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公開番号
2024169014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086182
出願日
2023-05-25
発明の名称
ブロックの搬送据付
出願人
丸栄コンクリート工業株式会社
代理人
個人
主分類
B66C
23/46 20060101AFI20241128BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】 ブロックの搬送据付装置の走行、停止に必要となる空間を狭くする。
【解決手段】 搬送据付装置Dは、前後方向から見て門型状にし、ブロックBの据付位置の後側に前向きに配置する。ブロックを積載した貨物自動車Cは、搬送据付装置の後側になる荷下ろし位置に前向き又は後向きに配置する。門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を股いて進み、貨物自動車上のブロックを持ち上げる持上げ位置に停止し、ブロックを持ち上げる。そして、前進し、貨物自動車を股いて進み、ブロックを据付位置に降ろす位置に停止し、ブロックを据付位置に降ろす。その後、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を跨いて進み、持上げ位置に戻る。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ブロックを敷き並べるため、貨物自動車上のブロックを、持ち上げて搬送し、据付位置に降ろす自走式の搬送据付装置において、
車輪を備えた車輪駆動部は、左右に並列して間隔を置いて配置し、
左右の車輪駆動部は、それぞれ、柱を立てて取り付け、
左右の柱は、梁を掛け渡たして取り付け、
左右の柱と梁で左右の車輪駆動部を連結し、前後方向から見て門型状にし、
また、左右の車輪駆動部は、それぞれ、アームを取り付け、アームの前端を昇降させる駆動装置を備え、
左右のアームの前端は、連結保持具を掛け渡して取り付け、
連結保持具は、下側にブロックを連結して保持する構成にし、
左側の車輪駆動部、左側の柱と右側の車輪駆動部、右側の柱との間を貨物自動車の幅より広くし、上昇端の連結保持具下側に連結保持したブロックと車輪の接地面との間を貨物自動車の高さより広くし、貨物自動車を股いて走行可能な構成にしていることを特徴とするブロックの搬送据付装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
アームは、後端を車輪駆動部に回転可能に取り付け、前端を昇降可能にし、
アームと車輪駆動部との間にシリンダ装置を掛け渡して取り付け、シリンダ装置の伸縮作動でアームの前端を昇降させる構成にしていることを特徴とする請求項1に記載のブロックの搬送据付装置。
【請求項3】
アームは、枢軸を左右方向に貫通して取り付け、枢軸に連結保持具の上部を取り付け、連結保持具の下部を前後方向に回動可能にしていることを特徴とする請求項1に記載のブロックの搬送据付装置。
【請求項4】
連結保持具下側に連結して保持したブロックの姿勢を制御する姿勢制御機構を設け、
姿勢制御機構は、連結保持具とアームとの間にシリンダ装置を掛け渡して取り付け、シリンダ装置の伸縮作動で連結保持具下側のブロックを水平姿勢、前傾姿勢又は後傾姿勢にする構成にしていることを特徴とする請求項3に記載のブロックの搬送据付装置。
【請求項5】
連結保持具下側に連結して保持したブロックの左右方向位置を調節する位置調節機構を設け、
位置調節機構は、枢軸と連結保持具をアームに対して左右動可能にし、アームにシリンダ装置を左右方向に沿って取り付け、
シリンダ装置は、ロッドを枢軸に連結し、シリンダ装置の右行き作動で連結保持具下側のブロックを右方に移動し、シリンダ装置の左行き作動で連結保持具下側のブロックを左方に移動する構成にしていることを特徴とする請求項3又は4に記載のブロックの搬送据付装置。
【請求項6】
貨物自動車に積載のブロックを、自走式の搬送据付装置で持ち上げて搬送し、据付位置に降ろして据付け、このような搬送据付作業を繰り返してブロックを敷き並べる搬送据付方法において、
自走式の搬送据付装置は、前後方向から見て門型状にし、ブロックを敷き並べる帯状の据付場所を前進、後進可能にして、据付位置の後側に前向きに配置し、
貨物自動車は、搬送据付装置の後側の荷下ろし位置に前向き又は後向きに配置し、
門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を股いて進み、貨物自動車上のブロックを持ち上げる位置、持上げ位置に停止し、貨物自動車上のブロックを持ち上げ、
ブロックを持ち上げた搬送据付装置は、前進し、貨物自動車を股いて通過し、据付位置にブロックを降ろす位置、降ろし位置に停止し、ブロックを据付位置に降し、
ブロックを降した搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を跨いて進み、持上げ位置に戻ることを特徴とするブロックの搬送据付方法。
【請求項7】
ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合、据付位置の後側であって搬送据付装置の前側に回転テーブルを設置し、
搬送据付装置は、持ち上げたブロックを回転テーブルに降ろし、
回転テーブルは、ブロックを回転してブロックの向きを変え、
