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公開番号
2024154287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023068039
出願日
2023-04-18
発明の名称
蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
4/66 20060101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】大電流が流れるのを抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、積層方向に積層された複数の電極ユニット100を備え、複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔110と、集電箔の一方の面に形成された正極活物質層111と、集電箔の他方の面に形成された負極活物質層112と、を有し、少なくとも1つの電極ユニットにおいて、集電箔と、正極活物質層及び負極活物質層の少なくとも一方の活物質層との間には、導電剤を含む樹脂層150が配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積層方向に積層された複数の電極ユニットを備え、
前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、
少なくとも1つの電極ユニットにおいて、前記集電箔と、前記正極活物質層及び前記負極活物質層の少なくとも一方の活物質層との間には、導電剤を含む樹脂層が配置されている
蓄電装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記集電箔は、前記積層方向に並ぶ2つの金属層を有し、
前記2つの金属層のうちの前記樹脂層が配置された金属層は、前記樹脂層とは反対側の金属層よりも、前記積層方向における厚みが薄い
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記集電箔は、前記積層方向に並ぶ2つの金属層を有し、
前記2つの金属層のうちの前記樹脂層が配置された金属層は、前記樹脂層とは反対側の金属層にメッキされたメッキ層である
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記樹脂層は、
前記集電箔及び前記一方の活物質層の間に位置する第一部と、
前記集電箔及び前記一方の活物質層の間から突出する第二部と、を有し、
前記第二部は、前記第一部よりも、前記積層方向における厚みが厚い
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記集電箔及び前記一方の活物質層は、前記樹脂層によって接合されている
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記樹脂層は、加熱されることで抵抗が増加する特性を有する
請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記一方の活物質層は、前記積層方向から見て、他方の活物質層よりもサイズが大きく、
前記樹脂層は、前記積層方向から見て、前記一方の活物質層よりもサイズが大きい
請求項1または2に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、集電箔の両面に活物質層(正極活物質層及び負極活物質層)が形成された電極ユニットを備える蓄電装置が知られている。例えば、特許文献1には、集電体のうちの正極集電体の表面に正極活物質層が配置され、負極集電体の表面に負極活物質層が配置された蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-77634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の蓄電装置において、内部短絡が発生すると大電流が流れてしまうおそれがあるため、大電流が流れるのを抑制できる蓄電装置が望まれる。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、大電流が流れるのを抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層方向に積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、少なくとも1つの電極ユニットにおいて、前記集電箔と、前記正極活物質層及び前記負極活物質層の少なくとも一方の活物質層との間には、導電剤を含む樹脂層が配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明における蓄電装置によれば、大電流が流れるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の内部構成を示す断面図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置が有する電極ユニットの構成を示す斜視図及び断面図である。
図4は、実施の形態に係る電極ユニットが有する樹脂層の構成を示す断面図である。
図5は、蓄電パックの構成を示す断面図である。
図6は、蓄電パックの他の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層方向に積層された複数の電極ユニットを備え、前記複数の電極ユニットのそれぞれは、少なくとも、集電箔と、前記集電箔の一方の面に形成された正極活物質層と、前記集電箔の他方の面に形成された負極活物質層と、を有し、少なくとも1つの電極ユニットにおいて、前記集電箔と、前記正極活物質層及び前記負極活物質層の少なくとも一方の活物質層との間には、導電剤を含む樹脂層が配置されている。
【0010】
これによれば、蓄電装置において、集電箔と、正極活物質層及び負極活物質層の少なくとも一方の活物質層との間に、導電剤を含む樹脂層を配置する。これにより、樹脂層によって集電箔と当該活物質層との間の抵抗を高くできる。したがって、蓄電装置に内部短絡が発生した場合でも、樹脂層によって大電流が流れるのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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