TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024178586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023096832
出願日2023-06-13
発明の名称低音強調方法及び低音強調装置
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G10L 21/0364 20130101AFI20241218BHJP(楽器;音響)
要約【課題】調波楽器が発生する音及び持続音の歪の発生を抑制しながら、低域が強調された信号を生成する。
【解決手段】低音強調装置20は、抽出部21と、生成部22と、合成部24とを備える。抽出部21は、調波楽器音成分と打楽器音成分とを含む入力音信号a1から、打楽器音成分を示す打楽器信号b2を抽出する。生成部22は、打楽器信号b2に基づいて低周波信号c4を生成する。低周波信号c4は、打楽器信号b2の基本波成分の周波数の1/2の周波数を有する信号である。合成部24は、低周波信号c4と入力音信号a1とに基づいて低域強調信号e1を生成する。低域強調信号e1は、入力音信号a1の低域周波数成分が強調された信号である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出することと、
前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成することと、
前記低周波信号と前記入力音信号とに基づいて、前記入力音信号の低域周波数成分が強調された低域強調信号を生成することと、を含む、
低音強調方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記非調波楽器音成分は、打楽器音成分を含む、
請求項1に記載の低音強調方法。
【請求項3】
前記入力音信号から、前記非調波楽器信号を抽出することは、
前記入力音信号から前記非調波楽器音成分の周波数帯域よりも高域周波数成分を低減させた第1低音信号を生成し、
前記第1低音信号から、前記非調波楽器信号を抽出することを含む、
請求項1に記載の低音強調方法。
【請求項4】
前記非調波楽器信号に基づいて前記低周波信号を生成することは、
前記非調波楽器信号から前記非調波楽器音成分の周波数帯域よりも高域周波数成分を低減させた第2低音信号を生成し、
前記第2低音信号から、前記低周波信号を生成することを含む、
請求項1に記載の低音強調方法。
【請求項5】
前記低域強調信号を生成することは、
前記入力音信号に基づいて前記低周波信号を生成するまでの時間だけ、前記入力音信号を遅延した遅延音信号を生成し、
前記遅延音信号と前記低周波信号とを加算することにより、前記低域強調信号を生成することを含む、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の低音強調方法。
【請求項6】
調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出する抽出部と、
前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成する第1生成部と、
前記低周波信号と前記入力音信号とに基づいて、前記入力音信号の低域周波数成分が強調された低域強調信号を生成する第2生成部と、を備える、
低音強調装置。
【請求項7】
調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出する抽出部と、
前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成する生成部と、
少なくとも前記低周波信号を含む出力音信号を、座席を振動させるアクチュエータに出力する出力部と、を備える、
低音強調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、低音強調方法及び低音強調装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
音響システムにおいて、入力された音信号の低音域を強調して再生する装置が知られている。例えば、特許文献1には、ローパスフィルタにより入力信号から低域成分を抽出し、抽出された低域成分の1/2の周波数の超低域成分を生成し、超低域成分と低域成分とを加算し、さらに、超低域成分と低域成分とが加算された成分と、入力信号とを加算することにより、低域が強調された出力信号を得る低音強調再生装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-67628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の低音強調再生装置では、超低域成分を元の音に加算した場合、調波楽器が発生する音及び持続音の歪が大きく感じられるという課題がある。
【0005】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、調波楽器が発生する音及び持続音の歪の発生を抑制しながら、低域が強調された信号を生成する低音強調方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示のひとつの態様に係る低音強調方法は、調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出することと、前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成することと、前記低周波信号と前記入力音信号とに基づいて、前記入力音信号の低域周波数成分が強調された低域強調信号を生成することと、を含む。
【0007】
本開示のひとつの態様に係る低音強調装置は、調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出する抽出部と、前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成する第1生成部と、前記低周波信号と前記入力音信号とに基づいて、前記入力音信号の低域周波数成分が強調された低域強調信号を生成する第2生成部と、を備える。
【0008】
本開示のひとつの態様に係る低音強調装置は、調波楽器音成分と、前記調波楽器音成分以外の成分である非調波楽器音成分とを含む入力音信号から、前記非調波楽器音成分を示す非調波楽器信号を抽出する抽出部と、前記非調波楽器信号に基づいて、前記非調波楽器信号の基本波成分の周波数の1/N(Nは2以上の整数)の周波数を有する低周波信号を生成する生成部と、少なくとも前記低周波信号を含む出力音信号を、座席を振動させるアクチュエータに出力する出力部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る低音強調装置を含む音響システムの一例を示す構成図である。
図1の抽出部の機能を示すブロック図である。
調波楽器音成分を有するスペクトログラムの一例を示す図である。
打楽器音成分を有するスペクトログラムの一例を示す図である。
図1の生成部の機能を示すブロック図である。
第2低音信号の一例を示す図である。
波形の折り返しを説明するための図である。
低域打楽器信号の一例を示す図である。
第3低音信号の一例を示す図である。
第1変形例に係る低音強調装置を含む音響システムの一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A:第1実施形態
A1:低音強調装置の構成
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ヤマハ株式会社
電子楽器
18日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2日前
ヤマハ株式会社
警告音発生装置
14日前
ヤマハ株式会社
シンバルワッシャ
21日前
ヤマハ株式会社
ヘルムホルツ共鳴器
14日前
ヤマハ株式会社
検出システムおよび楽器
21日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法および情報処理システム
1か月前
ヤマハ株式会社
音響処理装置の制御方法および音響処理装置
14日前
ヤマハ株式会社
音処理方法、音処理装置、およびプログラム
18日前
ヤマハ株式会社
音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
23日前
ヤマハ株式会社
話者位置検出方法、話者位置検出装置、およびプログラム
今日
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
21日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
21日前
ヤマハ株式会社
音響機器設定方法、音響機器設定装置、およびプログラム
21日前
ヤマハ株式会社
音響情報処理方法、音響情報処理装置、およびプログラム
23日前
ヤマハ株式会社
パラメータ決定方法、パラメータ決定装置およびプログラム
29日前
ヤマハ株式会社
テキスト表示方法、テキスト表示装置およびテキスト表示プログラム
22日前
ヤマハ株式会社
音響処理方法および音響処理システム
8日前
ヤマハ株式会社
音信号処理方法および音信号処理装置
今日
ヤマハ株式会社
マスカ音調整方法およびマスカ音調整装置
1か月前
ヤマハ株式会社
操作位置出力装置、操作位置出力方法およびプログラム
14日前
ヤマハ株式会社
演奏評価システム、演奏評価方法および演奏評価プログラムを記憶した非一過性のコンピュータ読取可能な記録媒体
17日前
ヤマハ株式会社
ライブデータ配信方法、ライブデータ配信システム、ライブデータ配信装置、ライブデータ再生装置、およびライブデータ再生方法
16日前
個人
ハリセン
21日前
個人
管部材の製造方法
21日前
ヤマハ株式会社
ヘルムホルツ共鳴器
14日前
ブラザー工業株式会社
カラオケ装置
18日前
ヤマハ株式会社
電子楽器
18日前
ブラザー工業株式会社
カラオケ装置
18日前
セイコーエプソン株式会社
吸音ボード
8日前
日産自動車株式会社
防音構造体
8日前
ヤマハ株式会社
シンバルワッシャ
21日前
オンキヨー株式会社
音声認識システム、及び、音声認識方法
21日前
株式会社イノアックコーポレーション
遮音カバー
21日前
株式会社第一興商
カラオケ装置
14日前
株式会社エクシング
カラオケシステム、及び、カラオケ装置
21日前
続きを見る