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公開番号2024153253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067033
出願日2023-04-17
発明の名称電流センサ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 15/00 20060101AFI20241022BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易で安価な構成でバスバと基板を固定する。
【解決手段】基板110をシャント抵抗器一体型バスバ120に固定するための固定部140が、シャント抵抗器一体型バスバ120の2つのバスバ部の各々において、シャント抵抗器一体型バスバ120の幅方向に延びる第1の部分121と、第1の部分141の両端からシャント抵抗器一体型バスバ120のシャント抵抗器部分121に向けて延びる一対の第2の部分142と、を有するようにし、基板100に配置された配線とシャント抵抗器一体型バスバ120のバスバ部分121とを電気的に接続するための電気接続部130を、固定部140の一対の第2の部分142の間に配置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
2つのバスバ部分、および当該2つのバスバ部分の間に接続されたシャント抵抗器部分を有するシャント抵抗器一体型バスバと、
前記基板に配置された配線と前記バスバ部分とを電気的に接続するための電気接続部と、
前記基板を前記シャント抵抗器一体型バスバに固定するための固定部と、を有し、
前記シャント抵抗器一体型バスバの長手方向をX軸方向とし、前記シャント抵抗器一体型バスバの幅方向をY軸方向としたときに、
前記固定部は、前記2つのバスバ部の各々において、
前記Y軸方向に延びる第1の部分と、
前記第1の部分の前記Y軸方向の両端からシャント抵抗器部分に向けて延びる一対の第2の部分と、を有し、
前記電気接続部は、前記一対の第2の部分の間に配置されている、電流センサ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記バスバ部分の前記Y軸方向の長さと前記固定部のY軸方向の長さとの間の差は、第1の距離以下である、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項3】
前記基板の前記X軸方向の長さと前記固定部全体の前記X軸方向の長さとの間の差を第2の距離以下である、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項4】
前記基板は、前記固定部の少なくとも一部が入り込むための貫通孔をさらに有する、請求項1に記載の電流センサ。
【請求項5】
前記固定部は、前記貫通孔の全体を塞いでいる、請求項4に記載の電流センサ。
【請求項6】
前記基板の面のうちの、前記シャント抵抗器一体型バスバと対向する面の反対側の面に前記固定部のランドが形成されている、請求項5に記載の電流センサ。
【請求項7】
前記固定部は、前記貫通孔の一部を塞いでいる、請求項4に記載の電流センサ。
【請求項8】
前記貫通孔は、複数であり、
前記複数の貫通孔は、前記固定部の第1の部分に対応する箇所と前記固定部の第2の部分に対応する箇所の両方に配置されている、請求項4に記載の電流センサ。
【請求項9】
前記貫通孔は、複数であり、
前記固定部は、前記複数の貫通孔と一対一対応になるように、複数に分割されている、請求項4に記載の電流センサ。
【請求項10】
前記複数の固定部のうちの少なくとも1つは、基準電位に接続され、他の固定部は、抵抗器を介して電圧源に接続されている、請求項9に記載の電流センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電流センサに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シャント抵抗器一体型バスバを用いたシャント式電流センサが開発されている(例えば、特許文献1)。シャント抵抗器一体型バスバは、図2に示すように、2つのバスバ部分121の間に、シャント抵抗器部分122が接続されたバスバである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-30154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたシャント式電流センサでは、シャント抵抗器一体型バスバは、ボルトとナットを用いて、基板に固定されている。このため、製造コストが高く、組み立ても複雑である。
【0005】
そこで、本発明は、簡易で安価な構成でバスバと基板を固定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る一実施形態に係る電流センサは、基板と、2つのバスバ部分、および当該2つのバスバ部分の間に接続されたシャント抵抗器部分を有するシャント抵抗器一体型バスバと、前記基板に配置された配線と前記バスバ部分とを電気的に接続するための電気接続部と、前記基板を前記シャント抵抗器一体型バスバに固定するための固定部と、を有し、前記シャント抵抗器一体型バスバの長手方向をX軸方向とし、前記シャント抵抗器一体型バスバの幅方向をY軸方向としたときに、前記固定部は、前記2つのバスバ部の各々において、前記Y軸方向に延びる第1の部分と、前記第1の部分の前記Y軸方向の両端からシャント抵抗器部分に向けて延びる一対の第2の部分と、を有し、前記電気接続部は、前記一対の第2の部分の間に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易で安価な構成でバスバと基板を固定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る電流センサ100を示す図である。
シャント抵抗器一体型バスバ120を示す図である。
電気接続部130と固定部140を説明する図である。
シャント抵抗器一体型120と電気接続部130と固定部140との位置関係を説明する図である。
基板110と固定部140との位置関係を説明する図である。
電流センサ100の別例を説明する図である。
貫通孔111と固定部140の関係の一例を説明する図である。
貫通孔111と固定部140の関係の一例を説明する図である。
電流センサ100の別例を説明する図である。
電流センサ100の別例を説明する図である。
電流センサ100の別例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<電流センサ100>
図1は、本発明の一実施形態に係る電流センサ100を示す図である。電流センサ100は、基板110と、シャント抵抗器一体型バスバ120と、を有する。本実施形態では、シャント抵抗器一体型バスバ120の長手方向を、X軸方向とし、シャント抵抗器一体型バスバ120の幅方向を、Y軸方向とし、シャント抵抗器一体型バスバ120の長手方向および幅方向に垂直な方向を、Z軸方向とする。
【0010】
基板110は、例えば、絶縁体で構成される。基板110には、配線および電子部品が配置される。配線および電子部品は、基板110の両面に配置されるようにしても良いし、基板110の片面のみに配置されるようにしても良い。図1では、電子部品や配線の図示は省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

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