搬送据付装置は、向きを変えたブロックを回転テーブルから持ち上げ、回転テーブルを跨いて前進することを特徴とする請求項6に記載のブロックの搬送据付方法。
【請求項8】
ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合、搬送据付装置は、ブロックを貨物自動車上から据付位置に搬送する間に向きを変えることを特徴とする請求項6に記載のブロックの搬送据付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックを敷き並べるため、貨物自動車上のブロックを、持ち上げて搬送し、ブロックの据付位置に降ろす搬送据付技術に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)
【背景技術】
【0002】
床版やスラブのような平板状のブロックを敷き並べる場合、自走式の搬送据付装置は、ブロックを積載して来た貨物自動車の側面、横に向かって停止する。その横付け状態で貨物自動車上のブロックを持ち上げる。そして、搬送据付装置は、持ち上げ状態のブロックをブロックの据付位置の上空に搬送し、据付位置に降ろす。その後、搬送据付装置は、ブロックを据付位置に残して、貨物自動車の横に戻る。このような搬送据付作業を繰り返してブロックを敷き並べる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6697106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[課 題]
上記のような搬送据付作業を行う場合、ブロックを敷き並べる帯状の据付場所の付近に、搬送据付装置や貨物自動車が走行したり停止したりする空間、特に搬送据付装置を貨物自動車に横付けさせる空間がないときがある。そのような狭い場所では、搬送据付作業は困難になる。
また、このような搬送据付作業に必要な装置や機器は、大掛かりなものであると、それらを据付場所に運び込む作業や据付場所での取り扱う作業は容易ではない。
【0005】
[構 想]
ブロックの搬送据付に当たって、自走式の搬送据付装置は、帯状の据付場所を前進、後進可能にし、ブロックの据付位置の後側に前向きに配置する。貨物自動車は、ブロックを積載した状態で、搬送据付装置の後側になる位置、荷下ろし位置に前向き又は後向きに配置する。
自走式の搬送据付装置は、前後方向から見て門型状にする。門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を股いて進み、貨物自動車上のブロックを持ち上げる位置、持上げ位置に停止し、ブロックを持ち上げる。
門型状の搬送据付装置は、ブロックを持ち上げた状態で、前進し、貨物自動車を股いて進み、ブロックを据付位置に降ろす位置、降ろし位置に停止し、ブロックを据付位置に降ろす。その後、門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を跨いて進み、持上げ位置に戻る。
すると、門型状の搬送据付装置は、持上げ位置と降ろし位置の間を前後進するだけになる。ブロックの持上げは、貨物自動車を跨いたような状態、覆い被さったような状態で行うことになる。搬送据付装置の走行、停止に必要とする空間は狭くて済む。必要とする装置や機器は、門型状の自走式搬送据付装置だけになる。
なお、ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合には、貨物自動車上のブロックを据付位置に降ろすまでにブロックの向きを変えることになる。例えば、ブロックを回転して向きを変える回転テーブルを用いる。
【0006】
[具体例]
1)ブロックの搬送据付装置
自走式の搬送据付装置は、車輪を備えた車輪駆動部を左右に間隔を置いて配置する。左右の車輪駆動部は、それぞれ、柱を立てて取り付ける。左右の柱は、梁を掛け渡して取り付ける。左右の柱と梁で左右の車輪駆動部を連結する。前後方向から見て門型状にする。
また、左右の車輪駆動部は、それぞれ、アームを取り付け、アームの前端を昇降させる駆動装置を備える。左右のアームの前端は、連結保持具を左右方向に掛け渡して取り付ける。連結保持具は、下側にブロックを連結して保持する構成にする。即ち、ブロックを持ち上げる構成にする。
そして、左側の車輪駆動部、左側の柱と右側の車輪駆動部、右側の柱との間は、貨物自動車の幅より広くする。車輪の接地面と上昇端の連結保持具下側のブロックとの間は、貨物自動車の高さより広くする。搬送据付装置は、貨物自動車を股いて走行可能な門型状にする。
【0007】
2)ブロックの搬送据付方法
門型状の搬送据付装置は、ブロックの据付位置の後側に前向きに配置し、その後側に貨物自動車を前向き又は後向きに配置する。その位置を貨物自動車の荷下ろし位置にする。
門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を股いて進み、貨物自動車に積載のブロックを持ち上げる位置、持上げ位置に停止し、ブロックを持ち上げる。
そして、門型状の搬送据付装置は、ブロックを持ち上げた状態で、前進し、貨物自動車を股いて進み、降ろし位置に停止し、ブロックを据付位置に降ろす。その後、搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を跨いて進み、持上げ位置に戻る。
【0008】
3)ブロックの向き変え
