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公開番号2024169847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086654
出願日2023-05-26
発明の名称液体吐出装置および推測方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20241129BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ワイピング処理の条件を最適化する手段を提供する。
【解決手段】プリンタ10は、印刷ヘッド34のノズル面33Aに当接して、印刷ヘッド34に対して相対的に移動するワイパ72と、コントローラ130と、を備える。コントローラ130は、ワイピング処理を実行してからの経過時間t、ワイパ速度V、力Fwipeに基づいて、ワイピング処理を実行したときにノズル面33Aにインク滴が残存するかを推測する推測処理を実行し、推測処理においてノズル面33Aにインク滴が残存すると推測したことに応じて、少なくとも経過時間t、ワイパ速度V、および力Fwipeのいずれかを変更する。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面にノズルが開口するヘッドと、
上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパと、
コントローラと、を備えており、
上記コントローラは、
上記ワイパが上記ノズル面に当接して上記ヘッドに対して相対的に移動するワイピング処理を実行してからの経過時間、上記ワイパが上記ヘッドに対して相対的に移動する移動速度、および上記ワイパが上記ノズル面に当接するときの押付圧を取得し、
上記経過時間、上記移動速度、および上記押付圧に基づいて、上記ワイピング処理を実行したときに上記ノズル面に液体が残存するかを推測する推測処理を実行し、
上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、少なくとも上記経過時間、上記移動速度、および上記押付圧のいずれかを変更する液体吐出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
上記コントローラは、
液体が残存すると推測したことに応じて、上記移動速度を最小速度に変更して、再度の上記推測処理を実行し、
再度の上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、上記押付圧を最大押付圧に変更して再々度の上記推測処理を実行し、
再々度の上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、上記経過時間を変更する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
上記推測処理は、さらに、上記ノズルが吐出する液体に関する液体情報、上記ワイパに関するワイパ情報、および上記ヘッドの環境に関する環境情報に基づくものである請求項1または2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
上記コントローラは、
上記推測処理において、
少なくとも、上記経過時間、上記液体情報、および上記環境情報に基づいて、上記ノズル面に付着した液体の蒸発率を決定し、
少なくとも、決定された上記蒸発率に基づいて、上記ノズル面に付着した液体の粘度を決定し、
少なくとも、決定された上記粘度、上記押付圧、および上記移動速度に基づいて、液体が残存するかを推測する請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
洗浄液を保持するウエットワイパをさらに備えており、
上記コントローラは、
少なくとも、決定された上記粘度に基づいて、上記液体が固まった状態であるかを決定し、
上記液体が固まった状態であると決定したことに基づいて、上記ウエットワイパを上記ノズル面に当接して上記ヘッドに対して相対的に移動するウエットワイピング処理を実行する請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
上記液体は、顔料および水溶性有機溶媒を含む水系インクである請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
上記液体は、樹脂微粒子をさらに含む請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
ヘッドのノズル面に付着した液体を、上記ノズル面に当接しつつ上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパによって拭き取るワイピング処理の推測方法であって、
上記ワイパが上記ノズル面に当接して上記ヘッドに対して相対的に移動するワイピング処理を実行してからの経過時間、上記ワイパが上記ヘッドに対して相対的に移動する移動速度、および上記ワイパが上記ノズル面に当接するときの押付圧に基づいて、上記ワイピング処理を実行したときに上記ノズル面に液体が残存するかを推測する推測方法。
【請求項9】
上記ヘッドが吐出する液体に関する液体情報、上記ワイパに関するワイパ情報、および上記ヘッドの環境に関する環境情報に基づいて、上記ワイピング処理を実行したときに上記ノズル面に液体が残存するかを推測する請求項8に記載の推測方法。
【請求項10】
少なくとも、上記経過時間、上記液体情報、および上記環境情報に基づいて、上記ノズル面に付着した上記液体の蒸発率を決定し、
少なくとも、決定された上記蒸発率に基づいて、上記ノズル面に付着した上記液体の粘度を決定し、
少なくとも、決定された上記粘度、上記押付圧、および上記移動速度に基づいて、上記ノズル面に上記液体が残存するかを推測する請求項9に記載の推測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル面の液体を払拭するワイパを備えた液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に係る画像形成装置では、ヘッドのノズルから最終吐出時に吐出されたインクのドットサイズと、最終吐出からの未吐出時間と、に基づいて、ノズルの乾燥度を求めて、ヘッドからインクの予備吐出が必要か否かを判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-94950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パージなどによりヘッドのノズル面に付着したインクは、ワイパによりワイピング処理によって拭き取られる。しかしながら、ノズル面に付着したインクから水分が蒸発するとインクの粘度や表面張力などが変化する。また、ノズル面に対するワイパの押付圧やワイパの移動速度もインクの拭き取りに影響し得る。このため、ワイピング処理の最適な条件が判断しにくいという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイピング処理の条件を最適化する手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係る液体吐出装置は、ノズル面にノズルが開口するヘッドと、上記ノズル面に当接して、上記ヘッドに対して相対的に移動するワイパと、コントローラと、を備える。上記コントローラは、上記ワイパが上記ノズル面に当接して上記ヘッドに対して相対的に移動するワイピング処理を実行してからの経過時間、上記ワイパが上記ヘッドに対して相対的に移動する移動速度、および上記ワイパが上記ノズル面に当接するときの押付圧を取得し、上記経過時間、上記移動速度、および上記押付圧に基づいて、上記ワイピング処理を実行したときに上記ノズル面に液体が残存するかを推測する推測処理を実行し、上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、少なくとも上記経過時間、上記移動速度、および上記押付圧のいずれかを変更する。
【0007】
上記液体吐出装置によれば、ワイピング処理の条件が最適化される。
【0008】
(2) 上記コントローラは、液体が残存すると推測したことに応じて、上記移動速度を最小速度に変更して、再度の上記推測処理を実行し、再度の上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、上記押付圧を最大押付圧に変更して再々度の上記推測処理を実行し、再々度の上記推測処理において液体が残存すると推測したことに応じて、上記経過時間を変更してもよい。
【0009】
ワイピング処理の頻度を少なくしつつワイピング処理の条件が最適化される。
【0010】
(3) 上記推測処理は、さらに、上記ノズルが吐出する液体に関する液体情報、上記ワイパに関するワイパ情報、および上記ヘッドの環境に関する環境情報に基づくものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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