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公開番号2025011994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114491
出願日2023-07-12
発明の名称音響処理装置の制御方法および音響処理装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250117BHJP(電気通信技術)
要約【課題】各音信号に関するパラメータの制御のために必要な操作を簡素化する。
【解決手段】音響処理装置は、第1音信号を送り量X-1に応じて調整する調整部62-1と、第1音信号を送り量Y-1に応じて調整する調整部63-1と、第2音信号を送り量X-3に応じて調整する調整部62-2と、第2音信号を送り量Y-2に応じて調整する調整部63-2と、調整部62-1および調整部62-2による調整後の信号を混合する第1混合バス64と、調整部63-1および調整部63-2による調整後の信号を混合する第2混合バス65とを具備し、個別制御モードにおいて、操作Qx-1に応じて送り量X-1を制御し、操作Qy-1に応じて送り量Y-1を制御し、操作Qx-2に応じて送り量X-2を制御し、操作Qy-2に応じて送り量Y-2を制御し、連動制御モードにおいて、操作Qx-1に応じて送り量X-1と送り量Y-1とを制御し、操作Qx-2に応じて送り量X-2と送り量Y-2とを制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1音信号を第1パラメータに応じて調整する第1調整部と、
前記第1音信号を第2パラメータに応じて調整する第2調整部と、
第2音信号を第3パラメータに応じて調整する第3調整部と、
前記第2音信号を第4パラメータに応じて調整する第4調整部と、
前記第1調整部による調整後の信号と前記第3調整部による調整後の信号とを混合する第1混合部と、
前記第2調整部による調整後の信号と前記第4調整部による調整後の信号とを混合する第2混合部と
を具備する音響処理装置の制御方法であって、
第1動作モードにおいて、
第1操作子に対する第1操作に応じて前記第1パラメータを制御し、
前記第1操作とは異なる第2操作に応じて前記第2パラメータを制御し、
第2操作子に対する第3操作に応じて前記第3パラメータを制御し、
前記第3操作とは異なる第4操作に応じて前記第4パラメータを制御し、
第2動作モードにおいて、
前記第1操作に応じて前記第1パラメータと前記第2パラメータとを制御し、
前記第3操作に応じて前記第3パラメータと前記第4パラメータとを制御する
音響処理装置の制御方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2動作モードにおいて、
前記第1操作に応じて前記第1パラメータと前記第2パラメータとを連動して制御し、
前記第2操作に応じて前記第3パラメータと前記第4パラメータとを連動して制御する
請求項1の音響処理装置の制御方法。
【請求項3】
前記第2動作モードから前記第1動作モードに遷移した場合に、
当該遷移の直前における前記第2パラメータの値を維持したまま、前記第1パラメータと前記第2パラメータとの連動を解除し、
当該遷移の直前における前記第4パラメータの値を維持したまま、前記第3パラメータと前記第4パラメータとの連動を解除する
請求項2の音響処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記第1動作モードから前記第2動作モードに遷移した場合に、
前記第2パラメータを、当該遷移の直前における前記第1パラメータの値に設定し、
前記第4パラメータを、当該遷移の直前における前記第3パラメータの値に設定する
請求項2または請求項3の音響処理装置の制御方法。
【請求項5】
前記第1パラメータおよび前記第2パラメータの組と、前記第3パラメータおよび前記第4パラメータの組との各々について、前記第1動作モードおよび前記第2動作モードを含む複数の動作モードの何れかが個別に選択される
請求項1の音響処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記音響処理装置は、
第3音信号を第5パラメータに応じて調整する第5調整部と、
前記第3音信号を第6パラメータに応じて調整する第6調整部とをさらに具備し、
前記第1混合部は、前記第1調整部による調整後の信号と前記第3調整部による調整後の信号と前記第5調整部による調整後の信号とを混合し、
前記第2混合部は、前記第2調整部による調整後の信号と前記第4調整部による調整後の信号と前記第6調整部による調整後の信号とを混合し、
前記第1動作モードにおいて、さらに、
第5操作子に対する第5操作に応じて前記第5パラメータを制御し、前記第5操作とは異なる第6操作に応じて前記第6パラメータを制御し、
前記第2動作モードにおいて、さらに、
前記第5操作に応じて前記第5パラメータと前記第6パラメータとを制御する
請求項1の音響処理装置の制御方法。
【請求項7】
前記第1混合部による混合後の第1出力信号は、放音装置に供給され、
前記第2混合部による混合後の第2出力信号は、通信網を介して情報装置に送信される
請求項1の音響処理装置の制御方法。
【請求項8】
第1音信号を第1パラメータに応じて調整する第1調整部と、
前記第1音信号を第2パラメータに応じて調整する第2調整部と、
第2音信号を第3パラメータに応じて調整する第3調整部と、
前記第2音信号を第4パラメータに応じて調整する第4調整部と、
前記第1調整部による調整後の信号と前記第3調整部による調整後の信号とを混合する第1混合部と、
前記第2調整部による調整後の信号と前記第4調整部による調整後の信号とを混合する第2混合部と、
動作制御部とを具備し、
前記動作制御部は、
第1動作モードにおいて、
第1操作子に対する第1操作に応じて前記第1パラメータを制御し、
前記第1操作とは異なる第2操作に応じて前記第2パラメータを制御し、
第2操作子に対する第3操作に応じて前記第3パラメータを制御し、
前記第3操作とは異なる第4操作に応じて前記第4パラメータを制御し、
第2動作モードにおいて、
前記第1操作に応じて前記第1パラメータと前記第2パラメータとを制御し、
前記第3操作に応じて前記第3パラメータと前記第4パラメータとを制御する
