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公開番号
2024169221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086508
出願日
2023-05-25
発明の名称
基板製造装置、並びに、基板製造方法
出願人
伊東電機株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20241128BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】より効率よく仕掛基板の加工を可能とした上で、設置場所の制約をできるだけ少なくした基板製造装置、並びに、そのような基板製造装置を使用した基板製造方法を提供する。
【解決手段】基板製造装置において、本体部と、第1搬送部と、第2搬送部と、第1昇降装置を有し、本体部は、外部から導入された仕掛基板を加工して基板を形成するものであり、第1搬送部から搬送用部材と共に仕掛基板が搬入され、第2搬送部に対して搬送用部材を搬出するものであり、本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第1搬送手段を有し、本体部及び第1昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、第1搬送部と第2搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、第1搬送手段と、第1搬送部と、第2搬送部と、第1昇降装置とを含む循環経路が形成される、構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、第1搬送部と、第2搬送部と、第1昇降装置を有し、
前記本体部は、外部から導入された仕掛基板を加工して基板を形成するものであり、前記第1搬送部から搬送用部材と共に前記仕掛基板が搬入され、前記第2搬送部に対して搬送用部材を搬出するものであり、
前記本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第1搬送手段を有し、
前記第1搬送部と前記第2搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、前記第1昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、前記第1搬送手段と、前記第1搬送部と、前記第2搬送部と、前記第1昇降装置とを含む循環経路が形成されている、基板製造装置。
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【請求項2】
第3搬送部と、第4搬送部と、第2昇降装置をさらに有し、
前記本体部は、前記第3搬送部から搬送用部材が搬入され、前記第4搬送部に対して前記基板と共に搬送用部材を搬出するものであり、
前記本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第2搬送手段を有し、
前記第3搬送部と前記第4搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、前記第2昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、前記第2搬送手段と、前記第3搬送部と、前記第4搬送部と、前記第2昇降装置とを含む循環経路が形成される、請求項1に記載の基板製造装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の基板製造装置によって前記基板を形成する基板製造方法であって、
前記第1搬送部と前記第2搬送部に前記仕掛基板と搬送用部材からなる組を規定数配置する事前準備工程と、
前記第1搬送部から前記本体部に前記仕掛基板及び搬送用部材を搬入する供給側搬入工程と、
前記本体部から前記第2搬送部に搬送用部材を搬出する供給側搬出工程と、を含み、
前記仕掛基板が載置されていない搬送用部材が前記第1搬送部及び前記第2搬送部に合計で規定数配置された状態となるまで、前記供給側搬入工程及び前記供給側搬出工程を実行する、基板製造方法。
【請求項4】
請求項2に記載の基板製造装置によって前記基板を形成する基板製造方法であって、
前記第1搬送部と前記第2搬送部に前記仕掛基板と搬送用部材からなる組を規定数配置し、且つ、前記第3搬送部と前記第4搬送部に搬送用部材を規定数配置する事前準備工程と、
前記第1搬送部から前記本体部に前記仕掛基板及び搬送用部材を搬入する供給側搬入工程と、
前記本体部から前記第2搬送部に搬送用部材を搬出する供給側搬出工程と、
前記第3搬送部から前記本体部に搬送用部材を搬入する受取側搬入工程と、
前記本体部から前記第4搬送部に前記基板及び搬送用部材を搬出する受取側搬出工程と、を含み、
前記仕掛基板が載置されていない搬送用部材が前記第1搬送部及び前記第2搬送部に合計で規定数配置された状態となるまで、前記供給側搬入工程及び前記供給側搬出工程を実行し、
前記基板と搬送用部材からなる組が前記第3搬送部及び前記第4搬送部に合計で規定数配置された状態となるまで、前記受取側搬入工程及び前記受取側搬出工程を実行する、基板製造方法。
【請求項5】
本体部と、第3搬送部と、第4搬送部と、第2昇降装置を有し、
前記本体部は、外部から導入された仕掛基板を加工して基板を形成するものであり、前記第3搬送部から搬送用部材が搬入され、前記第4搬送部に対して前記基板と共に搬送用部材を搬出するものであり、
前記本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第2搬送手段を有し、
前記第3搬送部と前記第4搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、前記第2昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、前記第2搬送手段と、前記第3搬送部と、前記第4搬送部と、前記第2昇降装置とを含む循環経路が形成される、基板製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を製造する基板製造装置に関する。また、そのような基板製造装置を用いた基板製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリント基板を加工して基板を製造する基板製造装置が広く知られている。
