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公開番号
2024170066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087025
出願日
2023-05-26
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62J
23/00 20060101AFI20241129BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】後部カバーに設けられた車体部品を前部カバーが前方から覆う必要がなく、前部カバーの形状自由度を向上すること。
【解決手段】ハンドルカバー31が、前側の前部カバー51と後側の後部カバー61と、を備える鞍乗り型車両において、後部カバー61に車体部品の一つであるカプラ73cが設けられ、後部カバー61には、カプラ73cの少なくとも一部を前方から覆う覆い部81が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ハンドルカバー(31)が、前側の前部カバー(51)と後側の後部カバー(61)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記後部カバー(61)に車体部品(73c,75c)が設けられ、
前記後部カバー(61)には、前記車体部品(73c,75c)の少なくとも一部を前方から覆う覆い部(81)が設けられている、
鞍乗り型車両。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記覆い部(81)は、前記後部カバー(61)に回動自在に取り付けられ、
前記車体部品(73c,75c)を覆う位置に回動自在である、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記覆い部(81)と前記後部カバー(61)との間には、板厚の薄い薄肉部(83s)が設けられ、前記薄肉部(83s)を基準にして前記覆い部(81)が回動自在である、
請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
車体正面視で、前記覆い部(81)は、前記ハンドルカバー(31)のハンドルバー(21b)よりも下方に位置する、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
車体側面視で、前記覆い部(81)の前端(81F)は、前記ハンドルバー(21b)の前方に設けられるブレーキレバー(42L,42R)よりも後方に位置する、
請求項4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記覆い部(81)は、前記後部カバー(61)の下縁に接続される
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記前部カバー(51)の下縁の少なくとも一部は、前記後部カバー(61)の下縁よりも上方に位置する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
前記車体部品(73c,75c)は、前記ハンドルカバー(31)に設けられるスイッチ(73,75)のカプラである
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項9】
前記前部カバー(61)の下縁よりも下方にブレーキ部品(43L,43R)の一部が位置する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項10】
前記覆い部(81)は、上方に開口する切り欠き部(81N)を有する、
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、ハンドルカバーを備え、ハンドルカバーが、ハンドルバー前方の前部カバーと、ハンドルバー後方の後部カバーとを備えた構成が知られている。後部カバーにはユーザーが操作するスイッチが設けられ、前部カバーは、後部カバーに設けられたスイッチを前方から覆っている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3813630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の構成は、前部カバーが後部カバーに設けられたスイッチを前方から覆うので、前部カバーの形状自由度が制約され、例えば、前部カバーを小型化することが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、後部カバーに設けられたスイッチ等の車体部品を前部カバーが前方から覆う必要がなく、前部カバーの形状自由度を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ハンドルカバーが、前側の前部カバーと後側の後部カバーと、を備える鞍乗り型車両において、前記後部カバーに車体部品が設けられ、前記後部カバーには、前記車体部品の少なくとも一部を前方から覆う覆い部が設けられている鞍乗り型車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
後部カバーに設けられた車体部品を前部カバーが前方から覆う必要がなく、前部カバーの形状自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
ハンドルカバーを周辺構成と共に左側方から示す図である。
ハンドルカバーを周辺構成と共に前方から示す図である。
ハンドルカバーを周辺構成と共に後方から示す図である。
後部カバーを前方から示す図である。
後部カバーを後方から示す図である。
図3の領域αを示す図である。
図3の領域βを示す図である。
覆い部を周辺構成と共に前方から示す図である。
覆い部を周辺構成と共に上方から示す図である。
回動後の覆い部を斜め下方から周辺構成と共に示す図である。
図8のδ-δ断面図である。
図5のγ方向から覆い部を示す図である。
他の実施形態に係る鞍乗り型車両のハンドルカバーを周辺構成と共に前方から示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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