TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025004384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104039
出願日2023-06-26
発明の名称音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G10L 13/00 20060101AFI20250107BHJP(楽器;音響)
要約【課題】利用者の意図が反映された変調成分を含む目標音を生成する。
【解決手段】音響処理システム100は、N個の制御値Cy_1~Cy_Nを利用者からの指示に応じて設定し、目標音の基礎成分の音響特徴量QとN個の制御値Cy_1~Cy_Nに応じた変調データMとを処理することで、N個の制御値Cy_1~Cy_Nにそれぞれ対応するN個の変調成分が基礎成分に付加された目標音の音響信号Zを生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の制御値を利用者からの指示に応じて設定し、
目標音の基礎成分の音響特徴量と前記複数の制御値に応じた変調データとを処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する
コンピュータシステムにより実現される音響処理方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記音響信号の生成においては、前記音響特徴量と前記変調データとを、訓練済の第1生成モデルにより処理することで、前記音響信号を生成する
請求項1の音響処理方法。
【請求項3】
前記変調データは、
前記基礎成分の基本周波数を有する正弦波である基本波信号と、
前記基本周波数に対して所定の関係にある相異なる変調周波数を有する正弦波である複数の変調波信号と、
前記複数の制御値とを含む
請求項2の音響処理方法。
【請求項4】
前記変調データは、
前記基礎成分の基本周波数に対応する周期で複数のパルスが時間軸上に配列された変調パルス列を含み、
前記複数のパルスのレベルは、前記複数の変調成分のレベルをそれぞれ指定する複数の制御値に応じて、前記各変調周波数に対応する周期で変動する
請求項2の音響処理方法。
【請求項5】
さらに、
前記目標音の条件を指定する条件データを、訓練済の第2生成モデルにより処理することで、前記基礎成分の音響特徴量および基本周波数と、前記複数の制御値とを生成し、
前記複数の制御値の設定においては、前記第2生成モデルにより生成された前記複数の制御値を、前記利用者からの指示に応じて変更する
請求項2から請求項4の何れかの音響処理方法。
【請求項6】
目標音の基礎成分の音響特徴量と複数の制御値に応じた変調データとを、訓練済の第1生成モデルにより処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する
コンピュータシステムにより実現される音響処理方法。
【請求項7】
複数の制御値を利用者からの指示に応じて設定する制御値設定部と、
目標音の基礎成分の音響特徴量と前記複数の制御値に応じた変調データとを処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する信号生成部と
を具備する音響処理システム。
【請求項8】
前記制御値設定部は、複数の物理操作子に対する前記利用者からの操作に応じて前記複数の制御値を設定する
請求項7の音響処理システム。
【請求項9】
複数の操作子を表示する表示装置を具備し、
前記制御値設定部は、前記複数の操作子に対する前記利用者からの操作に応じて前記複数の制御値を設定する
請求項7の音響処理システム。
【請求項10】
前記表示装置は、前記複数の制御値を表示する
請求項9の音響処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音響処理のための技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば唸り声(growl)等の特徴的な音声を生成する各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、音声信号の周波数スペクトルにおける局所的ピークの間にサブハーモニクスの成分を付加することで、音声信号が表す音声の声質を変換する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4649888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術においては、事前に用意された係数テーブルを利用して各サブハーモニクスが生成される。したがって、合成音声に利用者の意図を反映させるという観点からは、さらなる改善の余地がある。なお、以上の説明においては音声の合成に着目したが、例えば楽器の演奏音等を含む任意の音の合成において同様の課題が想定される。以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、利用者の意図が反映された変調成分を含む目標音を生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る音響処理方法は、複数の制御値を利用者からの指示に応じて設定し、目標音の基礎成分の音響特徴量と前記複数の制御値に応じた変調データとを処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する。
