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公開番号
2024171038
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023087892
出願日
2023-05-29
発明の名称
複合多孔質体
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B32B
5/24 20060101AFI20241204BHJP(積層体)
要約
【課題】ろ過対象の流体から除去できる物質の大きさをさらに小さくすることが可能な複合多孔質体を提供する。
【解決手段】複合多孔質体は、第一面を有する基材と、前記第一面の少なくとも一部を覆う被覆層と、を備え、前記基材は、ポリテトラフルオロエチレンによって構成された多孔質体であり、前記被覆層は、複数の粒子と、複数のナノファイバーとを含み、前記複数の粒子のそれぞれは、ポリテトラフルオロエチレンからなり、前記粒子の平均粒径が10nm以上1000nm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一面を有する基材と、前記第一面の少なくとも一部を覆う被覆層と、を備え、
前記基材は、ポリテトラフルオロエチレンによって構成された多孔質体であり、
前記被覆層は、複数の粒子と、複数のナノファイバーとを含み、
前記複数の粒子のそれぞれは、ポリテトラフルオロエチレンからなり、
前記粒子の平均粒径は、10nm以上1000nm以下である、複合多孔質体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記被覆層の平均孔径は、1nm以上50nm以下である、請求項1に記載の複合多孔質体。
【請求項3】
前記複数のナノファイバーのそれぞれは、アルミニウムと酸素と水素とを含む無機材料からなる、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項4】
前記被覆層の平均厚さは10nm以上10000nm以下である、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項5】
前記基材は前記第一面を有する第一層を備え、
前記第一層の平均孔径は、20nm以上2000nm以下である、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項6】
前記被覆層は、
前記第一面に設けられた粒子層と、
前記粒子層の前記基材に対向する面と反対側の第三面に設けられた混合層と、
前記混合層の前記粒子層に対向する面と反対側の第四面に設けられたナノファイバー層と、を備え、
前記粒子層は、前記複数の粒子の一部である第1粒子群を含み、かつ、前記複数のナノファイバーを含まず、
前記混合層は、前記第1粒子群とは異なる前記複数の粒子の一部である第2粒子群と、前記複数のナノファイバーの一部である第1ナノファイバー群との混合物を含み、
前記ナノファイバー層は、前記第1ナノファイバー群とは異なる前記複数のナノファイバーの一部である第2ナノファイバー群を含み、かつ、前記複数の粒子を含まない、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項7】
前記被覆層は、
前記第一面に設けられた混合層と、
前記混合層の前記基材に対向する面と反対側の第四面に設けられたナノファイバー層と、を備え、
前記混合層は、前記複数の粒子と、前記複数のナノファイバーの一部である第1ナノファイバー群との混合物を含み、
前記ナノファイバー層は、前記第1ナノファイバー群とは異なる前記複数のナノファイバーの一部である第2ナノファイバー群を含み、かつ、前記複数の粒子を含まない、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項8】
前記被覆層は、
前記第一面に設けられた粒子層と、
前記粒子層の前記基材に対向する面と反対側の第三面に設けられた混合層と、を備え、
前記粒子層は、前記複数の粒子の一部である第1粒子群を含み、かつ、前記複数のナノファイバーを含まず、
前記混合層は、前記第1粒子群とは異なる前記複数の粒子の一部である第2粒子群と、前記複数のナノファイバーとの混合物を含む、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項9】
前記被覆層は、
前記第一面に設けられた混合層を備え、
前記混合層は、前記複数の粒子と、前記複数のナノファイバーとの混合物を含む、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
【請求項10】
前記被覆層は、
前記第一面に設けられた粒子層と、
前記粒子層の前記基材に対向する面と反対側の第三面に設けられたナノファイバー層と、を備え、
前記粒子層は、前記複数の粒子を含み、かつ、前記複数のナノファイバーを含まず、
前記ナノファイバー層は、前記複数のナノファイバーを含み、かつ、前記複数の粒子を含まない、請求項1または請求項2に記載の複合多孔質体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複合多孔質体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレンからなる多孔質体は、ろ過フィルターなどの各種分離膜に用いられている。
【0003】
特許文献1には、多孔質基材と粒子層とを備えるフッ素系樹脂多孔質分離膜が開示されている。多孔質基材は、ポリテトラフルオロエチレンを主体として含む。粒子層は、多孔質基材の少なくとも表面に設けられており、ポリテトラフルオロエチレンからなる粒子を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-015002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のフッ素系樹脂多孔質分離膜は、平均孔径が80~1000nmである。分離膜の分野では、ろ過対象の流体から除去できる物質の大きさをさらに小さくすることが可能な複合多孔質体が望まれている。
【0006】
そこで、本開示は、ろ過対象の流体から除去できる物質の大きさをさらに小さくすることが可能な複合多孔質体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の複合多孔質体は、
第一面を有する基材と、前記第一面の少なくとも一部を覆う被覆層と、を備え、
前記基材は、ポリテトラフルオロエチレンによって構成された多孔質体であり、
前記被覆層は、複数の粒子と、複数のナノファイバーとを含み、
前記複数の粒子のそれぞれは、ポリテトラフルオロエチレンからなり、
前記粒子の平均粒径が10nm以上1000nm以下である、複合多孔質体である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ろ過対象の流体から除去できる物質の大きさをさらに小さくすることが可能な複合多孔質体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る複合多孔質体の概観図である。
図2は、実施形態1に係る複合多孔質体の断面図である。
図3は、実施形態2に係る複合多孔質体の断面図である。
図4は、実施形態3に係る複合多孔質体の断面図である。
図5は、実施形態4に係る複合多孔質体の断面図である。
図6は、実施形態5に係る複合多孔質体の断面図である。
図7は、ナノファイバー層の表面のSEM画像を模式的に示す図である。
図8は、通液試験に使用される試験装置の概略図である。
図9は、実施形態6に係る複合多孔質体の概観図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の複合多孔質体は、
第一面を有する基材と、前記第一面の少なくとも一部を覆う被覆層と、を備え、
前記基材は、ポリテトラフルオロエチレンによって構成された多孔質体であり、
前記被覆層は、複数の粒子と、複数のナノファイバーとを含み、
前記複数の粒子のそれぞれは、ポリテトラフルオロエチレンからなり、
前記粒子の平均粒径は、10nm以上1000nm以下である、複合多孔質体。
(【0011】以降は省略されています)
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