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公開番号2024166682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082931
出願日2023-05-19
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類H04W 36/30 20090101AFI20241122BHJP(電気通信技術)
要約【課題】制御装置と搬送車との良好な通信状態の維持を図り易くすることができる物品搬送設備を実現する。
【解決手段】搬送車は、経路を移動しながら接続先のアクセスポイントを切り替えて、制御装置と通信可能な状態を維持するように構成されている。搬送車とアクセスポイントとの電波の通信強度が、予め定められた切替しきい値未満となった場合に、搬送車は、通信強度がより強い他のアクセスポイントに接続先を切り替える切替処理を行う。切替しきい値は、搬送車の移動条件に応じて異なる値に設定されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
規定の経路を移動して物品を搬送する搬送車と、
前記搬送車を制御する制御装置と、
それぞれが前記搬送車との間で無線通信を行う複数のアクセスポイントと、を備えた物品搬送設備であって、
前記搬送車は、前記経路を移動しながら接続先の前記アクセスポイントを切り替えて、前記制御装置と通信するように構成され、
前記搬送車と前記アクセスポイントとの電波の通信強度が、予め定められた切替しきい値未満となった場合に、前記搬送車は、前記通信強度がより強い他の前記アクセスポイントに接続先を切り替える切替処理を行い、
前記切替しきい値は、前記搬送車の移動条件に応じて異なる値に設定されている、物品搬送設備。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記経路には、第1エリアと第2エリアとが少なくとも設定され、
前記第2エリアは、前記第1エリアに比べて、前記搬送車の平均移動速度が高いエリアであり、
前記移動条件は、前記搬送車が前記第1エリアと前記第2エリアとの間を移動することであり、
前記第2エリアを移動中の前記搬送車の前記切替しきい値は、前記第1エリアを移動中の前記搬送車の前記切替しきい値よりも高い値に設定される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記移動条件は、前記搬送車の移動速度が変化することであり、
前記搬送車の移動速度が高くなることに応じて、前記切替しきい値が連続的又は段階的に高くなるように設定される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記搬送車は、さらに、予め定められた設定周期で前記切替処理を行うように構成され、
前記設定周期は、前記移動条件に応じて変更される、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、規定の経路を移動して物品を搬送する搬送車と、前記搬送車を制御する制御装置と、それぞれが前記搬送車との間で無線通信を行う複数のアクセスポイントと、を備えた物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2014-192577号公報(特許文献1)には、無線通信に関する発明が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示された符号は、特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1に記載された発明では、移動体としての携帯端末(2)に搭載された無線通信装置が、アクセスポイント(60)と無線通信を行う。この無線通信装置は、接続中のアクセスポイント(60)との無線通信における電波強度(X1)を検出する電波強度検出部(50)を備えており、電波強度(X1)がローミング閾値(Xth)を下回っているか否かの判定を、所定の時間間隔で行う。そして、電波強度(X1)がローミング閾値(Xth)を下回っていると判定されると、接続先のアクセスポイント(60)を切り替えるローミング処理が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-192577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような無線通信技術を、移動体としての搬送車と制御装置との無線通信がアクセスポイントを介して行われる物品搬送設備に適用することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された発明のように、電波強度がローミング閾値を下回っているか否かの判定を所定の時間間隔で行う場合には、搬送車の移動条件によっては、適切なタイミングでローミング処理を行うことができない場合がある。例えば、搬送車が高速で移動している場合には、それよりも低速で移動している場合に比べて、同じ時間で進む距離が長くなる。搬送車が高速で移動しているために、接続中のアクセスポイントとの距離が著しく長くなると、比較的通信強度の弱いアクセスポイントとの接続状態が維持されることがある。不適切なアクセスポイントとの接続状態が維持されることは、通信不良が生じる要因となり得る。
【0006】
上記実状に鑑みて、制御装置と搬送車との良好な通信状態の維持を図り易くすることができる物品搬送設備の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
規定の経路を移動して物品を搬送する搬送車と、
前記搬送車を制御する制御装置と、
それぞれが前記搬送車との間で無線通信を行う複数のアクセスポイントと、を備えた物品搬送設備であって、
前記搬送車は、前記経路を移動しながら接続先の前記アクセスポイントを切り替えて、前記制御装置と通信するように構成され、
前記搬送車と前記アクセスポイントとの電波の通信強度が、予め定められた切替しきい値未満となった場合に、前記搬送車は、前記通信強度がより強い他の前記アクセスポイントに接続先を切り替える切替処理を行い、
前記切替しきい値は、前記搬送車の移動条件に応じて異なる値に設定されている。
【0008】
本構成によれば、搬送車が切替処理(ローミング処理)を行うための基準となる切替しきい値が、搬送車の移動条件に応じて異なる値に設定されている。そのため、切替しきい値を、搬送車の移動条件に応じて設定することができる。従って、本構成によれば、制御装置と搬送車との良好な通信状態の維持を図り易くなる。
【0009】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
物品搬送設備の平面図
制御ブロック図
通信構成を示す概念図
アクセスポイントの切り替えの例を示す図
複数のエリアに区画された経路の例を示す図
エリア毎に設定された搬送車の平均移動速度と切替しきい値との関係を示す図
その他の実施形態における、複数のエリアに区画された経路を示す図
その他の実施形態における、搬送車の移動速度と切替しきい値との関係を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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