【0006】
本開示の他の態様に係る音響処理方法は、目標音の基礎成分の音響特徴量と複数の制御値に応じた変調データとを、訓練済の第1生成モデルにより処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する。
【0007】
本開示のひとつの態様に係る音響処理システムは、複数の制御値を利用者からの指示に応じて設定する制御値設定部と、目標音の基礎成分の音響特徴量と前記複数の制御値に応じた変調データとを処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する信号生成部とを具備する。
【0008】
本開示のひとつの態様に係るプログラムは、複数の制御値を利用者からの指示に応じて設定する制御値設定部、および、目標音の基礎成分の音響特徴量と前記複数の制御値に応じた変調データとを処理することで、前記複数の制御値にそれぞれ対応する複数の変調成分が前記基礎成分に付加された前記目標音の音響信号を生成する信号生成部、としてコンピュータシステムを機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における音響処理システムのブロック図である。
変調成分の説明図である。
音響処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
設定画面の模式図である。
変調制御部のブロック図である。
音響生成処理のフローチャートである。
訓練処理の説明図である。
訓練処理のフローチャートである。
第2実施形態における音響処理システムの機能的な構成を例示するブロック図である。
変調パルス列の説明図である。
変形例における設定画面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A:第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る音響処理システム100の構成を例示するブロック図である。音響処理システム100は、任意の目標音を生成するコンピュータシステムである。目標音は、音響処理システム100により生成されるべき音である。第1実施形態の目標音は、例えば、歌唱者が発音する歌唱音または楽器が発音する演奏音等の楽音である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ヤマハ株式会社
重縮合体
15日前
ヤマハ株式会社
警告音発生装置
27日前
ヤマハ株式会社
ヘルムホルツ共鳴器
27日前
ヤマハ株式会社
会議システムにおける音信号処理方法
今日
ヤマハ株式会社
響板、その製造方法および響板を備える楽器
6日前
ヤマハ株式会社
音響処理装置の制御方法および音響処理装置
27日前
ヤマハ株式会社
信号生成方法、表示制御方法およびプログラム
今日
ヤマハ株式会社
話者位置検出方法、話者位置検出装置、およびプログラム
13日前
ヤマハ株式会社
音信号処理方法および音信号処理装置
13日前
ヤマハ株式会社
音響処理方法および音響処理システム
21日前
ヤマハ株式会社
操作位置出力装置、操作位置出力方法およびプログラム
27日前
東日本電信電話株式会社
演奏補助装置、演奏補助方法、及び、演奏補助プログラム
6日前
横浜ゴム株式会社
音響材
今日
横浜ゴム株式会社
音響材
今日
横浜ゴム株式会社
音響材
今日
横浜ゴム株式会社
水中音響材
3日前
大和ハウス工業株式会社
音再現設備
7日前
岡山県
吸音構造
今日
株式会社第一興商
カラオケ装置
7日前
株式会社コルグ
音波生成装置、音波生成方法、プログラム
14日前
株式会社永セ仁
「パワハラ」等ハラスメント発言に係る職場環境測定システム
3日前
ソフトバンクグループ株式会社
行動制御システム
14日前
本田技研工業株式会社
音声認識装置、音声認識方法、およびプログラム
6日前
パイオニア株式会社
情報処理装置
8日前
東日本電信電話株式会社
演奏補助装置、演奏補助方法、及び、演奏補助プログラム
6日前
ヤマハ株式会社
響板、その製造方法および響板を備える楽器
6日前
ヤマハ株式会社
信号生成方法、表示制御方法およびプログラム
今日
ドーナッツロボティクス株式会社
音声処理システム、音声処理方法
14日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
8日前
カシオ計算機株式会社
楽音制御システム
6日前
ローランド株式会社
電子打楽器、制御装置、ベロシティ算出プログラム及びベロシティ算出方法
6日前
VIE株式会社
情報処理方法、記録媒体及び情報処理装置
3日前
株式会社東芝
推定プログラム、学習プログラム、推定装置、学習装置、推定方法、学習方法、および学習モデル
14日前
ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド
音響スクランブルを介した空間インパルス応答の決定
7日前
ドルビー・インターナショナル・アーベー
離散指向性情報の表現、符号化、および復号化のための方法、装置、およびシステム
1日前
グーグル エルエルシー
自動アシスタントによって応答アクションをトリガするためのホットコマンドの検出および/または登録
8日前
続きを見る