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公開番号
2025088599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203388
出願日
2023-11-30
発明の名称
車両用前照灯装置
出願人
市光工業株式会社
代理人
IAT弁理士法人
主分類
B60Q
1/14 20060101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約
【課題】この発明は、夜間運転時において、ドライバーに与える疲労を軽減することができる車両用前照灯装置を提供することにある。
【解決手段】この発明は、ハイビーム配光パターンHPを車両の前方に照射する左側ランプユニット2L、右側ランプユニット2Rと、制御装置3と、を備える。制御装置3は、車載カメラ装置4において得られた遮光範囲A1のデータに基づいて、左側ランプユニット2L、右側ランプユニット2Rを制御して、ハイビーム配光パターンHPの中において、遮光範囲A1を形成すると共に、遮光範囲A1の全周囲の4辺に明暗徐変範囲A2を形成する。この結果、この発明は、夜間運転時において、ドライバーに与える疲労を軽減することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
配光可変型の車両用前照灯装置であって、
ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射するランプユニットと、
前記車両に搭載されている検出装置において得られた情報に基づいて、前記ランプユニットを制御して、前記ハイビーム配光パターンの中において、遮光範囲を形成すると共に、前記遮光範囲に隣接する照射範囲の少なくとも一部分に明暗徐変範囲を形成する制御装置と、
を備える、
ことを特徴とする車両用前照灯装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記車両に搭載されている情報部からドライバーの疲労度に関する情報が入力され、前記ドライバーの疲労度に関する情報が閾値以上と判断されると、前記明暗徐変範囲の幅を増大させる制御信号を前記ランプユニットに出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
【請求項3】
前記ドライバーの疲労度に関する情報は、前記情報部において得られた車両情報のうち、走行時間または走行距離の少なくともいずれか一方であり、
前記制御装置は、前記情報部から前記閾値以上の前記走行時間または前記走行距離の少なくともいずれか一方の値が入力されると、前記明暗徐変範囲の前記幅を増大させる制御信号を前記ランプユニットに出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記情報部から前記車両の環境情報を得て、得られた前記環境情報が悪天候に係る情報の場合に前記閾値を下げる、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯装置。
【請求項5】
前記ドライバーの疲労度に関する情報は、前記情報部において得られた車両情報のうち、走行時間または走行距離の少なくともいずれか一方であり、
前記制御装置は、前記情報部から前記車両の前記環境情報を得て、得られた前記環境情報が悪天候に係る情報の場合に前記閾値を下げる、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯装置。
【請求項6】
前記制御装置は、対向車が進行する側の前記明暗徐変範囲の幅を他の側の前記明暗徐変範囲の幅よりも増大させる制御信号を、前記ランプユニットに出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記明暗徐変範囲の明るさの徐変形態を、直線的形態、曲線的形態、あるいは、段階的形態のうち少なくとも1つの形態とする制御信号を、前記ランプユニットに出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記明暗徐変範囲の幅を前記遮光範囲の広狭に伴って増減する制御信号を、前記ランプユニットに出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記検出装置から入力された前記情報に基づいて、前記遮光範囲と前記明暗徐変範囲とを設定する設定部と、
前記設定部において設定された前記遮光範囲と前記明暗徐変範囲とに基づいて、前記ランプユニットの発光光量を調整する光量調整部と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、配光可変型の車両用前照灯装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
配光可変型の車両用前照灯装置としては、たとえば、下記の特許文献1、特許文献2に示すものがある。以下、特許文献1の車両用前照灯、特許文献2の前照灯制御装置について説明する。
【0003】
特許文献1の車両用前照灯は、ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射し、車載カメラが対向車や先行車などの対象物を検出すると、対象物の範囲を遮光する遮光範囲を、ハイビーム配光パターンの中に形成する。これにより、特許文献1の車両用前照灯は、対象物のドライバーなどにグレアを与えない。
【0004】
また、特許文献2の前照灯制御装置は、運転者状態判定装置によって漫然運転状態が判定された際に、先行車判定装置によって先行車の存在が判定されると、先行車に対応する照射領域を減光し、かつ、先行車との間の車間距離が所定値以上である時、先行車に対応する照射領域の周辺領域の上方のハイビーム領域を増光する。これにより、特許文献2の前照灯制御装置は、運転者に適度な集中度をもって運転させることを促すことができる。なお、特許文献2の前照灯制御装置において、先行車との間の車間距離が所定値以上である時、先行車に対応する照射領域(特許文献2の「図4」中の符号「R3(RA)」「R4(RA)」参照)の周辺領域(同様に、符号「R1」「R2」「R5」「R6」参照)の上方のハイビーム領域(同様に、符号「U1(RB)」「U2(RB)」「U5(RB)」「U6(RB)」参照)は、増光されるが、先行車に対応する照射領域の上方の領域は、光が照射されていない非照射領域(同様に、「先行車」が図示されている領域)である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-89386号公報
特開2017-171161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の車両用前照灯は、ハイビーム配光パターンの中に遮光範囲を形成するものであるから、ハイビーム配光パターンの中の光が遮られている遮光範囲と光が遮られていないとの境界において、明暗差が大きい。しかも、特許文献1の車両用前照灯は、対象物の移動に伴って遮光範囲もハイビーム配光パターンの中で変化し、また、対象物が複数あると、遮光範囲も複数個存在する。このため、特許文献1の車両用前照灯は、夜間運転時において、ドライバーに疲労を与える状況下にある。
【0007】
また、特許文献2の前照灯制御装置は、先行車との間の車間距離が所定値以上である時、先行車に対応する照射領域の周辺領域の上方のハイビーム領域が増光されるものであるから、増光されるハイビーム領域と光が照射されていない非照射領域との境界において、明暗差が大きい。このため、特許文献2の前照灯制御装置は、前記の特許文献1の車両用前照灯と同様に、夜間運転時において、ドライバーに疲労を与える状況下にある。
【0008】
この発明が解決しようとする課題は、夜間運転時において、ドライバーに与える疲労を軽減することができる車両用前照灯装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の第1の観点の車両用前照灯装置は、前記の課題を解決するため、配光可変型の車両用前照灯装置であって、ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射するランプユニットと、前記車両に搭載されている検出装置において得られた情報に基づいて、前記ランプユニットを制御して、前記ハイビーム配光パターンの中において、遮光範囲を形成すると共に、前記遮光範囲に隣接する照射範囲の少なくとも一部分に明暗徐変範囲を形成する制御装置と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】
この発明の車両用前照灯装置において、前記制御装置は、前記車両に搭載されている情報部からドライバーの疲労度に関する情報が入力され、前記ドライバーの疲労度に関する情報が閾値以上と判断されると、前記明暗徐変範囲の幅を増大させる制御信号を前記ランプユニットに出力する、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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