音響処理装置。
【請求項9】
前記第1調整部、前記第2調整部、前記第3調整部、前記第4調整部、前記第1混合部および前記第2混合部を収容する筐体を具備し、
前記第1操作および前記第3操作は、前記筐体に設置された物理操作子に対する操作であり、
前記第2操作および前記第4操作は、表示装置に表示される仮想操作子に対する操作である
請求項8の音響処理装置。
【請求項10】
前記第1動作モードまたは前記第2動作モードを選択するための選択操作子を具備し、
前記選択操作子は、前記表示装置に表示される仮想操作子である
請求項9の音響処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音信号を処理する技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば音量調整等の信号処理の実行後に複数の音信号を混合する音響処理技術が従来から提案されている。例えば特許文献1に開示されるように、複数の音信号の各々の音量は、利用者からの指示に応じて個別に調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-178391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の音信号の各々について音量調整のパラメータが個別に調整される構成では、利用者に要求される操作が煩雑であるという課題がある。他方、複数の音信号についてパラメータが連動する構成では、個々の音信号について利用者の意図に沿った精緻な調整が困難である。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、各音信号に関するパラメータの制御のために必要な操作を簡素化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る音響処理装置の制御方法は、第1音信号を第1パラメータに応じて調整する第1調整部と、前記第1音信号を第2パラメータに応じて調整する第2調整部と、第2音信号を第3パラメータに応じて調整する第3調整部と、前記第2音信号を第4パラメータに応じて調整する第4調整部と、前記第1調整部による調整後の信号と前記第3調整部による調整後の信号とを混合する第1混合部と、前記第2調整部による調整後の信号と前記第4調整部による調整後の信号とを混合する第2混合部とを具備する音響処理装置の制御方法であって、第1動作モードにおいて、第1操作子に対する第1操作に応じて前記第1パラメータを制御し、前記第1操作とは異なる第2操作に応じて前記第2パラメータを制御し、第2操作子に対する第3操作に応じて前記第3パラメータを制御し、前記第3操作とは異なる第4操作に応じて前記第4パラメータを制御し、第2動作モードにおいて、前記第1操作に応じて前記第1パラメータと前記第2パラメータとを制御し、前記第3操作に応じて前記第3パラメータと前記第4パラメータとを制御する。
【0006】
本開示のひとつの態様に係る音響処理装置は、第1音信号を第1パラメータに応じて調整する第1調整部と、前記第1音信号を第2パラメータに応じて調整する第2調整部と、第2音信号を第3パラメータに応じて調整する第3調整部と、前記第2音信号を第4パラメータに応じて調整する第4調整部と、前記第1調整部による調整後の信号と前記第3調整部による調整後の信号とを混合する第1混合部と、前記第2調整部による調整後の信号と前記第4調整部による調整後の信号とを混合する第2混合部と、動作制御部とを具備し、前記動作制御部は、第1動作モードにおいて、第1操作子に対する第1操作に応じて前記第1パラメータを制御し、前記第1操作とは異なる第2操作に応じて前記第2パラメータを制御し、第2操作子に対する第3操作に応じて前記第3パラメータを制御し、前記第3操作とは異なる第4操作に応じて前記第4パラメータを制御し、第2動作モードにおいて、前記第1操作に応じて前記第1パラメータと前記第2パラメータとを制御し、前記第3操作に応じて前記第3パラメータと前記第4パラメータとを制御する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る音響システムのブロック図である。
音響処理装置の外観を例示する平面図である。
音響処理装置の機能的な構成を例示するブロック図である。
入力チャンネルのブロック図である。
動作モードの説明図である。
設定画面の模式図である。
第1処理のフローチャートである。
第2処理のフローチャートである。
設定処理のフローチャートである。
変形例における音響処理装置の機能的な構成を例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A:実施形態
図1は、本開示のひとつの形態における音響システム100の構成を例示するブロック図である。本実施形態の音響システム100は、音響処理装置10と情報処理装置20とを具備する。音響処理装置10は、各種の音響処理を実行するデジタルミキサである。情報処理装置20は、音響処理装置10の動作を補助するコンピュータシステムである。例えばスマートフォン、タブレット端末またはパーソナルコンピュータ等が情報処理装置20として利用される。音響処理装置10と情報処理装置20とは相互に通信可能である。なお、情報処理装置20の機能は音響処理装置10に搭載されてもよい。
【0009】
音響処理装置10は、制御装置11と記憶装置12と通信装置13と操作装置14と信号処理装置15と入出力インタフェース16とを具備するコンピュータシステムである。なお、音響処理装置10は、単体の装置として実現されるほか、相互に別体で構成された複数の装置でも実現される。
【0010】
制御装置11は、音響処理装置10の各要素を制御する単数または複数のプロセッサである。具体的には、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、SPU(Sound Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の1種類以上のプロセッサにより、制御装置11が構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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