TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024170787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087503
出願日2023-05-29
発明の名称音響システム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20241204BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高周波ノイズがツイーターから放音されることを抑制しつつ、ツイーターの高域の特性及びウーファーの低域の特性をそれぞれ活かした高品質の音を実現する。
【解決手段】音響システム1は、音信号処理装置50-1~50-4と、アンプ60-1~60-4とを備える。音信号処理装置50-1~50-4は、入力音信号d1に基づいて出力音信号S1~S4を生成する。アンプ60-1~60-4は、出力音信号S1~S4をそれぞれ増幅音信号S1a~S4aに増幅し、増幅音信号S1a~S4aを11個のスピーカー10-1A、10-1B、10-2A、10-2B、10-3A、10-3B、10-4A、10-4B、10-5A、10-5B、及び10-6に供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力音信号に基づいて出力音信号を生成する音信号処理装置と、
前記出力音信号を増幅音信号に増幅し、前記増幅音信号を少なくともツイーター及びウーファーを含む3つのスピーカーにそれぞれ供給する増幅装置とを備え、
前記音信号処理装置は、
前記入力音信号に前記増幅装置のゲインを乗じた信号が、前記増幅装置においてクリップされない範囲となるように、前記入力音信号の振幅を制限した第1音信号を出力する制限部と、
前記第1音信号の高域周波数成分を除去することにより低域音信号を生成するローパスフィルタと、
前記入力音信号から低域周波数成分を除去することにより高域音信号を生成するハイパスフィルタと、
前記低域音信号と前記高域音信号とを合成することにより前記出力音信号を生成する合成部と、を含む、
音響システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記増幅装置及び前記音信号処理装置は、車載用オーディオ装置である、
請求項1に記載の音響システム。
【請求項3】
前記3つのスピーカーの組合せは、ツイーター、スコーカー、及びウーファーである、請求項1又は請求項2に記載の音響システム。
【請求項4】
前記3つのスピーカーの組合せは、ツイーター、ウーファー、及びサブウーファーである、請求項1又は請求項2に記載の音響システム。
【請求項5】
第1乃至第4音響処理装置を備え、
前記第1乃至第4音響処理装置の各々は、
入力音信号に基づいて出力音信号を生成する音信号処理装置と、前記出力音信号を増幅音信号に増幅する増幅装置とを備え、
前記音信号処理装置は、
前記入力音信号に前記増幅装置のゲインを乗じた信号が、前記増幅装置においてクリップされない範囲となるように、前記入力音信号の振幅を制限した第1音信号を出力する制限部と、
前記第1音信号の高域周波数成分を除去することにより低域音信号を生成するローパスフィルタと、
前記入力音信号から低域周波数成分を除去することにより高域音信号を生成するハイパスフィルタと、
前記低域音信号と前記高域音信号とを合成することにより前記出力音信号を生成する合成部と、を含み、
前記第1音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第1ツイーター、第1スコーカー、及び第1ウーファーにそれぞれ供給され、
前記第2音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第2ツイーター、第2スコーカー、及び第2ウーファーにそれぞれ供給され、
前記第3音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第3ツイーター、第3ウーファー、及びサブウーファーにそれぞれ供給され、
前記第4音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第4ツイーター、第4ウーファー、及び前記サブウーファーにそれぞれ供給される、
音響システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音響システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
車載音響システムにおいて、ウーファーとツイーターとを1つのアンプにより駆動する態様では、重低音の音信号がアンプの電源電圧によりクリップされたときに発生する高周波成分がツイーターから高周波ノイズとして放音され易い。特許文献1には、スコーカーとサブウーファーとを1つのアンプにより駆動することにより、高周波ノイズの放音が抑制されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-197578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車載音響システムでは、リア片側のスコーカー及びサブウーファーにツイーターを加えた3wayスピーカーを1つのアンプにより駆動させようとした場合、フロント片側のツイーター及びウーファーにスコーカーを加えた3wayスピーカーを1つのアンプにより駆動させようとした場合、ツイーターから高周波ノイズが放音されてしまうという課題がある。このために、細かな音響チューニングが必要になってしまうという課題や、低域から高域までのワイドな再生帯域が実現できないという課題がある。
