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公開番号2024139502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050469
出願日2023-03-27
発明の名称車載用非接触給電装置
出願人ホシデン株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類H02J 50/90 20160101AFI20241002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両の走行中に携帯情報端末の車室への飛び出しを抑制することができる車載用非接触給電装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され、二次電池を有する被給電物8に非接触で給電する車載用非接触給電装置1は、被給電物8が載置される載置面10aを有する載置部10と、載置面10aに沿って移動可能に取付けられ、載置部10に載置された被給電物8を支持するスライダ20と、載置部10の載置面10aと反対側に配置され、被給電物8に非接触で給電を行う非接触給電部30と、を備えている。車載用非接触給電装置1では、載置面10aが車両の進行方向に対して後傾している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、二次電池を有する被給電物に非接触で給電する車載用非接触給電装置であって、
前記被給電物が載置される載置面を有する載置部と、
前記載置面に沿って移動可能に取付けられ、前記載置部に載置された前記被給電物を支持するスライダと、
前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、前記被給電物に非接触で給電を行う非接触給電部と、を備え、
前記載置面が前記車両の進行方向に対して後傾している車載用非接触給電装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記スライダは、鉛直方向視で前記車両の進行方向と平行に移動する請求項1に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項3】
前記スライダは、前記被給電物の使用者の手指を挿入することが可能な凹部を有する請求項1に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項4】
前記スライダの位置決めを行う位置決め機構を更に備え、
前記スライダは、前記位置決め機構により前記載置部に対して位置決めされる請求項1から3のいずれか一項に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項5】
前記載置部の少なくとも一部を覆うカバーを更に備え、
前記カバーは前記載置部に対して前記車両の進行方向側に位置する前壁と、前記載置部の上側に位置する上壁と、を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項6】
前記前壁は、鉛直方向に平行に配置され、前記上壁は前記載置面に平行に配置されている請求項5に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項7】
前記載置部の一部は、鉛直方向視で、前記上壁から露出している請求項5に記載の車載用非接触給電装置。
【請求項8】
前記上壁は、前記被給電物が前記載置面に載置された状態で前記被給電物との間に前記被給電物の使用者の手指を入れることが可能となるように前記被給電物から離間している請求項5に記載の車載用非接触給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用非接触給電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載され、被充電物を充電することができる車載充電装置が知られている。特許文献1に記載の車載充電装置は、一次コイルを内蔵する充電器を有している。該充電器は、車両のインストルメントパネルの中央に形成された凹部である収容部に設けられている。充電器は、被充電物である携帯情報端末(特許文献1では「携帯端末」)の非接触充電に用いられる。携帯情報端末は二次コイル及び充電池を内蔵している。携帯情報端末を充電するときには、充電器の一次コイルと携帯情報端末の二次コイルとを近接させるように携帯情報端末を収容部に載置して一次コイルに通電する。これにより、一次コイルと二次コイルとの間の電磁誘導により携帯情報端末の二次コイルに誘導起電力が発生し、携帯情報端末の充電池が充電される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-121281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車載用充電装置において、携帯情報端末は、充電時に車両の進行方向に対して前傾した状態で収容部に載置されるだけであり、収容部に対して固定されていない。そのため、車両の急発進、急加速等により、携帯情報端末が収容部から車室に向かって飛び出すおそれがある。万一、運転中に携帯情報端末が収容部から飛び出した場合には、運転者の意識が一時的に飛び出した携帯情報端末に向かうため、わき見運転につながるおそれがある。
【0005】
そのため、車両の走行中に携帯情報端末の車室への飛び出しを抑制することができる車載用非接触給電装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車載用非接触給電装置の一つの実施形態は、車両に搭載され、二次電池を有する被給電物に非接触で給電する車載用非接触給電装置であって、前記被給電物が載置される載置面を有する載置部と、前記載置面に沿って移動可能に取付けられ、前記載置部に載置された前記被給電物を支持するスライダと、前記載置部の前記載置面と反対側に配置され、前記被給電物に非接触で給電を行う非接触給電部と、を備え、前記載置面が前記車両の進行方向に対して後傾している。
【0007】
本実施形態によると、被給電物が載置される載置部が車両の進行方向に対して後傾しているので、車両の急発進、急加速等により、被給電物が載置部から車室に向かって飛び出すおそれがない。そのため、運転者は運転に集中でき、わき見運転につながるおそれもない。
【0008】
本開示に係る車載用非接触給電装置の他の一つの実施形態において、前記スライダは、鉛直方向視で前記車両の進行方向と平行に移動する。
【0009】
被給電物の大きさや種類により、効率よく充電できる箇所は異なっている。本実施形態の車載用非接触給電装置では、スライダを鉛直方向視で車両の進行方向と平行に移動させることができるので、被給電物の大きさや種類に関係なく、効率よく充電できる箇所で被給電物を支持することができる。
【0010】
本開示に係る車載用非接触給電装置の他の一つの実施形態において、前記スライダは、前記被給電物の使用者の手指を挿入することが可能な凹部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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