貨物自動車に積載されたブロック、例えば長方形状の平板のブロックは、その長手方向が前後方向になっていることがある。そして、そのブロックは、据付位置で長手方向を左右方向にして据え付けることになっていることがある。即ち、ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合がある。このような場合には、貨物自動車上のブロックを据付位置に降ろすまでの間にブロックを回転して長手方向を左右方向にする向き変えを行う。
ブロックの向き変えをするときは、据付位置の後側で搬送据付装置の前側に回転テーブルを設置する。ブロックを一旦回転テーブルに載せて回転し、縦長から横長に向きを変える。そして、横長のブロックを持ち上げて搬送する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1.ブロックを敷き並べるため、貨物自動車上のブロックを、持ち上げて搬送し、据付位置に降ろす自走式の搬送据付装置において、
車輪を備えた車輪駆動部は、左右に並列して間隔を置いて配置し、
左右の車輪駆動部は、それぞれ、柱を立てて取り付け、
左右の柱は、梁を掛け渡たして取り付け、
左右の柱と梁で左右の車輪駆動部を連結し、前後方向から見て門型状にし、
また、左右の車輪駆動部は、それぞれ、アームを取り付け、アームの前端を昇降させる駆動装置を備え、
左右のアームの前端は、連結保持具を掛け渡して取り付け、
連結保持具は、下側にブロックを連結して保持する構成にし、
左側の車輪駆動部、左側の柱と右側の車輪駆動部、右側の柱との間を貨物自動車の幅より広くし、上昇端の連結保持具下側に連結保持したブロックと車輪の接地面との間を貨物自動車の高さより広くし、貨物自動車を股いて走行可能な構成にしていることを特徴とするブロックの搬送据付装置。
2.上記1の搬送据付装置において、
アームは、後端を車輪駆動部に回転可能に取り付け、前端を昇降可能にし、
アームと車輪駆動部との間にシリンダ装置を掛け渡して取り付け、シリンダ装置の伸縮作動でアームの前端を昇降させる構成にしていることを特徴とする。
3.上記1の搬送据付装置において、
アームは、枢軸を左右方向に貫通して取り付け、枢軸に連結保持具の上部を取り付け、連結保持具の下部を前後方向に回動可能にしていることを特徴とする。
4.上記3の搬送据付装置において、
連結保持具下側に連結して保持したブロックの姿勢を制御する姿勢制御機構を設け、
姿勢制御機構は、連結保持具とアームとの間にシリンダ装置を掛け渡して取り付け、シリンダ装置の伸縮作動で連結保持具下側のブロックを水平姿勢、前傾姿勢又は後傾姿勢にする構成にしていることを特徴とする。
5.上記3又は4の搬送据付装置において、
連結保持具下側に連結して保持したブロックの左右方向位置を調節する位置調節機構を設け、
位置調節機構は、枢軸と連結保持具をアームに対して左右動可能にし、アームにシリンダ装置を左右方向に沿って取り付け、
シリンダ装置は、ロッドを枢軸に連結し、シリンダ装置の右行き作動で連結保持具下側のブロックを右方に移動し、シリンダ装置の左行き作動で連結保持具下側のブロックを左方に移動する構成にしていることを特徴とする。
6.貨物自動車に積載のブロックを、自走式の搬送据付装置で持ち上げて搬送し、据付位置に降ろして据付け、このような搬送据付作業を繰り返してブロックを敷き並べる搬送据付方法において、
自走式の搬送据付装置は、前後方向から見て門型状にし、ブロックを敷き並べる帯状の据付場所を前進、後進可能にして、据付位置の後側に前向きに配置し、
貨物自動車は、搬送据付装置の後側の荷下ろし位置に前向き又は後向きに配置し、
門型状の搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を股いて進み、貨物自動車上のブロックを持ち上げる位置、持上げ位置に停止し、貨物自動車上のブロックを持ち上げ、
ブロックを持ち上げた搬送据付装置は、前進し、貨物自動車を股いて通過し、据付位置にブロックを降ろす位置、降ろし位置に停止し、ブロックを据付位置に降し、
ブロックを降した搬送据付装置は、後進し、荷下ろし位置の貨物自動車を跨いて進み、持上げ位置に戻ることを特徴とするブロックの搬送据付方法。
7.上記6の搬送据付方法において、
ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合、据付位置の後側であって搬送据付装置の前側に回転テーブルを設置し、
搬送据付装置は、持ち上げたブロックを回転テーブルに降ろし、
回転テーブルは、ブロックを回転してブロックの向きを変え、
搬送据付装置は、向きを変えたブロックを回転テーブルから持ち上げ、回転テーブルを跨いて前進することを特徴とする。
8.上記6の搬送据付方法において、
ブロックの向きが貨物自動車上と据付位置で異なる場合、搬送据付装置は、ブロックを貨物自動車上から据付位置に搬送する間に向きを変えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
門型状の搬送据付装置は、ブロックの持上げ位置と降ろし位置の間を前後進し、貨物自動車を股いて走行する。そして、貨物自動車に覆い被さるような体勢で貨物自動車上のブロックを持ち上げる。搬送据付装置や貨物自動車が走行したり停止したりする空間が少なくて済む。狭い場所でも、搬送据付作業は困難にならない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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