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公開番号
2024167509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083625
出願日
2023-05-22
発明の名称
重合性組成物、イオン交換樹脂、イオン交換膜、膜電極接合体、及び水素製造装置
出願人
株式会社トクヤマ
代理人
主分類
C08F
212/14 20060101AFI20241127BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】硬化体を効率的に製造可能な重合性組成物と、重合性組成物の硬化体を含むイオン交換樹脂、イオン交換膜、膜電極接合体、及び水素製造装置とを提供する。
【解決手段】一側面によると、重合性組成物が提供される。重合性組成物は、式(I)に表される第4級アンモニウム塩と、重合性単量体と、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレングリコールと、特定の構造を有する窒素含有化合物(N,N-ジメチルプロピレン尿素など)とを含む。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(I)に表される第4級アンモニウム塩と、
重合性単量体と、
炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレングリコールと、
下記式(II)に表される窒素含有化合物と、
を含む重合性組成物:
JPEG
2024167509000012.jpg
45
58
上記式(I)において、
R
1
は、炭素数2以上5以下のアルケニル基であり、
R
2
は、炭素数1以上10以下のアルキレン基であり、
R
3
、R
4
、及びR
5
は、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシ基であり、
X
-
は、陰イオンであり、
JPEG
2024167509000013.jpg
28
53
上記式(II)において、
R
10
は、炭素数1以上4以下のアルキル基であり、
R
11
は、炭素数1以上4以下のアルキル基であり、
R
12
は、水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のアルキル基を置換基として有する第2級アミノ基、又は、炭素数1以上3以下のアルキル基を置換基として有する第3級アミノ基であり、
R
11
及びR
12
は、互いに結合して複素環を形成してもよく、
R
10
、R
11
、及びR
12
の合計炭素数は、3以上7以下である。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記式(I)に表される第4級アンモニウム塩の濃度は、5質量%以上95質量%以下である、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項3】
前記式(II)に表される窒素含有化合物の濃度は、1質量%以上10質量%以下である、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項4】
前記アルキレングリコールの濃度は、1質量%以上50質量%以下である、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項5】
前記重合性単量体の濃度は、1質量%以上50質量%以下である、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項6】
前記第4級アンモニウム塩は、(ビニルベンジル)トリメチルアンモニウム・クロリド、( (ビニルベンジル)トリメチルアンモニウム・トリフラート、(ビニルベンジル)トリメチルアンモニウム・ビストリフルオロメタンスルホニルイミドからなる群より選択される少なくとも1種の塩を含む、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項7】
前記式(II)に表される窒素含有化合物は、N,N-ジメチルプロピレン尿素、1-メチル-2-ピロリドン、N-メチル-2-ピペリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジエチルホルムアミド、N,N-ジエチルアセトアミド、及びテトラメチルウレアからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項8】
前記式(II)に表される窒素含有化合物の引火点は、60℃以上である、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項9】
前記重合性単量体は、ジビニルベンゼン、1,2―ビス(4-ビニルフェニルエタン、トリビニルベンゼン、1,6―ビス(4-ビニルベンジルオキシ)ヘキサン、及びN,N-ジメチル-N-(4-ビニルベンジル)―4―(4-ビニルフェニル)ブタンー1-アンモニウムクロリドからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項10】
前記式(II)に表される窒素含有化合物の質量M1と前記アルキレングリコールの質量M2との比M1/M2は、0.03以上10以下である、請求項1に記載の重合性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合性組成物、イオン交換樹脂、イオン交換膜、膜電極接合体、及び水素製造装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
水素の製造方法として、水を電気分解して水素ガス及び酸素ガスを発生させる水電解法が研究されている。二酸化炭素の発生が抑制された方法で得られたエネルギーを電力として用いて製造された水素は、CO
2
フリー水素、若しくはグリーン水素と呼ばれ、化石燃料に代わる次世代のクリーンエネルギーとして期待されている。
【0003】
水電解法のうち、陰イオン交換膜(Anion Exchanege Membrane:AEM)を用いたAEM式水電解法は、触媒に高価な貴金属を用いる必要がなく、注目を集めている。AEM式水電解装置は、例えば、AEMと、AEMにより隔てられ、アノード及びカソードをそれぞれ具備した陽極室及び陰極室とを備えている。AEMは、例えば、多孔質基材に、イオン交換樹脂を充填させることにより得られる。イオン交換樹脂として、第4級アンモニウム基を有する樹脂を用いることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2022-502522号公報
国際公開2016/027595号公報
国際公開2011/125717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、硬化体を効率的に製造可能な重合性組成物と、重合性組成物の硬化体を含むイオン交換樹脂、イオン交換膜、膜電極接合体、及び水素製造装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一側面によると、重合性組成物が提供される。重合性組成物は、下記式(I)に表される第4級アンモニウム塩と、重合性単量体と、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレングリコールと、下記式(II)に表される窒素含有化合物とを含む。
【0007】
JPEG
2024167509000002.jpg
45
58
【0008】
上記式(I)において、R
1
は、炭素数2以上5以下のアルケニル基である。R
2
は、炭素数1以上10以下のアルキレン基である。R
3
、R
4
、及びR
5
は、それぞれ独立に、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数1以上4以下の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシ基である。X
-
は、陰イオンである。
【0009】
JPEG
2024167509000003.jpg
29
55
【0010】
上記式(II)において、R
10
は、炭素数1以上4以下のアルキル基である。R
11
は、炭素数1以上4以下のアルキル基である。R
12
は、水素原子、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のアルキル基を置換基として有する第2級アミノ基、又は、炭素数1以上3以下のアルキル基を置換基として有する第3級アミノ基である。R
11
及びR
12
は、互いに結合して複素環を形成してもよい。R
10
、R
11
、及びR
12
の合計炭素数は、3以上7以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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