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公開番号2025011514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113681
出願日2023-07-11
発明の名称ヘルムホルツ共鳴器
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人
主分類G10K 11/02 20060101AFI20250117BHJP(楽器;音響)
要約【課題】 ヘルムホルツ共鳴器において、ネック長の調整による共鳴周波数の変化量を小さくする。
【解決手段】 ヘルムホルツ共鳴器1Aは、キャビティ部10と、キャビティ部10の内部空間11を外部空間31に連通させるネック部20Aであって、内部空間11側の開口端の開口面積に比べ、外部空間31側の開口端の開口面積が広いネック部20Aとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャビティ部と、
前記キャビティ部の内部空間を外部空間に連通させるネック部であって、前記内部空間側の開口端の開口面積に比べ、前記外部空間側の開口端の開口面積が広いネック部と、
を具備するヘルムホルツ共鳴器。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ネック部が、軸方向に沿って開口面積が一様な前記内部空間側の第1ネック部と、軸方向に沿って開口面積が一様な前記外部空間側の第2ネック部とを有する請求項1に記載のヘルムホルツ共鳴器。
【請求項3】
前記ネック部の前記外部空間側の開口端の開口面積が前記内部空間側の開口端の開口面積の2倍以上である請求項1に記載のヘルムホルツ共鳴器。
【請求項4】
前記ネック部は切削が容易な素材により構成された請求項1に記載のヘルムホルツ共鳴器。
【請求項5】
前記ネック部の表面に切削の目印となる線が形成された請求項4に記載のヘルムホルツ共鳴器。
【請求項6】
前記ネック部の開口面積が前記ネック部の軸方向に沿って連続的に変化する請求項1に記載のヘルムホルツ共鳴器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、音響装置等に好適なヘルムホルツ共鳴器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
バスレフスピーカ等、各種の音響装置にヘルムホルツ共鳴器が利用されている。このヘルムホルツ共鳴器は、キャビティ部と、このキャビティ部の内部空間を外部空間に連通させるネック部とからなる共鳴器である。このヘルムホルツ共鳴器を用いて、音響調整を行うには、調整対象となる周波数に合わせて、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数を調整する必要がある。
【0003】
そこで、特許文献1のヘルムホルツ共鳴器(特許文献1ではヘルムホルツ減衰器)は、ネック部がそれから延び出るエンクロージャを備えている。パイプが、そのネック部の中に挿入されかつそれに嵌合している。このヘルムホルツ共鳴器では、パイプを廻すことによりネック部内を移動させ、ネック長を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-2501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ヘルムホルツ共鳴器は、ネック長の調整により共鳴周波数が大きく変化する。特許文献1に開示の技術により、共鳴周波数を十分な精度で調整するためには、ヘルムホルツ共鳴器の各部の機械精度を高める必要があり、ヘルムホルツ共鳴器が高価になる問題があった。
【0006】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ヘルムホルツ共鳴器において、ネック長の調整による共鳴周波数の変化量を小さくする技術的手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、キャビティ部と、前記キャビティ部の内部空間を外部空間に連通させるネック部であって、前記内部空間側の開口端の開口面積に比べ、前記外部空間側の開口端の開口面積が広いネック部と、を具備するヘルムホルツ共鳴器を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の第1実施形態であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
同実施形態の第1変形例であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
同実施形態の第2変形例であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
この発明の第2実施形態であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
同ヘルムホルツ共鳴器を拡大した断面図である。
この発明の第3実施形態であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
この発明の第4実施形態であるヘルムホルツ共鳴器の構成を示す断面図である。
ヘルムホルツ共鳴器の利用例を示す図である。
ヘルムホルツ共鳴器の利用例を示す図である。
ヘルムホルツ共鳴器の利用例を示す図である。
ヘルムホルツ共鳴器の利用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態であるヘルムホルツ共鳴器1Aの構成を示す断面図である。このヘルムホルツ共鳴器1Aは、キャビティ部10と、キャビティ部10の内部空間11を外部空間31に連通させるネック部20Aを具備する。ネック部20Aは、内部空間11側の開口端の開口面積S

に比べ、外部空間31側の開口端の開口面積S

が広くなっている。キャビティ部10の形状は任意であり、例えば球形、直方体等の立体形状等とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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