TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024168591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085410
出願日2023-05-24
発明の名称車両用前照灯
出願人市光工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F21S 41/26 20180101AFI20241128BHJP(照明)
要約【課題】個々の光源の光によるパターンが左右方向につながった状態の照射パターンを適切に形成する。
【解決手段】車両用前照灯は、左右方向に配置された複数の光源と、複数の光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、光源側レンズの前方に配置され、光源側レンズから出射された光を車両前方に照射する投影レンズとを備え、投影レンズは、光源側レンズからの光を入射する投影側入射面を有し、横断面視において、投影側入射面が車両前方に向けて凹状に湾曲した形状を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右方向に配置された複数の光源と、
複数の前記光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、
前記光源側レンズの前方に配置され、前記光源側レンズから出射された前記光を車両前方に照射する投影レンズと
を備え、
前記投影レンズは、前記光源側レンズからの光を入射する投影側入射面を有し、横断面視において、前記投影側入射面が前記車両前方に向けて凹状に湾曲した形状を有する
車両用前照灯。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記投影レンズは、当該投影レンズの基準焦点が複数の前記光源よりも車両後方側に位置するように前記投影側入射面が形成される
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記光源側レンズは、前記光源からの光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光を前方に出射する出射面とを有し、
前記入射面は、横断面視において、左右方向に延びる直線状であり、
前記出射面は、横断面視において、前記光源に対応して左右方向に並んで配置され前方に向けて凸状に湾曲した形状を有し、
前記光源側レンズは、左右方向の中央部から両端部にかけて前記出射面が徐々に前方に位置するように設けられる
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記光源側レンズは、縦断面視において、前記入射面が前記光源側に向けて凸状に湾曲した形状を有する
請求項3に記載の車両用前照灯。
【請求項5】
前記光源として、上下方向が長手の矩形状の半導体レーザが用いられる
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項6】
前記光源として、矩形状のLEDが用いられる
請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項7】
複数の前記光源のうちの1つは、前記投影レンズの光軸上に配置される
請求項1に記載の車両用前照灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
LED等の複数の素子を個別に制御して車両前方にADB配光パターンを形成する車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/043663号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両用前照灯では、投影レンズの入射面がフラットであるため、車両前方にADB配光パターンを形成する際、左右方向の両端側の光源からの光によるパターンが左右方向の外側に離れる傾向となる。このため、ADB配光パターン全体が左右方向に連続的につながりにくくなる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、個々の光源の光によるパターンが左右方向につながった状態の照射パターンを適切に形成することが可能な車両用前照灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用前照灯は、左右方向に配置された複数の光源と、複数の前記光源の前方に配置され、光を前方に出射する光源側レンズと、前記光源側レンズの前方に配置され、前記光源側レンズから出射された前記光を車両前方に照射する投影レンズとを備え、前記投影レンズは、前記光源側レンズからの光を入射する投影側入射面を有し、横断面視において、前記投影側入射面が前記車両前方に向けて凹状に湾曲した形状を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、個々の光源の光によるパターンが左右方向につながった状態の照射パターンを適切に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を模式的に示す図である。
図2は、本実施形態に係る車両用前照灯の一例を示す断面図(横断面図)である。
図3は、光源側レンズの一例を示す断面図(横断面図)である。
図4は、光源側レンズの一例を示す断面図(縦断面図)である。
図5は、本実施形態に係る車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図6は、本実施形態に係る車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る車両用前照灯の動作の一例を示す図である。
図8は、車両用前照灯による照射パターンの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
以下の説明において、前後、上下、左右の各方向は、車両用前照灯が車両に搭載された車両搭載状態における方向であって、運転席から車両の進行方向を見た場合における方向を示す。なお、本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行であり、左右方向は水平方向であるとする。また、本実施形態において、正面側及び背面側の各方向は、例えば車両に搭載された状態(車両搭載状態)における方向であるとする。例えば、車両の前部(フロント)に搭載された状態では、前方が正面方向(正面側)であり、後方が背面方向(背面側)である。また、車両の左右方向の中央側を車両内側と表記し、車両の左右方向の側部側を車両外側と表記する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

市光工業株式会社
車両用前照灯
20日前