TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024154856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069012
出願日
2023-04-20
発明の名称
電子部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
27/00 20060101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】複数のコイルが埋め込まれた構造を有する電子部品において、コイル間における絶縁性を高める。
【解決手段】コイル部品100は、磁性材料を含む素体10と、絶縁樹脂層17を介して素体に埋め込まれ、Z方向を軸方向とし、X方向に配列されたコイルC1,C2とを備える。コイルC1は、Z方向における両端部側に位置し、コイルC1の一端及び他端を構成するコイルパターン31,71を含む。コイルC2は、Z方向における両端部側に位置し、コイルC2の一端及び他端を構成するコイルパターン52,91を含む。コイルパターン52と素体10のZ方向における距離T2は、コイルパターン31と素体10のZ方向における距離T1よりも大きい。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性材料を含む素体と、
絶縁樹脂層を介して前記素体に埋め込まれ、第1の方向を軸方向とし、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された第1及び第2のコイルと、
前記素体から露出し、前記第1のコイルの一端及び他端にそれぞれ接続された第1及び第2の端子電極と、
前記素体から露出し、前記第2のコイルの一端及び他端にそれぞれ接続された第3及び第4の端子電極と、
を備え、
前記第1及び第2のコイルは、前記第1の方向に積層された複数のコイルパターンを含み、
前記第1のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第1の方向における一方の端部側に位置し、前記第1のコイルの前記一端を構成する第1のコイルパターンと、前記第1の方向における他方の端部側に位置し、前記第1のコイルの前記他端を構成する第2のコイルパターンとを含み、
前記第2のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第1の方向における前記一方の端部側に位置し、前記第2のコイルの前記一端を構成する第3のコイルパターンと、前記第1の方向における前記他方の端部側に位置し、前記第2のコイルの前記他端を構成する第4のコイルパターンとを含み、
前記第3のコイルパターンと前記第1の方向における前記一方側に位置する前記素体の前記第1の方向における距離は、前記第1のコイルパターンと前記第1の方向における前記一方側に位置する前記素体の前記第1の方向における距離よりも大きい、
電子部品。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第2のコイルパターンと前記第1の方向における前記他方側に位置する前記素体の前記第1の方向における距離は、前記第4のコイルパターンと前記第1の方向における前記他方側に位置する前記素体の前記第1の方向における距離よりも大きい、
請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記素体は、前記第1の方向に積層された複数の導体層を含み、
前記第1のコイルを構成する前記複数のコイルパターンと、前記第2のコイルを構成する前記複数のコイルパターンとは、それぞれ当該複数の導体層に形成され、
前記第1のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第1のコイルパターンと前記第1の方向において隣接する第5のコイルパターンをさらに含み、
前記第2のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第4のコイルパターンと前記第1の方向において隣接する第6のコイルパターンをさらに含み、
前記第3のコイルパターンと前記第5のコイルパターンは、前記複数の導体層の内の同じ導体層に位置し、
前記第2のコイルパターンと前記第6のコイルパターンは、前記複数の導体層の内の同じ導体層に位置する、
請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記第3のコイルパターンと前記第1の方向における前記一方側に隣接し、前記第2のコイルから絶縁された第1のダミーコイルパターンと、
前記第2のコイルパターンと前記第1の方向における前記他方側に隣接し、前記第1のコイルから絶縁された第2のダミーコイルパターンと、
をさらに備え、
前記第1のダミーコイルパターンは、前記第1のコイルパターンと同じ導体層に位置し、
前記第2のダミーコイルパターンは、前記第4のコイルパターンと同じ導体層に位置する、
請求項3に記載の電子部品。
【請求項5】
前記第1のコイルと前記第2のコイルが互いに絶縁されている、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子部品。
【請求項6】
磁性材料を含む素体と、
絶縁樹脂を介して前記素体に埋め込まれ、第1の方向に積層された複数の導体層と、
第1の方向を軸方向とし、前記複数の導体層に形成された複数のコイルパターンを含む第1のコイルと、
第1の方向を軸方向とし、前記複数の導体層に形成された複数のコイルパターンを含む第2のコイルと、を備え、
前記第1のコイルと、前記第2のコイルとは、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列され、
前記第1のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第1の方向における一方の端部側に位置し、前記第1のコイルの前記一端を構成する第1のコイルパターンと、前記第1の方向における他方の端部側に位置し、前記第1のコイルの前記他端を構成する第2のコイルパターンとを含み、
前記第2のコイルを構成する前記複数のコイルパターンは、前記第1の方向における前記一方の端部側に位置し、前記第2のコイルの前記一端を構成する第3のコイルパターンと、前記第1の方向における前記他方の端部側に位置し、前記第2のコイルの前記他端を構成する第4のコイルパターンとを含み、
前記第3のコイルパターンと、前記第1のコイルパターンとは、前記複数の導体層のうち、異なる導体層に形成されている、
電子部品。
【請求項7】
前記第2のコイルパターンと、前記第4のコイルパターンとは、前記複数の導体層のうち、異なる導体層に形成されている、
請求項6に記載の電子部品。
【請求項8】
