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公開番号2025023568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127827
出願日2023-08-04
発明の名称水中音響材
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人
主分類G10K 11/168 20060101AFI20250207BHJP(楽器;音響)
要約【課題】被取り付け面の曲面の曲率半径が小さい場合であっても、簡単に取り付けることができ作業性の向上を図る上で有利な水中音響材を提供する。
【解決手段】水中音響材14Aは、複数の水中音響材製板体16が厚さの方向に重ね合わされて形成されているので、水中構造体10の被取り付け面12の曲率半径Rが小さい場合であっても、水中音響材14Aを曲面に追従して変形させやすくなり、水中音響材14Aを簡単に取り付けることができ作業性の向上を図る上で有利となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水中構造体の凸状の曲面で形成された被取り付け面に取り付けられる弾性材料からなる厚さを有する板状の水中音響材であって、
前記水中音響材は、複数の水中音響材製板体が前記厚さの方向に重ね合わされて形成されている、
ことを特徴とする水中音響材。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記複数の水中音響材製板体のうちの少なくとも1つの水中音響材製板体は、硬度JIS A 60度以上90度以下である、
ことを特徴とする請求項1記載の水中音響材。
【請求項3】
前記複数の水中音響材製板体は接着剤により一体的に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の水中音響材。
【請求項4】
前記複数の水中音響材製板体の各厚さは、10mm以上40mm以下である、
ことを特徴とする請求項1記載の水中音響材。
【請求項5】
前記複数の水中音響材製板体の厚さは、前記被取り付け面から離れるほど次第に大きい寸法で形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の水中音響材。
【請求項6】
前記複数の水中音響材製板体の厚さは、前記被取り付け面に取り付けられて配置される水中音響材製板体に比べて、前記被取り付け面から離れた箇所に配置される水中音響材製板体の方が大きい、
ことを特徴とする請求項1記載の水中音響材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中音響材に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
船舶の船体などの水中構造体に取り付けることで、遮音、吸音、あるいは、振動抑制を図る水中音響材が提供されている(特許文献1参照)。
このような水中音響材として、弾性材料からなり均一の厚さの矩形板状を呈するものがあり、水中音響材は、その厚さ方向の両面のうちの一方の面である取り付け面が、水中構造体の被取り付け面に重ね合わされて取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-296873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、被取り付け面が凸状の曲面で形成されている場合、水中音響材は、弾性材料で形成されているため、水中音響材の矩形面が曲面に追従して変形する。
しかしながら、被取り付け面の曲率半径Rが小さくなるほど、水中音響材が曲面に追従して変形しにくくなることから、水中音響材の取り付け作業が難しくなる問題がある。
特に水中音響材が高い水圧を受けるような環境下で使用される場合は、水中音響材の耐久性と音響性能の双方を確保するため、水中音響材を構成する弾性材料として水圧の影響を受けにくい硬度が高いものを用いる必要があり、水中音響材を構成する弾性材料として硬度が高いものを用いた場合、水中音響材の取り付け作業がより困難となり、何らかの改善が求められている。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、被取り付け面の曲面の曲率半径Rが小さい場合であっても、簡単に取り付けることができ作業性の向上を図る上で有利な水中音響材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために本発明の一実施の形態は、水中構造体の凸状の曲面で形成された被取り付け面に取り付けられる弾性材料からなる厚さを有する板状の水中音響材であって、前記水中音響材は、複数の水中音響材製板体が前記厚さの方向に重ね合わされて形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記複数の水中音響材製板体のうちの少なくとも1つの水中音響材製板体は、硬度JIS A 60度以上90度以下であることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記複数の水中音響材製板体は接着剤により一体的に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記複数の水中音響材製板体の各厚さは、10mm以上40mm以下であることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記複数の水中音響材製板体の厚さは、前記被取り付け面から離れるほど次第に大きい寸法で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記複数の水中音響材製板体の厚さは、前記被取り付け面に取り付けられて配置される水中音響材製板体に比べて、前記被取り付け面から離れた箇所に配置される水中音響材製板体の方が大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施の形態の水中音響材によれば、水中音響材は、複数の水中音響材製板体が厚さの方向に重ね合わされて形成されているので、水中構造体の被取り付け面の曲率半径が小さい場合であっても、水中音響材を曲面に追従して変形させやすくなり、水中音響材を簡単に取り付けることができ作業性の向上を図る上で有利となる。
