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公開番号
2024158791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074319
出願日
2023-04-28
発明の名称
多方向入力装置
出願人
ホシデン株式会社
代理人
個人
主分類
H01H
25/06 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】寿命が短くなるのを抑えることができる多方向入力装置を提供する。
【解決手段】多方向入力装置100は、ハウジング1と、ハウジング1から突出して傾倒操作可能な操作部材5と、操作部材5の傾倒操作に応じて第1方向に回動可能にハウジング1に保持された第1回動部材2と、操作部材5の傾倒操作に応じて第1方向と直交する第2向に回動可能にハウジング1に保持された第2回動部材3と、第1回動部材2及び第2回動部材3の回動をそれぞれ検出する第1検出部及び第2検出部と、第1方向及び第2方向とは異なる第3方向に回動可能にハウジング1に保持された第3回動部材4とを備え、操作部材5は、第3方向と直交する第4方向に回動可能に第3回動部材4に保持されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングから突出して傾倒操作可能な操作部材と、
前記操作部材の傾倒操作に応じて第1方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第1回動部材と、
前記操作部材の傾倒操作に応じて前記第1方向と直交する第2方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第2回動部材と、
前記第1回動部材及び前記第2回動部材の回動をそれぞれ検出する第1検出部及び第2検出部と、
前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第3回動部材とを備え、
前記操作部材は、前記第3方向と直交する第4方向に回動可能に前記第3回動部材に保持されている
ことを特徴とする多方向入力装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多方向入力装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、周囲の任意の方向に操作可能な操作部材を備え、この操作部材に対する操作方向及び操作量に応じて信号出力を行うと共に、この操作部材に対する押圧操作に応じてスイッチ回路をオン/オフ可能な多方向入力装置が知られている。このような多方向入力装置として、例えば、操作部材が第1方向と直交する第2方向に回動可能に保持された第1連動部材であって、操作部材の傾倒操作に応じて第1方向に回動可能且つ操作部材の押圧操作に応じて下方側に移動可能にハウジングに保持された第1連動部材と、操作部材の傾倒操作に応じて第1方向と直交する第2方向に回動可能にハウジングに保持された第2連動部材と、第1連動部材及び第2連動部材の回動をそれぞれ検出する第1検出部及び第2検出部と、操作部材に対する押圧操作に応じた第1連動部材の下方側への移動により押圧されるプッシュスイッチとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-116084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の多方向入力装置では、操作部材の押圧荷重が第1連動部材に加わるため、例えば構成部品及び組み立ての精度によっては、操作部材の押圧荷重が第1検出部に伝わるおそれがあり、第1検出部の寿命が短くなり、多方向入力装置の寿命が短くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、寿命が短くなるのを抑えることができる多方向入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る多方向入力装置は、ハウジングと、前記ハウジングから突出して傾倒操作可能な操作部材と、前記操作部材の傾倒操作に応じて第1方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第1回動部材と、前記操作部材の傾倒操作に応じて前記第1方向と直交する第2方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第2回動部材と、前記第1回動部材及び前記第2回動部材の回動をそれぞれ検出する第1検出部及び第2検出部と、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に回動可能に前記ハウジングに保持された第3回動部材とを備え、前記操作部材は、前記第3方向と直交する第4方向に回動可能に前記第3回動部材に保持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、操作部材の押圧荷重が検出部に伝わらないため、検出部の寿命が短くなるのを抑えることができ、寿命が短くなるのを抑えることができる多方向入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る多方向入力装置の外観斜視図である。
図1の多方向入力装置の分解斜視図である。
図1の多方向入力装置の平面図である。
図1の多方向入力装置のハウジングを透明化した状態での平面図である。
図1の多方向入力装置のA-A線断面図である。
図1の多方向入力装置のB-B線断面図である。
図1の多方向入力装置のC-C線断面図である。
図1の多方向入力装置のD-D線断面図である。
図1の多方向入力装置のハウジング、第1回動部材及び第2回動部材を透明化した状態での平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る多方向入力装置について、図1~図9を参照して説明する。本実施形態に係る多方向入力装置100は、ハウジング1と、前記ハウジング1から突出して傾倒操作可能な操作部材5と、操作部材5の傾倒操作に応じて第1方向に回動可能にハウジング1に保持された第1回動部材2と、操作部材5の傾倒操作に応じて第1方向と直交する第2向に回動可能にハウジング1に保持された第2回動部材3と、第1回動部材2及び第2回動部材3の回動をそれぞれ検出する第1検出部及び第2検出部と、第1方向及び第2方向とは異なる第3方向に回動可能にハウジング1に保持された第3回動部材4とを備え、操作部材5は、第3方向と直交する第4方向に回動可能に第3回動部材4に保持されていることを特徴とするもので、操作部材5の押圧荷重が検出部に伝わらないため、検出部の寿命が短くなるのを抑えることができ、寿命が短くなるのを抑えることができる多方向入力装置である。なお、「回動」は、回転角度が所定範囲に限定された回転に相当する。この多方向入力装置1は、例えば、家庭用ゲーム機のコントローラに利用され得るものであるが、多方向入力装置の用途はこれに限られない。
【0010】
本実施形態に係る多方向入力装置100においては、第1検出部は、第1回動部材2に係合連結されて第1回動部材2と連動可能にハウジング1に保持された第1検出部材71の移動方向及び移動量を検出し、第2検出部は、第2回動部材3に係合連結されて第2回動部材3と連動可能にハウジング1に保持された第2検出部材72の移動方向及び移動量を検出する。
(【0011】以降は省略されています)
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