増加するなどの無視できない悪影響が発生するため、従来以上に、漏れインダクタンスの低減化が重要になる。
【0008】
従来、プレーナトランス等のインダクタンス部品では、漏れインダクタンスを低減する場合、一次巻線と二次巻線の層数を増加させ、一次巻線と二次巻線間の磁気的結合を向上させる対策をとっていた。例えば、後述する本実施形態で例示するプレーナトランスでは、二次巻線を1層追加し、かつ一般的な接続端子を採用したときのシュミレーションによれば、トランス本体部分(一次巻線と二次巻線の重なり部分)の漏れインダクタンスをほぼ半減させることができる。一方、トランス本体部分の漏れインダクタンスは大きく低減できるものの、接続端子側の漏れインダクタンスは低減されないため、トランス全体としての漏れインダクタンス低減効果は十分に得られず、従来より、接続端子側における漏れインダクタンスに対する有効な低減策が要請されていた。
【0009】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したインダクタンス部品の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上述した課題を解決するため、少なくとも、1又は2ターン以上に構成した一又は二以上のシートコイルC2…と各シートコイルC2…における一対のコイル端部C2a…,C2b…に設けることにより外部回路に接続する一対の接続端子3a,3bとを備えるインダクタンス部品1を構成するに際して、各コイル端部C2a…,C2b…と対応する各接続端子3a,3b間に、相互に対面可能な所定面積を有する一対の対面部4a,4bをそれぞれ接続し、対面部4aと4b間を、所定の厚さLcを有する絶縁シート5を介して対面結合した漏れ磁束相殺機能部6を設けたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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