また、複数の水中音響材製板体の少なくとも1つが硬度JIS A 60度以上90度以下であると、水中音響材が高い水圧を受けるような環境下で使用される場合に水中音響材の耐久性と音響性能の双方を確保すると共に、水中音響材を水中構造体に取り付ける際の作業性の向上を図る上で有利となる。
また、複数の水中音響材製板体が接着剤により一体的に取り付けられていると、水中音響材の耐久性と音響性能を長期間にわたって維持する上で有利となる。
また、複数の水中音響材製板体の各厚さtを10mm以上40mm以下とすると、水中音響材を水中構造体に取り付ける際の作業性の向上および水中音響材の製造時の作業性の向上を図る上で有利となる。
また、水中音響材製板体の曲率半径を、水中構造体の被取り付け面に近いほど小さく、被取り付け面から離れるほどが大きくなるにすると、水中音響材を曲面に追従して変形させやすくする上で有利となると共に、水中音響材を形成する水中音響材製板体の枚数を抑制でき、水中音響材の製造コストを抑制する上で有利となる。
また、被取り付け面に取り付けられて配置される水中音響材製板体の厚さに比べて、被取り付け面から離れた箇所に配置される水中音響材製板体の厚さの方を大きくすると、水中音響材を曲面に追従して変形させやすくする上で有利となると共に、水中音響材を形成する水中音響材製板体の枚数を抑制でき水中音響材の製造コストを抑制する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態に係る水中音響材が水中構造体の被取り付け面に取り付けられた状態を示す断面図である。
第2の実施の形態に係る水中音響材が水中構造体の被取り付け面に取り付けられた状態を示す断面図である。
第3の実施の形態に係る水中音響材が水中構造体の被取り付け面に取り付けられた状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して第1の実施の形態に係る水中音響材について説明する。
水中音響材14Aが取り付けられる船体などの水中構造体10の被取り付け面12は、凸状の曲面で形成され、本実施の形態では、例えば、曲面は曲率半径Rの円筒面で形成されている。
【0009】
水中音響材14Aは、弾性材料からなる複数の水中音響材製板体16が厚さ方向に重ね合わされて形成されている。
本実施の形態では、同一の厚さtを有する矩形板状の5枚の水中音響材製板体16がそれらの厚さ方向に重ね合わされて形成され、それら水中音響材製板体16は、被取り付け面12から順に第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eである。
第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eは、それぞれ厚さ方向の両端の円筒面からなる両面20、22と、両面20、22の互いに対向する4辺をそれぞれ接続する4つの平坦な端面24とを有している。
第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eが重ね合わされた状態で、それらの4つの端面24はほぼ同一平面上に位置している。
各水中音響材製板体16の四隅にはそれらの厚さ方向に貫通する取り付け孔1602がそれぞれ形成され、各水中音響材製板体16が重ね合わされた状態でそれら取り付け孔1602がほぼ同一軸心上で連通することで水中音響材14Aの取り付け孔18が構成される。
第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eを構成する弾性材料としては、ゴムやウレタンなど従来公知のさまざまな弾性材料が使用可能である。
複数の水中音響材製板体16の各厚さtは、10mm以上40mm以下である。
複数の水中音響材製板体16のうちの少なくとも1つの水中音響材製板体16は、硬度JIS A 60度以上90度以下であり、本実施の形態では、第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eは同一の硬度で形成されている。
【0010】
第1水中音響材製板体16Aの厚さ方向の両面20、22のうちの一方の面20は、水中構造体10の被取り付け面12に重ね合わされて取り付けられる水中音響材14Aの取り付け面26を構成し、他方の面22は、第2水中音響材製板体16Bの厚さ方向の両面20、22のうちの一方の面である面20に重ね合わされる。
同様に第2水中音響材製板体16B、第3水中音響材製板体16C、第4水中音響材製板体16D、第5水中音響材製板体16Eが互いに厚さ方向の両面20、22同士を重ね合わされ、最も水中構造体10から遠い第5水中音響材製板体16Eの両面20、22のうち第4水中音響材製板体16Dと反対側の面22が水中音響材14Aの外面28を構成している。
水中音響材14Aは、第1から第5水中音響材製板体16A、16B、16C、16D、16Eが接着剤により一体的に取り付けられることで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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