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公開番号
2025001499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023101123
出願日
2023-06-20
発明の名称
倉庫装置
出願人
伊東電機株式会社
代理人
個人
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20241225BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 待機電流を抑制し、年間の電気消費量を抑制することができる倉庫装置を提供する。
【解決手段】 倉庫装置の収容エリアの区画が、搬送路を形成する多数のゾーン部材を有し、ゾーン部材の少なくともいくつかは待機電流が通電される待機状態と、待機電流が通電されない休止状態があり、各収容物が収容されている区画を記憶する収容位置記憶手段と、取り出すべき収容物の情報を入力する入力手段とを備え、各区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態としておき、前記入力手段で入力された収容物が収容されている収容区画を特定し、当該収容区画に属する前記ゾーン部材を待機状態とし、その後、必要な前記ゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させ、その後に前記収容区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態にする倉庫装置である。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
収容された収容物の中から特定の収容物を排出部に移動させて取り出すことができる倉庫装置であって、
搬送路を形成する多数のゾーン部材を有し、前記ゾーン部材は、収容物を少なくとも一方向に送り出すことができる搬送機能を備え、隣接するゾーン部材に収容物を受け渡すことによって収容物を移動させるものであり、
ゾーン部材の少なくともいくつかは待機電流が通電される待機状態と、待機電流が通電されない休止状態があり、
各収容物の収容位置を記憶する収容位置記憶手段と、取り出すべき収容物の情報を入力する入力手段と、収容物の搬出経路を演算する搬出経路演算手段とを備え、
各ゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態としておき、前記入力手段で入力された収容物の搬出経路を搬出経路演算手段で演算し、前記搬出経路に属する前記ゾーン部材を待機状態とし、その後、必要な前記ゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させ、その後に各ゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態にすることを特徴とする倉庫装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
収容された収容物の中から特定の収容物を排出部に移動させて取り出すことができる倉庫装置であって、
収容物を収容する収容エリアがあり、当該収容エリアは複数の区画に分かれており、
前記区画は、搬送路を形成する多数のゾーン部材を有し、前記ゾーン部材は、収容物を少なくとも一方向に送り出すことができる搬送機能を備え、隣接するゾーン部材に収容物を受け渡すことによって収容物を移動させるものであり、
ゾーン部材の少なくともいくつかは待機電流が通電される待機状態と、待機電流が通電されない休止状態があり、
各収容物が収容されている区画を記憶する収容位置記憶手段と、取り出すべき収容物の情報を入力する入力手段とを備え、
各区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態としておき、前記入力手段で入力された収容物が収容されている収容区画を特定し、当該収容区画に属する前記ゾーン部材を待機状態とし、その後、必要な前記ゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させ、その後に前記収容区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態にすることを特徴とする倉庫装置。
【請求項3】
前記ゾーン部材が平面状に配置されており、前記ゾーン部材には収容物を一方から受け入れて反対方向及び受け入れ方向に送り出すことができる単方向ゾーン部材と、収容物を一方から受け入れて左右の方向に送り出すことができる多方向ゾーン部材があり、特定の前記ゾーン部材が選択されて搬出経路が構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の倉庫装置。
【請求項4】
前記ゾーン部材が平面状に配置されており、前記ゾーン部材には収容物を一方から受け入れて反対方向及び受け入れ方向に送り出すことができる単方向ゾーン部材と、収容物を一方から受け入れて左右の方向に送り出すことができる多方向ゾーン部材があり、複数の単方向ゾーン部材がいずれも送り出し方向を揃えて直列的に並べられて収容物を一方方向に移動させるように配列された正方向搬送路と、複数の単方向ゾーン部材がいずれも送り出し方向を揃えて直列的に並べられて収容物を前記とは逆方向に移動させるように配列された逆方向搬送路を有し、前記正方向搬送路と逆方向搬送路が前記多方向ゾーン部材を介して接続されて環状搬送路が構成されており、
前記環状搬送路で収容物を周回させ、要求された収容物を前記多方向ゾーン部材を経由して前記環状搬送路から離脱させ、排出部に搬送することを特徴とする請求項1又は2に記載の倉庫装置。
【請求項5】
排出部を複数有することを特徴とする請求項1又は2に記載の倉庫装置。
【請求項6】
前記ゾーン部材は収容物を順に移動させる複数のローラ又は/及びチェーンのうち少なくともひとつをそれぞれ個別に駆動する複数のモータと、
前記各区画ごとに設けられ、対応する前記区画に前記収容物が存在するとき収容物検出信号を生成する複数の収容物検出手段と、
前記各モータに流れる電流の合計値を検出し、この合計値が予め定めた基準電流値を超えたとき、電流超過検出信号を生成する電流検出手段と、
前記各収容物検出手段と、前記電流検出手段とに接続され、前記電流超過検出信号が生成されている状態において、前記各収容物のうち先頭の収容物及び二番目の収容物が存在する区画のモータを含む複数のモータのみに、合計電流値の最大値が予め定めた許容電流値となる各電流を割り当てる制御手段とを、具備することを特徴とする請求項2に記載の倉庫装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容物を自動的に出し入れする機能を備えた倉庫装置に関するものであり、特に待機電力を抑制することができ、省エネルギーに寄与する倉庫装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
