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公開番号2024154295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023068049
出願日2023-04-18
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/562 20210101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外部機器との間で影響を及ぼし合うのを抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】積層方向に積層された複数の電極ユニット100を備える蓄電装置10であって、複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔110と、集電箔の一方の面に形成された正極活物質層120と、集電箔の他方の面に形成された負極活物質層130と、を有し、蓄電装置は、複数の電極ユニットよりも積層方向の端部に配置されるエンド部材300をさらに備え、エンド部材は、導電剤を含む樹脂層303を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
積層方向に積層された複数の電極ユニットを備える蓄電装置であって、
前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、
前記蓄電装置は、前記複数の電極ユニットよりも前記積層方向の端部に配置されるエンド部材をさらに備え、
前記エンド部材は、導電剤を含む樹脂層を有する
蓄電装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記エンド部材は、前記積層方向で前記樹脂層を挟む2つの金属層を有し、
前記2つの金属層は、前記樹脂層によって接合されている
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記樹脂層は、前記蓄電装置の前記積層方向における最も外側に配置される
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記樹脂層は、加熱されることで抵抗が増加する特性を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記樹脂層は、加熱されることで膨張する特性を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記樹脂層は、前記積層方向における厚みが100μm以下である
請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、集電箔の両面に活物質層(正極活物質層及び負極活物質層)が形成された電極ユニットを備える蓄電装置が知られている。例えば、特許文献1には、複合集電体の一方の面上に正極活物質層を有し、他方の面上に負極活物質層を有するバイポーラ電極ユニットを備えるシート電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-100471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のような構成の蓄電装置において、内部短絡が発生する等により大電流が流れた場合、当該蓄電装置と電気的に接続された外部機器(他の蓄電装置等)にも大電流が流れてしまい、外部機器に影響を及ぼすおそれがある。外部機器から大電流が流れてきた場合には、蓄電装置に大電流が流れ込んでしまい、外部機器からの影響を受けるおそれもある。このように、従来の蓄電装置では、外部機器との間で影響を及ぼし合うおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、外部機器との間で影響を及ぼし合うのを抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層方向に積層された複数の電極ユニットを備える蓄電装置であって、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、前記蓄電装置は、前記複数の電極ユニットよりも前記積層方向の端部に配置されるエンド部材をさらに備え、前記エンド部材は、導電剤を含む樹脂層を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明における蓄電装置によれば、外部機器との間で影響を及ぼし合うのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の内部構成を示す断面図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置が有する電極ユニットの構成を示す斜視図及び断面図である。
図4は、実施の形態に係る蓄電装置が備えるエンド部材の構成を示す断面図である。
図5は、実施の形態の変形例1に係る蓄電装置が備えるエンド部材の構成を示す断面図である。
図6は、実施の形態の変形例2に係る蓄電装置が備えるエンド部材の構成を示す断面図である。
図7は、蓄電パックの構成を示す断面図である。
図8は、蓄電パックの他の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層方向に積層された複数の電極ユニットを備える蓄電装置であって、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、前記蓄電装置は、前記複数の電極ユニットよりも前記積層方向の端部に配置されるエンド部材をさらに備え、前記エンド部材は、導電剤を含む樹脂層を有する。
【0010】
これによれば、蓄電装置において、複数の電極ユニットよりも端部に配置されるエンド部材は、導電剤を含む樹脂層を有している。これにより、エンド部材の抵抗を高くできるため、蓄電装置に内部短絡が発生したり、組み立て時に外部短絡が発生したりする等により大電流が流れても、エンド部材と電気的に接続された外部機器(他の蓄電装置等)に大電流が流れるのを抑制できる。外部機器から大電流が流れてきた場合には、エンド部材によって蓄電装置に大電流が流れ込むのを抑制できる。したがって、蓄電装置において、外部機器との間で影響を及ぼし合うのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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