【0005】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、1つのアンプにより、少なくともツイーター及びウーファーを含む3つのスピーカーを駆動する場合であっても、高周波ノイズがツイーターから放音されることを抑制しつつ、ツイーターの高域の特性及びウーファーの低域の特性をそれぞれ活かした高品質の音を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る音響システムは、入力音信号に基づいて出力音信号を生成する音信号処理装置と、前記出力音信号を増幅音信号に増幅し、前記増幅音信号を少なくともツイーター及びウーファーを含む3つのスピーカーにそれぞれ供給する増幅装置とを備え、前記音信号処理装置は、前記入力音信号に前記増幅装置のゲインを乗じた信号が、前記増幅装置においてクリップされない範囲となるように、前記入力音信号の振幅を制限した第1音信号を出力する制限部と、前記第1音信号の高域周波数成分を除去することにより低域音信号を生成するローパスフィルタと、前記入力音信号から低域周波数成分を除去することにより高域音信号を生成するハイパスフィルタと、前記低域音信号と前記高域音信号とを合成することにより前記出力音信号を生成する合成部と、を含む。
【0007】
本開示のひとつの態様に係る音響システムは、第1乃至第4音響処理装置を備え、前記第1乃至第4音響処理装置の各々は、入力音信号に基づいて出力音信号を生成する音信号処理装置と、前記出力音信号を増幅音信号に増幅する増幅装置とを備え、前記音信号処理装置は、前記入力音信号に前記増幅装置のゲインを乗じた信号が、前記増幅装置においてクリップされない範囲となるように、前記入力音信号の振幅を制限した第1音信号を出力する制限部と、前記第1音信号の高域周波数成分を除去することにより低域音信号を生成するローパスフィルタと、前記入力音信号から低域周波数成分を除去することにより高域音信号を生成するハイパスフィルタと、前記低域音信号と前記高域音信号とを合成することにより前記出力音信号を生成する合成部と、を含み、前記第1音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第1ツイーター、第1スコーカー、及び第1ウーファーにそれぞれ供給され、前記第2音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第2ツイーター、第2スコーカー、及び第2ウーファーにそれぞれ供給され、前記第3音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第3ツイーター、第3ウーファー、及びサブウーファーにそれぞれ供給され、前記第4音響処理装置の増幅装置から出力される増幅音信号は、第4ツイーター、第4ウーファー、及び前記サブウーファーにそれぞれ供給される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る音響システムの一例を示す構成図である。
図1の音響システムのより詳細な構成例を示す図である。
図1の音響システムを搭載した車両の平面図である。
クリップされた増幅音信号の一例を示す図である。
第1実施形態に係る音信号処理装置の一例を示す構成図である。
図5の制限部が実行する振幅制限の一例を示す図である。
図1の音響システムの動作の一例を示すフローチャートである。
第1変形例に係る音信号処理装置の一例を示す構成図である。
図8の音響システムの動作の一例を示すフローチャートである。
第3変形例に係る音信号処理装置の一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A:第1実施形態
A1:音響システムの構成
【0010】
図1は、第1実施形態に係る音響システム1の一例を示す構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ヤマハ株式会社
電子楽器
11日前
ヤマハ株式会社
警告音発生装置
7日前
ヤマハ株式会社
シンバルワッシャ
14日前
ヤマハ株式会社
ヘルムホルツ共鳴器
7日前
ヤマハ株式会社
検出システムおよび楽器
14日前
ヤマハ株式会社
低音強調方法及び低音強調装置
1か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法および情報処理システム
24日前
ヤマハ株式会社
音響処理装置の制御方法および音響処理装置
7日前
ヤマハ株式会社
音処理方法、音処理装置、およびプログラム
11日前
ヤマハ株式会社
パラメータ決定装置およびパラメータ決定方法
24日前
ヤマハ株式会社
音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
16日前
ヤマハ株式会社
音響情報処理方法、音響情報処理装置、およびプログラム
16日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
14日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
14日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
14日前
ヤマハ株式会社
パラメータ決定方法、パラメータ決定装置およびプログラム
22日前
ヤマハ株式会社
検出装置、管楽器用ミュート装置、及び放射音波形の演算方法
24日前
ヤマハ株式会社
テキスト表示方法、テキスト表示装置およびテキスト表示プログラム
15日前
ヤマハ株式会社
音響処理方法および音響処理システム
1日前
ヤマハ株式会社
マスカ音調整方法およびマスカ音調整装置
24日前
ヤマハ株式会社
操作位置出力装置、操作位置出力方法およびプログラム
7日前
ヤマハ株式会社
演奏評価システム、演奏評価方法および演奏評価プログラムを記憶した非一過性のコンピュータ読取可能な記録媒体
10日前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、電子楽器、情報処理方法および機械学習システム
1か月前
ヤマハ株式会社
ライブデータ配信方法、ライブデータ配信システム、ライブデータ配信装置、ライブデータ再生装置、およびライブデータ再生方法
9日前
個人
環境音制御方法
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
2か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
2か月前
個人
ヘッドホンカバー
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
15日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
17LIVE株式会社
サーバ
2か月前
続きを見る