例えば、特許文献1には、加熱された薄膜材料をノズルヘッドから吐出し、プリント基板に薄膜を形成する基板製造装置が開示されている。また、特許文献2には、プリント基板と搬送する搬送部と、プリント基板に熱処理を行う加熱部と、加熱されたプリント基板を冷却する冷却部を有する実装基板の製造装置が開示されている。
さらに、これらの装置の他、導入されたプリント基板の表面に電子部品、電子デバイス等を接合して実装基板を形成する基板製造装置が知られている。
つまり、これらの基板製造装置は、導入された薄板状の仕掛基板を加工して目的となる基板を製造する装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-91076号公報
特開2021-126687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、基板製造装置を用いて目的となる基板を大量生産する場合、作業者は、基板の製造装置に対し、一つ一つ仕掛品を導入していく。また、基板の製造装置から外部に搬出される完成品(目的となる基板)を一つ一つ受け取っていく。
しかしながら、作業者が一つ一つ仕掛品を導入していく作業や、作業者が完成品を一つ一つ受け取っていく作業は、人が基板の製造装置の傍で長く作業する必要があり、より効率よく目的となる基板を製造可能な基板製造装置が求められていた。
【0005】
そこで、本発明者らは、仕掛品を一つ一つ導入していく供給用装置を有する構成とし、人が基板の製造装置の傍で長く作業しなくても多くの仕掛品を順次導入可能な基板の製造装置を考えた。しかしながら、この場合、供給用装置を設けることで製造装置全体の大きさが大きくなってしまい、設置場所に制約が生じてしまう。すなわち、基板の製造装置は、様々な場所で使用されるため、より小型化し、設置場所の制約を少なくする(設置場所に必要な面積を少なくする)ことが好ましい。
【0006】
そこで本発明は、より効率よく仕掛基板の加工を可能とした上で、設置場所の制約をできるだけ少なくした基板製造装置、並びに、そのような基板製造装置を使用した基板製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、本体部と、第1搬送部と、第2搬送部と、第1昇降装置を有し、前記本体部は、外部から導入された仕掛基板を加工して基板を形成するものであり、前記第1搬送部から搬送用部材と共に前記仕掛基板が搬入され、前記第2搬送部に対して搬送用部材を搬出するものであり、前記本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第1搬送手段を有し、前記第1搬送部と前記第2搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、前記第1昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、前記第1搬送手段と、前記第1搬送部と、前記第2搬送部と、前記第1昇降装置とを含む循環経路が形成されている、基板製造装置である。
【0008】
本様相によると、複数の仕掛基板のそれぞれを搬送用部材と共に第1搬送部及び第2搬送部の上に配置できる。そして、仕掛基板及び搬送用部材を循環経路で搬送し、複数の仕掛基板を本体部に順次搬入していくことができる。そして、仕掛基板を本体部へ搬入する際に使用した複数の搬送用部材を循環経路上に順次回収することができる。
つまり、複数の仕掛基板と搬送用部材の組を第1搬送部及び第2搬送部の上に配置して装置を稼働させることで、複数の仕掛基板の本体部への搬入と、それぞれの仕掛基板の搬送に使用する搬送用部材の回収とが自動で実行される。このことから、作業者は、複数の仕掛基板と搬送用部材の組を配置して装置を稼働させた後、装置の傍を離れて別の作業を行うことができる。したがって、より効率よく仕掛基板の加工(基板の製造)が可能となる。
また、第1搬送部と第2搬送部とを少なくとも一部上下方向で重なるように配して循環経路を形成することで、第1搬送部と第2搬送部のそれぞれを設置場所の床面上に配するような構造と比べ、設置場所として必要な面積を少なくすることができる。
【0009】
好ましくは、第3搬送部と、第4搬送部と、第2昇降装置をさらに有し、前記本体部は、前記第3搬送部から搬送用部材が搬入され、前記第4搬送部に対して前記基板と共に搬送用部材を搬出するものであり、前記本体部は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送する第2搬送手段を有し、前記第3搬送部と前記第4搬送部は、少なくとも一部が上下方向で重なるように配されており、前記第2昇降装置は、搬送用部材を上下方向成分を含む方向に搬送可能であって、前記第2搬送手段と、前記第3搬送部と、前記第4搬送部と、前記第2昇降装置とを含む循環経路が形成される。
【0010】
係る様相によると、仕掛基板を加工して形成される基板を回収するとき、複数の基板を搬送用部材と共に循環経路上に順次配置していくことで、複数の基板を自動で回収することが可能となる。このことから、作業者が装置の傍を離れていても複数の基板の回収が可能となり、より効率よく仕掛基板の加工(基板の製造)が可能となる。
また、第3搬送部と第4搬送部とを少なくとも一部上下方向で重なるように配して循環経路を形成することで、第3搬送部と第4搬送部のそれぞれを設置場所の床面上に配するような構造と比べ、設置場所として必要な面積を少なくすることができる。
つまり、第1搬送部を含む循環経路と、第3搬送部を含む循環経路をいずれも設置場所として必要な面積を少なくすることで、基板製造装置が2つの循環経路を有する構成としても、必要以上に広い設置場所を要さないものとすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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