収容物を任意に出し入れすることができる倉庫装置が知られている。
この種の倉庫装置は、内部に搬送装置が張り巡らされており、任意の位置にある収容物を取り出して排出部に搬送する。
従来技術の倉庫装置は、いつでも収容物を排出できるように、搬送装置が待機モードになっている。そして所定の指令があると、直ちに搬送装置を駆動して収容物を搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-33556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の倉庫装置は、搬送装置が待機モードとなっている。待機モードでは、搬送装置が直ちに駆動できるように、待機電流が供給されている。
待機電流は、駆動時の電流に比べるとはるかに少ない。
しかしながら、大型の倉庫装置では内蔵されている搬送装置の数が膨大であり、待機電流といえども全体の電流は大きい。また、倉庫装置で使用する最大電流(ピーク電流)が大きいと受電設備に不具合をきたす。
本発明は、この点に注目し、待機電流を抑制し、年間の電気消費量を抑制することができ、最大電流(ピーク電流)を下げることができる倉庫装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するための態様は、収容された収容物の中から特定の収容物を排出部に移動させて取り出すことができる倉庫装置であって、搬送路を形成する多数のゾーン部材を有し、前記ゾーン部材は、収容物を少なくとも一方向に送り出すことができる搬送機能を備え、隣接するゾーン部材に収容物を受け渡すことによって収容物を移動させるものであり、ゾーン部材の少なくともいくつかは待機電流が通電される待機状態と、待機電流が通電されない休止状態があり、各収容物の収容位置を記憶する収容位置記憶手段と、取り出すべき収容物の情報を入力する入力手段と、収容物の搬出経路を演算する搬出経路演算手段とを備え、各ゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態としておき、前記入力手段で入力された収容物の搬出経路を搬出経路演算手段で演算し、前記搬出経路に属する前記ゾーン部材を待機状態とし、その後、必要な前記ゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させ、その後に各ゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態にすることを特徴とする倉庫装置である。
【0006】
本態様の倉庫装置は、複数のゾーン部材を有している。ゾーン部材の動作状況には、待機状態と、休止状態と、駆動状態がある。待機状態は、直ちに駆動できる状態であり、ゾーン部材に待機電流が通電されている状態である。休止状態は、ゾーン部材に待機電流が通電されていない状態である。
本態様の倉庫装置では、通常時においては、各ゾーン部材が休止状態で待機している。
そして、入力手段に排出すべき収容物の情報が入力されると、収容物の搬出経路を搬出経路演算手段が演算する。そして搬出経路に属するゾーン部材を待機状態とする。その後、必要なゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させる。
本態様の倉庫装置では、ゾーン部材が休止状態で待機するので、待機電流が流れず、電機消費量が少ない。
【0007】
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、収容された収容物の中から特定の収容物を排出部に移動させて取り出すことができる倉庫装置であって、収容物を収容する収容エリアがあり、当該収容エリアは複数の区画に分かれており、前記区画は、搬送路を形成する多数のゾーン部材を有し、前記ゾーン部材は、収容物を少なくとも一方向に送り出すことができる搬送機能を備え、隣接するゾーン部材に収容物を受け渡すことによって収容物を移動させるものであり、ゾーン部材の少なくともいくつかは待機電流が通電される待機状態と、待機電流が通電されない休止状態があり、各収容物が収容されている区画を記憶する収容位置記憶手段と、取り出すべき収容物の情報を入力する入力手段とを備え、各区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態としておき、前記入力手段で入力された収容物が収容されている収容区画を特定し、当該収容区画に属する前記ゾーン部材を待機状態とし、その後、必要な前記ゾーン部材を駆動して必要な排出部に移動させ、その後に前記収容区画に属するゾーン部材の少なくともいずれかを休止状態にすることを特徴とする倉庫装置である。
【0008】
本態様の倉庫装置は、収容物を収容する収容エリアがあり、当該収容エリアは複数の区画に分かれている。本態様の倉庫装置では取り出すべき収容物が収容されている区画だけを待機状態とする。その後、必要なゾーン部材を駆動状態にして必要な排出部に移動させる。
本態様の倉庫装置では、ゾーン部材が休止状態で待機するので、待機電流が流れず、電機消費量が少ない。
【0009】
上記した態様において、前記ゾーン部材が平面状に配置されており、前記ゾーン部材には収容物を一方から受け入れて反対方向及び受け入れ方向に送り出すことができる単方向ゾーン部材と、収容物を一方から受け入れて左右の方向に送り出すことができる多方向ゾーン部材があり、特定の前記ゾーン部材が選択されて搬出経路が構成されることが望ましい。
【0010】
上記した各態様において、前記ゾーン部材が平面状に配置されており、前記ゾーン部材には収容物を一方から受け入れて反対方向及び受け入れ方向にのみ送り出すことができる単方向ゾーン部材と、収容物を一方から受け入れて左右の方向に送り出すことができる多方向ゾーン部材があり、複数の単方向ゾーン部材がいずれも送り出し方向を揃えて直列的に並べられて収容物を一方方向に移動させるように配列された正方向搬送路と、複数の単方向ゾーン部材がいずれも送り出し方向を揃えて直列的に並べられて収容物を前記とは逆方向に移動させるように配列された逆方向搬送路を有し、前記正方向搬送路と逆方向搬送路が前記多方向ゾーン部材を介して接続されて環状搬送路が構成されており、前記環状搬送路で収容物を周回させ、要求された収容物を前記多方向ゾーン部材を経由して前記環状搬送路から離脱させ、排出部に搬送することが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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