前記第1の方向における前記一方の端部側で、前記第3のコイルパターンと隣接し、前記第2のコイルから絶縁された第1のダミーコイルパターンと、
前記第1の方向における前記他方の端部側で、前記第2のコイルパターンと前記第1の方向に隣接し、前記第1のコイルから絶縁された第2のダミーコイルパターンと、
をさらに備え、
前記第1のダミーコイルパターンは、前記第1のコイルパターンと同じ導体層に位置し、
前記第2のダミーコイルパターンは、前記第4のコイルパターンと同じ導体層に位置する、
請求項7に記載の電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は複数のコイルが埋め込まれた構造を有する電子部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、磁性材料を含む素体に複数のコイルが埋め込まれた構造を有するコイル部品が開示されている。素体に埋め込まれた複数のコイルは、コイル軸と直交する方向に配列されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-199766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
素体の内部に複数のコイルが埋め込まれたアレイ品においては、コイル間における絶縁性が高いことが望まれる。
【0005】
本開示においては、複数のコイルが埋め込まれた構造を有する電子部品において、コイル間における絶縁性を改善可能な技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面による電子部品は、磁性材料を含む素体と、絶縁樹脂層を介して素体に埋め込まれ、第1の方向を軸方向とし、第1の方向と直交する第2の方向に配列された第1及び第2のコイルと、素体から露出し、第1のコイルの一端及び他端にそれぞれ接続された第1及び第2の端子電極と、素体から露出し、第2のコイルの一端及び他端にそれぞれ接続された第3及び第4の端子電極とを備え、第1及び第2のコイルは、第1の方向に積層された複数のコイルパターンを含み、第1のコイルを構成する複数のコイルパターンは、第1の方向における一方の端部側に位置し、第1のコイルの一端を構成する第1のコイルパターンと、第1の方向における他方の端部側に位置し、第1のコイルの他端を構成する第2のコイルパターンとを含み、第2のコイルを構成する複数のコイルパターンは、第1の方向における一方の端部側に位置し、第2のコイルの一端を構成する第3のコイルパターンと、第1の方向における他方の端部側に位置し、第2のコイルの他端を構成する第4のコイルパターンとを含み、第3のコイルパターンと第1の方向における一方側に位置する素体の第1の方向における距離は、第1のコイルパターンと第1の方向における一方側に位置する素体の第1の方向における距離よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複数のコイルが埋め込まれた構造を有する電子部品において、コイル間における絶縁性を改善する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示に係る技術の一実施形態によるコイル部品100の構造を説明するための略透視斜視図である。
図2は、コイル部品100の等価回路図である。
図3は、導体層L1に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図4は、導体層L2に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図5は、導体層L3に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図6は、導体層L4に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図7は、導体層L5に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図8は、コイル部品100の略断面図である。
図9は、導体層L1に形成された導体パターンの変形例による形状を示す略平面図である。
図10は、導体層L4に形成された導体パターンの変形例による形状を示す略平面図である。
図11は、図9及び図10に示す導体層L1,L4を用いた場合における、コイル部品100の略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本開示に係る技術の一実施形態による電子部品(コイル部品100)の構造を説明するための略透視斜視図である。また、図2は、コイル部品100の等価回路図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
導電性フィルム、及び表示装置
3日前
TDK株式会社
コイル部品
2日前
TDK株式会社
R‐T‐B系永久磁石
10日前
個人
接触式電気的導通端子
9日前
個人
複円環アレーアンテナ
24日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
16日前
オムロン株式会社
入力装置
24日前
オムロン株式会社
電磁継電器
23日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
17日前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
個人
安全プラグ安全ソケット
11日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
マクセル株式会社
配列用マスク
15日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
TDK株式会社
電子部品
23日前
株式会社ダイヘン
開閉器
15日前
マクセル株式会社
配列用マスク
15日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
23日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
23日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
2日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
24日前
三菱電機株式会社
端子構造
15日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
15日前
富士電機株式会社
半導体装置
15日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
15日前
続きを見る
他の特許を見る