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公開番号2024158736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074223
出願日2023-04-28
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングに設けられるバネに対する止水性を向上させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手方コネクタ90と嵌合されるハウジング2と、ハウジング2に設けられ相手方コネクタ90との接続方向Xに沿って付勢力を発生させるバネ部4と、を備え、バネ部4は、接続方向Xに沿って形成され入口を開放し奥側を閉塞させた収容室224に対し収容されるバネ41と、一端を開放し他端を閉塞させた筒状を呈し開放した開放端部421を収容室224の奥側に向けバネ41を覆うように収容室224に収容されるバネカバー42と、バネカバー42の外周に取り付けられバネカバー42と収容室224の間を止水するパッキン43と、を有するように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
相手方コネクタと嵌合されるハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記相手方コネクタとの接続方向に沿って付勢力を発生させるバネ部と、を備え、
前記バネ部は、
前記接続方向に沿って形成され入口を開放し奥側を閉塞させた収容室に対し収容されるバネと、
一端を開放し他端を閉塞させた筒状を呈し、開放した開放端部を前記収容室の前記奥側に向け前記バネを覆うように前記収容室に収容されるバネカバーと、
前記バネカバーの外周に取り付けられ、前記バネカバーと前記収容室の間を止水するパッキンと、を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、端子を保持するインナハウジングと、前記インナハウジングの外側に設けられるアウタハウジングと、回動可能に取り付けられ前記相手方コネクタと係合するレバーと、を有し
前記アウタハウジングは、前記インナハウジングに対し前記相手方コネクタとの接続方向に沿って移動可能に取り付けられ、
前記バネ部は、前記インナハウジングと前記アウタハウジングの間に設けられ、前記インナハウジングに反力をとって前記アウタハウジング及び前記レバーを前記相手方コネクタと反対側へ付勢する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記バネ部は、前記ハウジングの中心位置から所定の距離を隔てて複数設置されている、
請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとして、例えば、特許文献1に記載されるように、雄ハウジングと雌ハウジングを接続するコネクタであって、雌ハウジングにコイル状のばねを組み込んだものが知られている。ばねは、雌ハウジングと雄ハウジングを離間させる方向に付勢を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-079483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このコネクタにあっては、ばねに対する止水性が不十分となるおそれがある点で改善の余地がある。すなわち、上述したコネクタは、ばねは、雌ハウジングの内部に設けられているが、雌ハウジングと雄ハウジングの隙間からばねの配置位置へ水が浸入するおそれがある。このため、ばねに対する止水性の向上が望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、ハウジングに設けられるバネに対する止水性の向上させるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係るコネクタは、相手方コネクタと嵌合されるハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記相手方コネクタとの接続方向に沿って付勢力を発生させるバネ部と、を備え、前記バネ部は、前記相手方コネクタとの前記接続方向に沿って形成され入口を開放し奥側を閉塞させた収容室に対し収容されるバネと、一端を開放し他端を閉塞させた筒状を呈し、開放した開放端部を前記収容室の前記奥側に向け前記バネを覆うように前記収容室に収容されるバネカバーと、前記バネカバーの外周に取り付けられ、前記バネカバーと前記収容室の間を止水するパッキンと、を有するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタによれば、ハウジングに設けられるバネに対する止水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るコネクタを示す分解斜視図である。
図3は、実施形態に係るコネクタの側面図である。
図4は、実施形態に係るコネクタにおけるカム溝の説明図である。
図5は、実施形態に係るコネクタにおけるバネ部の説明図である。
図6は、実施形態に係るコネクタのバネ部の分解斜視図である。
図7は、実施形態に係るコネクタにおける接続の説明図である。
図8は、実施形態に係るコネクタにおける接続の説明図である。
図9は、実施形態に係るコネクタにおける接続の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態は、コネクタに関する。以下の説明では、互いに交差する第一方向、第二方向、及び、第三方向のうち、第一方向を「接続方向X」といい、第二方向を「幅方向Y」といい、第三方向を「高さ方向Z」という。ここでは、接続方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に直交する。接続方向Xは、コネクタと相手方コネクタの接続方向、嵌合方向及び離間方向に相当する。幅方向Yと高さ方向Zとは、接続方向Xと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。なお、ここでいう直交は、ほぼ直交を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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