TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024154312
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023068081
出願日
2023-04-18
発明の名称
蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
4/13 20100101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】正極活物質層及び負極活物質層のサイズが適切でないことによる不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、積層された複数の電極ユニット100を備え、複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔110と、集電箔の一方の面に形成された正極活物質層120と、集電箔の他方の面に形成された負極活物質層130と、を有し、正極活物質層は、外周部に、中央部と比較して正極活物質層中に含まれる樹脂の含有率が高い樹脂高含有部121を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層された複数の電極ユニットを備え、
前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、
前記正極活物質層は、外周部に、中央部と比較して前記正極活物質層中に含まれる樹脂の含有率が高い樹脂高含有部を有する
蓄電装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記樹脂高含有部は、加熱により接着性を有する樹脂を含む
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記樹脂高含有部は、紫外線を照射することにより硬化する樹脂を含む
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記複数の電極ユニットは、隣り合う2つの電極ユニットを有し、
前記2つの電極ユニットの一方が有する前記正極活物質層における前記樹脂高含有部と他の部分との境界は、前記2つの電極ユニットの他方が有する前記負極活物質層の端縁と同じ位置、または、当該端縁よりも内側に配置される
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記負極活物質層は、外周部に、中央部と比較して前記負極活物質層中に含まれる樹脂の含有率が高い樹脂高含有部を有する
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記複数の電極ユニットは、隣り合う2つの電極ユニットを有し、
前記2つの電極ユニットの一方が有する前記正極活物質層における前記樹脂高含有部と他の部分との境界は、前記2つの電極ユニットの他方が有する前記負極活物質層における前記樹脂高含有部と他の部分との境界と同じ位置、または、当該境界よりも内側に配置される
請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記複数の電極ユニットは、隣り合う2つの電極ユニットを有し、
前記2つの電極ユニットが有する集電箔同士の間にはシール部が設けられており、
前記シール部は、前記2つの電極ユニットの一方が有する正極活物質層及び前記2つの電極ユニットの他方が有する負極活物質層の周囲に配置されており、
前記樹脂高含有部の一部は、前記シール部と一体化されている
請求項1または2に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、集電体のうちの正極集電体の表面に正極活物質層が配置され、負極集電体の表面に負極活物質層が配置された蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-77634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の蓄電装置において、正極活物質層及び負極活物質層のサイズが適切でないと、不具合を生じるおそれがある。正極活物質層及び負極活物質層を同じサイズで形成するのが好ましいが、正極活物質層及び負極活物質層を同じサイズで形成するのは困難な場合が多い。このため、正極活物質層よりも負極活物質層のサイズを大きくすることが一般的であるが、負極活物質層のサイズが大きいと、負極活物質層が正極活物質層からはみ出している部分(正極活物質層には対向していない部分)が存在するため、エネルギー密度が低下するおそれがある。負極活物質層よりも正極活物質層のサイズが大きいと、電析等の不具合が生じるおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、正極活物質層及び負極活物質層のサイズが適切でないことによる不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、前記正極活物質層は、外周部に、中央部と比較して前記正極活物質層中に含まれる樹脂の含有率が高い樹脂高含有部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明における蓄電装置によれば、正極活物質層及び負極活物質層のサイズが適切でないことによる不具合の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の内部構成を示す断面図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置が有する電極ユニットの構成を示す斜視図及び断面図である。
図4は、実施の形態に係る蓄電装置の製造方法のうちの電極ユニットの製造方法における製造工程を示す断面図である。
図5は、実施の形態に係る蓄電装置の製造方法のうちの電極ユニットを積層する工程を示す断面図である。
図6は、実施の形態の変形例1に係る電極ユニットが積層された構成を示す断面図である。
図7は、実施の形態の変形例2に係る電極ユニットが積層された構成を示す断面図である。
図8は、実施の形態の変形例3に係る電極ユニットが積層された構成を示す断面図である。
図9は、実施の形態の変形例4に係る蓄電装置の内部構成を示す断面図である。
図10は、蓄電パックの構成を示す断面図である。
図11は、蓄電パックの他の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、前記正極活物質層は、外周部に、中央部と比較して前記正極活物質層中に含まれる樹脂の含有率が高い樹脂高含有部を有する。
【0010】
これによれば、蓄電装置において、正極活物質層の外周部に、中央部と比較して樹脂の含有率が高い樹脂高含有部を設ける。これにより、正極活物質層のサイズが大きい場合でも、正極活物質層の外周部における活物質としての機能を抑制できる。したがって、負極活物質層よりも正極活物質層のサイズが大きくても、電析等の不具合の発生を抑制できるため、正極活物質層及び負極活物質層のサイズが適切でないことによる不具合の発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
株式会社GSユアサ
非水電解質蓄電素子
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電モジュール及び蓄電素子
21日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置、診断装置、診断方法、及びコンピュータプログラム
19日前
株式会社GSユアサ
硫化物固体電解質及び全固体電池
1日前
株式会社GSユアサ
硫化物固体電解質及び全固体電池
21日前
株式会社GSユアサ
硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法
21日前
個人
複円環アレーアンテナ
28日前
個人
接触式電気的導通端子
13日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
20日前
オムロン株式会社
入力装置
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
28日前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
5日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
21日前
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
個人
安全プラグ安全ソケット
15日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
28日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
1か月前
株式会社ダイヘン
開閉器
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
5日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
19日前
TDK株式会社
電子部品
27日前
マクセル株式会社
配列用マスク
19日前
マクセル株式会社
配列用マスク
19日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
6日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
28日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
27日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
19日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
13日前
続きを見る
他の特許を見る